新人よしろう、初Blog
こんにちは。
はじめまして、バイトの石川です。
MANHOLEに立ち始めて1ヶ月ほど。
河上さんは僕のくだらない発言によく笑ってくださり、中台さんは僕のくだらなさを良く引き出してくれます。ありがたい。
ユウトくんは偉大な先輩として僕を律してくれるので非常に助かります。ありがとう。
自分で立ち上げ4年を過ごした会社を離れて2ヶ月が経ち、初めて”雇われる”事になったのですが、環境を変え、役割も変わったことで、自分自身の考え方・モノの見え方も変わった気がしていて楽しいです。




今日紹介するのはRANDYのPalm。
僕がMANHOLEで働き始めた時には既にRANDYの商品が並んでおらず、年始に少し持ってきました。
デザイナー:相川は、頭の中が整理できた後に洋服の説明してくれます。
AW20のシーズンコンセプトは「Sitges」。スペイン、バルセロナから少し離れた海辺の街。
相川が2019年11月にリサーチしに(タノシミに)行った冬のリゾート地:シッチェスで見た「建築」・「植物」などから着想したこのシーズン。
ハチャメチャにリサーチしたのか、カードの請求がすごいことになってました。
笑って許してあげることも僕の仕事です。
「Palm」は強い日差しを受けた植物の影からのインスピレーション。
ノータック、やや広めのウエストからまっすぐに落ちていくワイドパンツ。
角度のあるフラップ、裾のインパーテッドプリーツ。
股上が深く、生地が柔らかいのでストレスが少ないのも嬉しい。
インパーテッドプリーツは時々アイロンで伸ばしてあげると陰影をより感じられますが、
別に伸ばさないでだらっと着ても良い。
ふっくらとした生地:グレー・マーブルと、カルゼ織りのスーパーブラックでは、
シルエットの出方も気分も違って見えます。










このパンツは素材の異なるアイテムを上に持ってくることでより楽しめます。
スーパーブラックには、ガサガサ生地のタイトなレタードニットを。
軽さがあるグレーは、カチッと綺麗なジャケット。
マーブルの生地は、よく見ると青やオレンジが混ざっていて、デニムのカバーオールを着ると大人になれるかもしれません。

– Palm –
Black ¥48,000+TAX-
Marble / L.Grey ¥45,000+TAX-
AW20の展示会を行ったのは2020年3月。
僕は何組ものバイヤーさんに説明して、このパンツの新鮮さを忘れかけていた気がします。
あれから10ヶ月が立ち、環境が変わり、見え方の変わった僕には新しい発想を与えてくれる新鮮なパンツになりました。
RANDYだけでなく、多くのブランドは年に二回のコレクションを発表しています。
この流れ自体は、今のファッション業界の仕組みにおいては非常に合理的で良いと思います。
しかしシーズンや年月を超えて立ち戻ることは、洋服と向き合うためにはとても必要な行為です。
そうすることで、これまで見て来た洋服もこれから出会う洋服も、より新鮮に楽しめるのではないでしょうか。
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石川 義朗
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