ただ、着るだけですよ。

NICENESSのタンクトップ:JOHN.H。
昨年の夏に古着のシルクのワッフルを着て過ごしていたら、なんだか涼しいことに気付いたのが今回の企画の始まり。
秋くらいに郷さんのところに持って行って「こういう生地作って、タンクトップとカットソー作りましょうよ。」と、渡したところ「この古着のシルクのカットソーは洗われすぎたせいか。簡単に言うと、シルクではなくコットンに近くなってます。」と、伝えられました。
と、いうわけで今回のJOHN.Hはスビンコットン80%/シルク20%の混紡糸を使ったワッフル生地になりました。
色だけ打ち合わせ、形はお任せ。
「一応希望のバランスだけ把握しておきたいので、河上さんの私物のタンクトップもいくつか貸してください。」という連絡をもらっていたのをすっかり忘れて放置。
「色の希望もなんかあれば送ってください。」という連絡をもらっていたのもすっかり忘れて放置。
「ダブルネーム用のロゴデータ、送ってください。」という連絡をもらっていたのもすっかり忘れて放置。
その諸々の放置の末、今のタイミングで納品されました。
NICENESSのデザインチームや代理店:ELIGHTのチームが「納期、押していてすみません。。。生地の上りが遅くて。」と度々連絡をくれていたんだけど、その納期遅れの原因の一つには間違いなく僕が放置した期間も含まれていると思うので、僕はその連絡を貰うたびに複雑な気持ちになりました。
今度から、メールは見たつもりで終わらせず、ちゃんと内容までしっかり確認しようと思います。






さて、NICENESSのタンクトップ:JOHN.H。
サイドのフライスが特徴的なデザイン。
身幅に対してコンパクトな襟ぐり/アームホール。
ピタピタしたタンクトップも好きですが、緩いダルダルとしたタンクトップも好きな僕。
一度気に入ってしまえばなんでもいいんでしょう。
サンプルを渡された際に「サイズ振りますか?」と聞かれたのですが、フリーサイズで用意することにしました。
着る人によってサイズ感が変わります。
が、NICENESSの洋服からは「目の前の気になるものを黙って受け入れて、自分のバランスにどう馴染ませるかを自分で考える。」という古着的な要素も感じるのです。
カットソーに関しては今後、古着も新品も全部含めて。
「大きいとか小さいとか、(中途半端に無理がなければ)気にしなくてもいいじゃん。」というところまで、僕らはお客さんと一緒に持っていきたい。




写真からも伝わる通り、肌着のような生地ではありません。
自信のある方や暑さで全てを諦めた方は一枚でも着やすいと思います。
ただ、別にこのタンクトップは一枚で着てもらうことを目指したわけではなく、その時に着たいものをその時に着たいように合わせて欲しいと思いながら企画しました。
「タンクトップ、着ないんですよ〜。」という方でも、シャツやブルゾン、雰囲気によってはテーラード等を合わせてみて欲しい。
季節の移り変わりが曖昧な日本の気候では、別に春物夏物秋物冬物、どれとも合わせたっていいと思います。
本当に、まずは、ただ、着るだけ。

” NICENESS ” – JOHN.H –
Color : Natural , Purple haze
Size : Free
Price : ¥19,250- (tax included)
ショーツやタンクトップ等、夏の軽装は何故か敬遠しがちです。僕もそうでした。
僕の場合は何かを敬遠するその裏に。
色々な理由やこだわりがあったのですが、色々な理由やこだわりは時に、目の前のものへの諦め/思考停止するための自分への言い訳だったように、今、感じるのです。
「どう見られるか。」を気にせずに「どう見られたいか。」を、毎朝自分で考えて決めることが出来る点、僕らはそれが洋服の楽しいところだと考えています。
ショーツやタンクトップだけに限らず、今まで自分が避けていたもの。
それを改めて受け入れてみてほしい。
そうすることで今まで「どう見られたくないか。」を考えながら買ってきた洋服が、新しい顔を見せてくれるような気がします。
※ ” NICENESS ” – JOHN.H -は8月14日(土)から販売を開始します。
オンラインストアには同日正午に掲載予定です。
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