ビートニクとCity Lights Books
こんにちは。
MANHOLEの中台です。
どんなジャンルの話をしていても、そのうち出てくる”ビートニク”。
何不自由なく豊かに発展した、第二次世界大戦後のアメリカ。
そんな生活にどこか退屈を感じ、不満を抱き、自由を求めたジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズなどの作家・詩人たち。
彼らはBEAT GENERATIONと呼ばれ、様々な影響を及ぼします。
あのボブ・ディランも強く影響を受けた一人。
作品にも色濃く反映されています。
また、主な活動の一つであったポエトリー・リーディング。
これはラップの元祖じゃないですか?
聴いてみてください。
ビートの思想は、文明社会に囚われず、自由な発想で、いくつも別れている道を自ら選んでいくという事。
その思想はのちにヒッピームーブメントにも繋がっていくのですが、ここまでの流れだけでも詳細に書いていくと大変な事になるのでやめておきます。
とにかくビートは今日まで色々な事に影響を与え続けていることがよく分かります。
ジャック・ケルアックによるビートのバイブル”ON THE ROAD”。
ウィリアム・バロウズの”NAKED LUNCH”。
いずれも映画化されているし、世界観も伝わりやすくて内容も良いので気になる方はぜひ。
ここで忘れてはいけないのがサンフランシスコにあるCity Lights Bookstoreの存在。
アレン・ギンズバーグの傑作”HOWL”やケルアックの”ON THE ROAD”の版元としてビートの拠点ともなった本屋。
僕は数年前、古着の買付でサンフランシスコに行った際に寄ってきましたが、とても良い雰囲気でした。
先日、ensou.のデザイナー西川さんがお店に来てくれました。
「これ、自粛期間中に作ったんでよかったら」と渡されたのがジャケットとベレー。
どうやら家にあったバッグを解体して洋服にしてくれたらしいので、一点物。
なぜこのバッグを選んだのか、これは冒頭の説明の通りかなあと思います。
あまり多くを語ることはないけど、西川さんのルーツを少し感じることができました。
そして僕らとの共通点も。
ビートニク、今の時代だからこそ再考する価値のある思想なんじゃないかなあ。
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中台 竜郎
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