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2020/03

03.25 / 03.26





明日、3月25日(水)と明後日、3月26日はお休みを頂きます。
イレギュラーな連休ですみません。

河上は釣りに行きたいと思ってます。
リフレッシュ休暇です。

中台もお出かけします。
リフレッシュできるといいね。


3月27日(金)より通常通り営業致します。





「まだ早いかなあ。」なんて出し渋っていた春夏物も、桜が咲いたので並べ始めました。

そろそろ洋服も本格的に紹介し始めようかなあ。





それではまた。








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河上 尚哉 / 中台 竜郎

靴の顔 #2



こんにちは。
MANHOLEの河上です。

昨日のBlogを帰りの電車で読み返すとほぼ思い出話メイン。
肝心のF.LLI Giacomettiの紹介をあまりしていない事に気付きました。

今日はリベンジの回。
ちゃんと紹介できるように頑張ります。




これは7,8年前に買ったALDENのタッセルローファー。
ホーウィン社のシェルコードバン。
アバディーンラスト。

自分の手元に残った唯一のオールデン。
タッセルローファーはある程度どんなシーンでも履けるので重宝してます。

ただアバディーンラストは僕の足の形に全く合わないようで、結構苦労しました。
買ってから眠らせる事なく適度に履いているのですが、メチャクチャ痛いし普通に立ってるだけなのに靴が笑ってしまう。

けど、なんか手放せない。というわけでこの靴は僕にとって「良い靴」なのです。




コードバンだからといって、別に過剰に大切にせずに普通に履いていました。
むしろこの靴が僕の靴磨きの練習台になってくれたような気がします。

履いている時に雨が降ろうと、コンクリートで擦れて傷が入ってもクリームを入れて毛を潰して磨いてしまえばピカピカ光ってくれる良い革です。

こんな風にわざと水をこぼしても心が痛まない。
なんて水をかける前は思っていたんですが、水をかけた瞬間になんかちょっと悲しくなりました。
・・・何はともあれ自分なりの手入れの仕方さえ覚えてしまえば、コードバンは本来扱いやすい革だと思っています。



ただ、コードバンは頑丈な革ではありません。
縦裂きには弱い繊細な革です。

日々のブラッシングと定期的な保湿をしてあげないと、僕のタッセルローファーのように裂けが生じてしまいます。




これは数年前にサンプルを買って、2年くらい前に中台に幾らかで譲ったMarmoladaのCULATTA CAVALLO ROVESCIO NERO。

昨日紹介したローファーと同じ革。


この靴を履いて戸隠にそばを食べに行った時に、そばだけ食べてすぐに帰ろうと思っていたのに何故か戸隠神社に参拝する流れに。
参拝していたら土砂降りの雨が降ってきて、結局びしょびしょに濡れた上に泥まみれになった事があるのですが、家に帰って乾かして磨いたらちゃんと綺麗になりました。

サンプルを買った為、元々裂け傷も何かを押し当てたような傷もあり「履いているとすぐにダメになっちゃうかもなあ。」と思いながら履いていたのですが、意外と大丈夫ですね〜。

中台もだいぶ履き込んでいたので、この前磨いてあげました。
履いた分だけ、手をかけた分だけ味が出る良い革です。



中台はとにかく靴を適当に履きまくるので、手入れのしがいがあります。
彼に繊細な革を買うのをオススメはしないようにしていますが、やっぱり靴は履き込んだ方がかっこいいですね〜。

こんな途中で革質が変化する革なんてどう手入れすれば良いのかわからなかったのですが、いつも通りやったらなんとかなりますね。





さて、本題。

「もうこの革が手に入らなくなってしまうタイミングで作っておいたんだけど、めちゃくちゃ上がりが良いんだよね〜。サイズも38から43まで一足ずつあるよ。」
と、代理店の方に見せてもらい、引き取ることになったこのローファー。


” F.LLI Giacometti “
– LUIGINO – [ CULATTA CAVALLO ROVESCIO NERO ]
¥104,000+TAX-




ローファーは特に合わせ方もないです。
今までの自分のバランスでまず試してみてください。
自分の中で違和感を覚えたらパンツの丈やシルエットを変えてみましょう。


革靴を履く上で大事なのは、難しいことを考えずにまずは買って履いてみることだと思います。

足の形は人それぞれ。
実際に履いてみて合うか合わないかも人それぞれ。
ストレスなく履ける靴のデザインが、気に入るか気に入らないかも人それぞれなのです。

僕らは靴を作れる訳でも無いし、革のプロフェッショナルでもありません。

自分たちが「かっこいいなあ。」と思えるものだけを紹介すること。
それを自分で実際に履いてみた感想を伝えること。
そして、ちゃんとフィッティングを見てあげることくらいしか出来ないからこそ、その最低限は最大限にやっていきたい。

この靴を「かっこいいなあ。」と共感してくださる誰かにとっての良い靴になれば、僕らは嬉しいです。





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河上 尚哉

靴の顔




こんにちは。
MANHOLEの河上です。

洋服屋に入りたての頃、店頭の革靴を「かっこいいなあ。」なんてベタベタ触りまくっていたら先輩からハチャメチャに怒られました。

『うるせえなあ。』 なんて思いながらなんで怒られてるのか理解せずに、とりあえず口先だけで「すみません。」と謝ったのを今でもたまに思い出して後悔します。




思えば怒られっぱなしだったなあ。
その当時は何故か「理不尽に怒られている。」なんて被害妄想を抱いていましたが、大体は自分が悪いんですよね。
自分に降り注ぐ不都合は大半が自分のせいだから自分で解決しないと、って考えると大分視界がクリアになりましたよ。



と、そんなに「全部自分が悪いんだ。。。」なんて考え続けると鬱になっちゃうんですが、周りに恵まれていたんでしょうか。

他人に注意した事や失敗を、絶対に自分でやらない人が多かったなあ。
中には他人に注意した事や失敗を、普通に自分でもやっちゃう人もいましたが、そういう場合は「こういう人にならないようにしよう。」なんて思えたので、そういう意味でも。



” F.LLI Giacometti “
– LUIGINO – [ CULATTA CAVALLO ROVESCIO NERO ]
¥104,000+TAX-




F.LLI Giacomettiのローファーが入ってきました。

今シーズンは先日まとめて紹介していたSANDALOしかオーダーしておらず、それを半年間かけて売っていくイメージだったのですが。。。
なんかもう無くなりそうなので、急遽仕入れておきました。

甲革は既に廃盤になった、CULATTA CAVALLO ROVESCIO。通称:つま先コードバン。
木型はジャコメッティの用いるローファー木型の一つ:LUIGINO。
先シーズン、甲革にエレファントレザーをあてたモデルと同一の木型です。
ハンドソーングッドイヤーウェルテッド。
ヒドゥンチャネルのレザーソール。





コードバン層を持っている馬革を用いて、トゥ部分にコードバンが位置されるように手裁断しています。
その為トゥからサドル部分まではコードバン、サドルからヒールにかけてリバーススエードに革質が変化します。

血筋や斑点がそのまま残されたトゥ部分のコードバン。
繊維質を潰し、鈍く光るリバーススエード。

トゥ部分だけ磨けば良い靴。
革と工場はイタリア。
デザインと合理性はアメリカ的発想。






7,8年前、買ったばかりのHeinrich Dinkelacker:Rioを履いて原宿にある老舗英国古着屋さんに寄った時に「良い靴を履いているね。雨に濡れて水が入ったり、日に焼けて色が変わるのが楽しみだ。」と言われました。

「最近はコードバンをひどくありがたがって履く人が多いけど、本来は磨けば簡単に光る合理的な革。そういう意味でもアメリカ人らしい革だよ。水に濡れてシミが出来ても磨けばなんとかなるし、コードバンの色ムラは手入れをすれば美しい。」


普通に履いていたら傷も入るし水にも濡れる。
僕が革靴を気負わずに適当に大切に履けるようになったのは、この言葉がきっかけだったかもしれません。





靴をベタベタ触っていてハチャメチャに怒られた日の翌日、ちょっと早めに出勤したら僕がベタベタ触っていた靴を丁寧に磨く先輩の姿が。

「お前がベタベタ触っていたのは靴の顔。お前も自分の顔をベタベタ触られたくないでしょう。お客さんはいいけど、店員がそれをやったらダメだよね。」

う〜ん、確かに。
そういえばF.LLI Giacometti代理店のWHEELIE代表:秋山さんはイタリアから靴が納品された際に自分で全て検品/必要であれば磨いてから出荷をしているそうです。


ふと入ったお店でかっこいいなあ。なんて感じられる物の多くは。
物がかっこいいだけではなく、そう思ってもらえるように維持している見えない誰かの努力の成果だったりします。




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河上 尚哉

勝手に別注 #1




こんにちは。
MANHOLEの河上です。

うちのお店のお取引先さまの一部の方には「なんか作りたい物あったら、作って売り場に並べていいですよ〜。紹介します。」なんて適当な事をたまに伝えたりするんですが、あまりに投げ槍すぎるせいか意外と誰も持って来てくれない。そりゃそうか。

僕らの持っているアイデアなんてそんな大したこと無いので、頼れる人には頼ってみたいんですけどね〜。





今日紹介するのはそんな僕らの投げ槍な感じにめげず、SADEのデザイナーさんが作って持って来てくれた洋服2型。

先日紹介したBL01と、SADEの2020SSのインラインにラインナップされるSH02のリネンバージョン。





リネンの生地はデザイナーさんがたまたま付属屋さんで見つけた80年代の国産の生地。

ネップや肉感含めて生地の雰囲気はすごく良いのですが、保管時に黄ばんでいる箇所が多く使える部分が少なかったそう。
シャツとブルゾンを作るくらいの生地分量は確保できたので、作ったようです。

インラインに用いられたウール生地よりも新品の状態だとハリがあるので、全然別物。
着込んで行くと柔らかくしなやかになってくるので、より風合いが良くなると思います。

どこのジャンルにもカテゴライズされない不思議なブルゾン。
中台のようにいつもの装いに適当に羽織ってください。

汚れも黄ばみも怖がらずに。
これが先日紹介したジャケットだったら、同じことは言えないですが。。。
綺麗に着るもの、適当に着られるものの区別を自分の中でしっかりとつければ、気持ちの折り合いはつくはずです。





リネンのレギュラーカラーシャツ/スリット8.5cmのスクエアカット。
ダーツなし/ウェストの絞りもそこまで効いておらず、裾はスクエアなので着丈の長さも気にならないと思います。


裾を出して着ても、タックインしても着られるようなシャツ。
そういう便利なものは大体中途半端になるのであまり好きじゃ無いのですが、ポイントの長いレギュラーカラー/エレガントな2ボタンカフスという割と便利じゃなさそうなデザインなので、そういう意味でも僕にとってはちょうど良いシャツです。

これくらいの色、襟の大きさのレギュラーカラーシャツが欲しくて、先日古着屋さんで探し回っていたのですが意外と無いんですね〜。
「無いかあ。。。」なんてうなだれてたら、翌日うちのお店で発見しました。
欲しい。





なんとなくですが、ジャケットに合わせるならシャツはこれくらいの色味の方が気分かもしれません。
カジュアルなお店にいると、反動でちょっと堅い格好したくなりますね。

今年の秋冬からもうちょっとジャケットを安定して提案できるようにしたいなあ。



” SADE “
– BL01 – ¥59,000+TAX-


” SADE “
– SH02 – ¥35,000+TAX-




僕にとって中台の買い付ける古着がそうだったりするんですが、やっぱり自分の感覚の外側から飛び込んでくるものは、気持ちがフィットした瞬間に自分の中で色々な方向に広がって行くから楽しいですね。






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河上 尚哉






03.18






こんにちは。
MANHOLEの河上です。

明日、3月18日(水)はお休みを頂きます。


河上は中台を社員にすべく社労士さんに会いに行きます。
ちなみに社労士さんも美人です。


中台は掃除 / 洗濯 / クリーニングに出すものがたくさん / 夜は麻婆豆腐を作るそうです。
家の事もしっかりとこなします。


3月19日(木)以降は通常通り営業致します。






古着たくさん入れ替えました。
そろそろまた海外買い付けに行きたいなあ。





今日はお飾りの社内規定を作るのでここらへんで。
それではまた。







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河上 尚哉 / 中台 竜郎