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” cantate ” – Fluffy Sweat Pants for MANHOLE –




MANHOLE 2020SS PREVIEW

” CLASS for MANHOLE “ – HIPPIE MODERNISM –

” ULTERIOR for MANHOLE “ – HONEYCOMB WAFFLE SWEATER –






こんにちは。
MANHOLEの河上です。

1月24日(金)から販売を開始する洋服の紹介をします。
このタイミングでリリースする別注は計3型。

1型は” CLASS for MANHOLE “ – HIPPIE MODERNISM – 。

そしてもう1型は” ULTERIOR for MANHOLE ” – HONEYCOMB WAFFLE COTTON/CASHMERE SWEATER –

今日紹介するのは” cantate ” – Fluffy Sweat Pants for MANHOLE – 。

今回はパターンから起こしてもらったMANHOLEオリジナルのモデル。
ちなみにサンプル元は中台の普段着兼パジャマ兼夜遊び用のスウェットパンツだったりします。





ボディに用いられるスウェット生地は吊り編み機で編んだ裏毛。
グレーはグレーでも、ちょっとベージュがかったオートミールっぽい色味のものが欲しかったので、糸色を指定して生地から作ってもらいました。

高速編み機:シンカーで編み立てられるスウェット裏毛と異なり、吊り編み機で編み立てられたこの生地は一時間に1mほどしか編めません。
その全く現代的でも合理的でも無い吊り編み機ですが、生地に編み込まれている糸が、表糸/中糸/裏糸全て同じ長さになるので、着て動いた際に糸のテンションが揃い、シンカーで編まれたものと比較すると2倍近い強度になります。

吊り編みで編まれたものは横方向のみでなく、縦方向にも伸びる為、もちもちとしています。

裏糸パイルには無撚糸を使用。
その櫛で梳いたふわふわとした風合いを肌に触れる面に置くことで、極上の肌触りを実現しています。



と、こんな生地説明を頭で理解するよりも、実際に着てみた方が早いです。
「なんでこのスウェットは持つとこんな弾力があって、着るとハチャメチャに気持ち良いのだろーか。」という疑問が浮かんでくるはずです。




ちなみにサンプル元にした中台のスウェットパンツは、特に古着として価値を認められたようなものでもなんでも無い、見る人から見たら単なる安物のゴミみたいなスウェット。

ただ、履いた時のシルエット、ポケットの位置、生地の雰囲気、ドローコードを絞った際の表情も含めて。
抜群にノリが良いのです。

古着のリバースウィーブのタイプは細長いし股下もモタつくしそもそも着心地が良く無い。
コットン100%くらいのボディの年代になると、シルエットが気に入ってもディテールに全く気が利いていないので使い物にならない。
かといって、新品で探し始めると気が利きすぎているし、うまくまとまっている感じがどうにも落ち着かない。



タグや年代などで判別される記号的な見方で選ぶのではなく、彼が見つけたこのスウェットパンツのように「なんかよくわかんないけど、気が利いてるし穿くとかっこいいな〜。」くらいの感じで、目の前の物をちゃんと見てあげることが本来の古着の楽しみ方なのでは無いでしょうか。

そんなこんなで履きたいな、と思うスウェットパンツを探すのは結構大変なので、潔く作ることに。
さて、誰に作ってもらおうか。。。と僕の中で白羽の矢がたったのはcantateデザイナー:松島さん。







松島さんに今回の別注の相談をするのは結構勇気が必要だったなあ。

なんせ「これ作ってください!」なんて言いながら自信満々に見せる元ネタはブート物の可能性すらあるレギュラー古着。

ホント、ジョーダンみたいな企画ですよ。。。




” cantate “
– Fluffy Sweat Pants for MANHOLE –
¥29,000+TAX-





あ、物はもちろん真面目に作ってもらってます。
僕らの想像を超える完璧な仕上がりに、思わず笑っちゃいました。

将来ビンテージになっちゃうかも。なんて。








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河上 尚哉