勝手に別注 #1
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
うちのお店のお取引先さまの一部の方には「なんか作りたい物あったら、作って売り場に並べていいですよ〜。紹介します。」なんて適当な事をたまに伝えたりするんですが、あまりに投げ槍すぎるせいか意外と誰も持って来てくれない。そりゃそうか。
僕らの持っているアイデアなんてそんな大したこと無いので、頼れる人には頼ってみたいんですけどね〜。
今日紹介するのはそんな僕らの投げ槍な感じにめげず、SADEのデザイナーさんが作って持って来てくれた洋服2型。
先日紹介したBL01と、SADEの2020SSのインラインにラインナップされるSH02のリネンバージョン。
リネンの生地はデザイナーさんがたまたま付属屋さんで見つけた80年代の国産の生地。
ネップや肉感含めて生地の雰囲気はすごく良いのですが、保管時に黄ばんでいる箇所が多く使える部分が少なかったそう。
シャツとブルゾンを作るくらいの生地分量は確保できたので、作ったようです。
インラインに用いられたウール生地よりも新品の状態だとハリがあるので、全然別物。
着込んで行くと柔らかくしなやかになってくるので、より風合いが良くなると思います。
どこのジャンルにもカテゴライズされない不思議なブルゾン。
中台のようにいつもの装いに適当に羽織ってください。
汚れも黄ばみも怖がらずに。
これが先日紹介したジャケットだったら、同じことは言えないですが。。。
綺麗に着るもの、適当に着られるものの区別を自分の中でしっかりとつければ、気持ちの折り合いはつくはずです。
リネンのレギュラーカラーシャツ/スリット8.5cmのスクエアカット。
ダーツなし/ウェストの絞りもそこまで効いておらず、裾はスクエアなので着丈の長さも気にならないと思います。
裾を出して着ても、タックインしても着られるようなシャツ。
そういう便利なものは大体中途半端になるのであまり好きじゃ無いのですが、ポイントの長いレギュラーカラー/エレガントな2ボタンカフスという割と便利じゃなさそうなデザインなので、そういう意味でも僕にとってはちょうど良いシャツです。
これくらいの色、襟の大きさのレギュラーカラーシャツが欲しくて、先日古着屋さんで探し回っていたのですが意外と無いんですね〜。
「無いかあ。。。」なんてうなだれてたら、翌日うちのお店で発見しました。
欲しい。
なんとなくですが、ジャケットに合わせるならシャツはこれくらいの色味の方が気分かもしれません。
カジュアルなお店にいると、反動でちょっと堅い格好したくなりますね。
今年の秋冬からもうちょっとジャケットを安定して提案できるようにしたいなあ。
僕にとって中台の買い付ける古着がそうだったりするんですが、やっぱり自分の感覚の外側から飛び込んでくるものは、気持ちがフィットした瞬間に自分の中で色々な方向に広がって行くから楽しいですね。
河上 尚哉