エモいパンツ
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
MANHOLEを立ち上げるか立ち上げないかくらいのタイミングで耳にした「エモい」という言葉。
初めて耳にするけどなんとなくの意味はわかる。
言葉って不思議ですね。
本日紹介するのはCLASSのパンツ。
の前に少し余談。
これは5年くらい前のCLASSのパンツ。
確か航空機のパイロット用のツナギをパンツにしたモデルだったと思う。
当時働いていたお店で、SIZE:1を2本だけオーダーしていた。
入荷後しばらくしても誰も触りもしなかったので、試しに穿いてみたらめちゃくちゃよかった。
すぐに買った。
それを見た中台も買って、店頭分が無くなった。
今だったら絶対にやらない非生産的行為だけど、同じパンツを穿いても全然違う印象になって、お互いにそれを楽しんでいた気がする。
中台はどうやら数年前に手放したみたい。
僕はまだ持っている。ここにも性格の違いが出る。
たくさん着て、たくさん洗濯したせいか、多分元の寸法よりもかなり縮んでいる。
特に縦に短くなった。
腰回りがキツく感じるのは僕が太ったせいじゃなく、横にも縮んだんだと思いたい。
WALDESの無骨なファスナー、大きいウェスト、深い股上、ハチャメチャなヒップ寸。
毎シーズン、CLASSがリリースするミリタリーリファレンスのパンツを見ると、僕はこのM426Aを思い出す。
そして、当時は出来なかった「お客さんに着て楽しんでもらう。」という目的の為に、オーダーをするようにしている。
50年代のイギリス軍のオーバーパンツに、アメリカ軍のパラレスキューパンツに装着されているアイコニックなポケットのスペックをそのまま合体させたトラウザース。
素材は、ガスボイル糸をシルケット加工せずに高密度に織り上げた80/2二重織の生地を使用。
素材本来の風合いや表面感が特徴的。
大きなウェストをベルトで絞り上げて穿くパンツ。
サイズが1だろうが2だろうが3だろうがあまり関係なさそうなので、MANHOLEではSIZE:2のみオーダー。
特に穿き方に正解も無いので、好きなように穿いてください。
二人で適当に穿いてみた。
同じパンツだけど、印象は違う。
歳はとったけど、二人ともあまり変わらないみたい。
そして、穿いたらこのパンツが欲しくなっているのもお互い変わらないようです。
冒頭のパンツ:M426Aは、クローゼットの中で眠ることになりそうなのでバイトの悠人にあげることにした。
彼が好き勝手着てくれることで、僕らにとっては過去の思い出にしかならないこのパンツに新しい可能性を見つけることが出来たら僕は嬉しい。
ちなみに同型で別生地のWOOL / PAPER GABERDINEもオーダーしていたけど、このタイプは悠人の友達が買っていってくれた。
内覧会でバタバタしてる最中の一瞬の出来事。良い値段なのに…若い子のパワーはすごい。
この2人の関係性を見ていると、僕と中台の昔を見ているようで不思議とエモい気持ちになる。
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河上 尚哉
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