サンダルはサンダル

FG330、木型:SANDALOを用いたダブルモンクストラップサンダル。
たくさん履いたし、たくさん紹介してきた。
でも何故か飽きが来ない。
「来年は一旦仕入れるのやめようかな。」と思っていても、気付いたらオーダーしている。
去年は夏を着地点に仕入れたんだけど何故か3月には売り切れた。
今年は欲しい時期に欲しい人に行き渡るように6月に仕入れてみた。
「納期遅れたら致命的だから、やめといた方がいいよ〜。」と、代理店の方には少しだけ止められたけど。
万が一残ったら来年また売り場に並べればいい。
靴なんていくらあっても邪魔じゃない。



さて、FG330。
ご覧の通りつま先がない、捨て寸がない。
普段よりもサイズをあげて履く必要がある。
普段通りのサイズで履くとトゥから足のつま先が飛び出る。
肝心なのは「どのサイズまであげて履くか。」なんだけど、これは紹介するお店や販売員によって異なると思う。
ノルベジェーゼ製法かマッケイ製法かでも若干変わる。
そして、何よりお客さんの足の形で変わってくる。
普段41〜41Hを彷徨ってる僕。
幅広甲高、足の指は長い。
この靴はマッケイだと42H/ノルベジェーゼだと43に落ち着いた。というか、乱暴な言い方をするとなんでもいい。
本格靴の作りをしているけど、サンダルはサンダル。
「サイズすらも適当に履ける」という気軽さが、僕らがこの靴に対して飽きを感じない理由なのかもしれない。

” F.LLI Giacometti “
– FG330 – [SANDALO] ¥86,900-(tax included)
甲革はフレンチカーフ。
ブレイク(マッケイ)製法/シングルのレザーソール。
たまに「Vibramのモデルは仕入れないんですか?」と問い合わせを頂きます。
どっちでもいいっちゃどっちでもいいんですが、こういうまじめな革はレザーソールの方が軽くて返りが良くておすすめ。何よりこの、華奢な感じがいいです。
エキゾチックレザーはVibram履かせるとおもちゃっぽくて可愛いから好きです。
来年は何を仕入れようかなあ。
河上 尚哉
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