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不器用風器用ニット





こんにちは。
MANHOLEの河上です。

昔から「おじさんくさい」と敬遠されるような服が好きでした。
薄っぺらい空っぽの自分を埋めてくれるのは「おじさんくさい生地」が持つおじさんの雰囲気だと無意識に感じていたのかもしれません。
着てる本人は全くそんなこと思っておらず、ちゃんとかっこいいと思ってました。
「おじさんくさい」「都会的」「時代感にあう」とか意識したことがなかったなあ。
今はカテゴライズしようと思えばなんとなく出来る気がします。刹那的すぎるからしないけど。

そんなおじさんくさいらしい洋服。
大体チクチクします。ゴワゴワもする。
大抵重い。軽い時は奇妙な軽さがある。カビ臭い。変な色が多い。毛玉すごい。
形もデカい。肩パッド入ってる。おじさんくさいらしい服を好きな僕が見てもおじさんくさい。

そう考えると僕はずっとおじさんくさいらしい洋服のおじさんくささと戦い、共存し、日々を過ごしていたのかもしれません。
結局おじさんくささとはなんなのかを理解しないまま、気付けば自分がおじさんになりました。
ちゃんと腹も出てきた。



” NICENESS “
– FRANCIS – ¥59,000+TAX-



NICENESSのクルーネックニット:FRANCIS。

ドライなタッチなのに、奥の方からしっとりとした温かみを感じる不思議な着心地。
フレンチメリノとシルクネップをブレンドした、フレンチメリノネップ糸で編み立てたNICENESS流のUSNクルーデッキセーター。

段違いの編み地やリブ長など。
オーセンティックな要素と同時に、NICENESSオリジナルの振り柄や袖口の編み始めに綿糸を使い強度を出しています。

度目を詰めて編み立てた立体感のあるシルエット。




色々と気が利いているけど、特別それを感じさせない。
不器用風器用ニット。

「風合いは好きなんだけど、着心地がな〜。」なんて理由で諦めていた方は、諦めきれない洋服になるはず。




ジャケットを合わせるニットでは無い気がする。
ブルゾンや軽やかなコートと合わせて欲しいです。

僕は今年の冬の寒さに全く期待していないので、CLASSのストールや、最近届いたFRANK LEDERのブランケットなどを羽織りたい。




今シーズンのFRANK LEDERのブランケットは、ネップ感の強い甘撚りのヘリンボーンのコンビ。僕が好きな生地感。

よくコーディネート説明で見かける「足し算引き算」のようなセオリーだと多分ネップ感の強いNICENESSのニットとは合わせないけど、僕は好きだからそんな事気にしない。

その場を上手く取り繕う器用さよりも、ずっと好きでい続ける不器用さの方が僕らには向いている気がする。




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河上 尚哉

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