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本を読むこと




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こんにちは。
MANHOLEの河上です。

以前紹介したCLASS/cantate/ULTERIORの別注発売時にモデルをつとめてくれた佐藤コタローくんから、先日誕生日プレゼントをもらいました。




三島由紀夫の文庫本。

「河上さんは何がいいかなあ、って考えながら選びました。」だって。嬉しいですね。
帰ってすぐに読みました。

文庫を読むのも手にするのも久しぶり。
前はよく読んでたんですが、持ち歩くのも買いに行くのも面倒になっちゃったし、整理整頓も苦手。
最近はもっぱら電子書籍ばかり。

本屋さんに行って目につく本を適当に買って読んでみようかな、なんて気にさせてくれます。

コタローくん、ありがとう。





本をプレゼントされる2日前、総合出版社の方と飲んでいた際にこんなことを相談されました。


「最近、文庫って読みますか?なんでみんな文庫本を手に取らないんだろう、と常に考えています。 僕としてはみんなに文庫本を読む楽しさをもっと広げていきたいのです。」

結局その場ではふざけた回答しか出来なかったんですが、帰り道に一人で考えてみたところ。

僕が本から離れた一番の理由は、「自分にフィットする本を探す時間も、読む時間も、読み切る体力も無い」なんて自分自身に言い訳をしているからなのかなあ、なんて思いました。

事実、プレゼントされた本は嬉しさもあったせいかすぐに読めたし、何事もきっかけなのかもしれません。



昨日、ふと来てくれたお客さんに「文庫本とか今持ってる?」と聞いたら意外と持ってるもんですね。
折角なので紹介してもらいました。



麻生君が昨日来た時に持っていた文庫。

2,3ページくらいのエッセイの集合体。
作者の思っていることが自然に書かれてる感じが気に入ってるそうです。




麻生君と同じタイミングで来ていた昔からのお客さんが持っていた本。

「記号ってなんだろう?」という疑問を東浩紀と石田英敬が対談講義を通して紐解いていく内容。
新たな記号論が必要なのでは無いか、と考察しているそうです。

う〜ん、自分では絶対に手に取らないかも。面と向かって紹介されないと見流しちゃうかもしれません。




当たり前かもしれませんが、それぞれが持っている文庫/本にそれぞれのキャラクターを感じられて面白いです。

最近はお店の事ばかりで出かけることも少ないし、それを言い訳に何かを楽しむ機会も自分で削ってしまっているので、僕みたいな人間には今こそ本を読むことが必要なのかもしれないなあ、と感じられた数日間でした。


仲良くなったお客さんにランダムで読み終えた文庫や本を押し付ける、とか良いかも。

あまり明るい話題が少ないけど、こういうタイミングだからこそ気付けることもたくさんあるんですね。









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河上 尚哉