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NICHOLAS DALEYのトラウザーズ




こんにちは。
MANHOLEの河上です。

今年ももう終わりですね〜。
そろそろ来年仕込んでいるものの販売スケジュールとかも考えないとなあ、なんて思っているんですが。

なんか今は洋服を作る側も大変そうだし、お客さんをあまり煽りたくないんで来年もマイペースに行きます。



今日もNICHOLAS DALEYの紹介を。





一つ一つのアイテムにらしさを感じるNICHOLAS DALEY。
それが一番濃く伝わるのはトラウザーズだと思います。

キャラクターが強すぎて引っ張られてしまう物も多いのでオーダーする際に一番悩むアイテムでもあり、価格も日本の市場に中々馴染まないのでバリエーションを見せたくても難しいです。
僕らのような弱小個店だと特に。


なので、あえてキャラクターの濃い物をピックアップしてきました。
セレクトする側が売りづらい、合わせづらい、お店の提案に合わない云々で切り捨てた物も最終的に欲しいか欲しくないかを判断するのはお客さんなので、今回のようにイレギュラーな仕入れ方をする際はあまり難しいことを考えないようにしてます。




“NICHOLAS DALEY”
– FRONT CINCH TROUSERS – ¥95,000+TAX-




サイドフロントにシンチバックの付く股上の深い2プリーツのワイドテーパード。
シルエット、生地、ダブル巾、全てがボリューミーなので、このパンツは潔くブランドの提案に合わせてタックインしてバランスを取ったほうが良さそうです。

不自然なくらい生地が綺麗なので、着古した古着と適当に合わせるくらいがしっくりくるかもしれません。




パンツ類はいろんなブランドから仕入れたり古着でもたくさん買っているんですが、このバランスはNICHOLAS DALEYならでは。

生地はLOVATのビスポークファブリック。
ドライな質感のクラシカルツイード。



“NICHOLAS DALEY”
– FIVE POCKET JEAN – ¥67,000+TAX-



シンチバック付きのダブルニートラウザーズ。
シルエットはストレート。

パッと見ワイドに見えるんですが、ワタリがそこまで太く無いので履くとすっきりとした印象です。


International Gallery Beamsでしか取り扱いが無かった頃にこれの生地違いを買ったような。。。
今穿いたらまた違う合わせ方ができるような気がします。
こういうスタンダードな形の物はちょっと眠らせておくと、また新鮮な気持ちで取り入れることが出来るので一本持っていると手放せなかったり。




Brisbane Mossの異なる畝のコーデュロイを要所で切り替えています。
今は生地がピカピカに光っていますが、畝が潰れてくるともっとよくなりそうですね。



“NICHOLAS DALEY”
– TWO PLEAT TROUSERS – ¥73,000+TAX-




そして定番の2プリーツのワイドテーパード。
ウェストバンドが無く、ベルト位置も低いので大きめのウェストをベルトで絞り上げて穿くことで腰回りにボリュームが出ます。


MANHOLEでは今期モールスキンのタイプでオーダーしていました。




生地はMallalieus社のビスポークファブリック。
シェットランドウールをざっくりと織り上げた生地。
ネイビーに走るテラコッタのストライプ。





僕らがなんでNICHOLAS DALEYの洋服を提案したいかっていうと、単純にかっこいいと思うから。

「物の良さ」なんて洋服を作る側として当たり前に拘っているべき曖昧なものでは無くて、彼がかっこいいと思う物、彼の生まれ育った環境や、周りの友人達の魅力、そしてイギリス人である事。
彼自身が誇りに思っていること、それを自分が作る洋服を通して外に向けて発信する活動に対して協力がしたいから。

買い物をする時に「もの以外のもの」を楽しめるブランドって意外と少なかったりするんだよなあ。









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河上 尚哉