きっと、わからない
「細番手のファインウール糸を高密に織り上げたギャバジン生地を表面に使用し、裏面に透湿効果のあるナイロントリコットをボンディングしたハイブリットなオリジナル生地を作成。
シーズン毎にご好評頂いたCPO型ドレスシャツをブルゾンライクにアップデート。
50sに将校クラスのみ着用を許された幻型をベースに、現代的にモディファイド。
仕様面でも止水テープ始末などを施し、軽さと高級感を持たせています。」
というのがNICENESSオフィシャルの商品説明。
元の古着に対して単純に上質な生地を用いて着心地やシルエットを改善しただけではなく、機能的なハイテク素材を用いて着心地やシルエットを現代的にアップデートしたわけでもなく。
パッと見で感じる印象も、ちゃんと着てから覚える印象も、結局ローテクなのかハイテクなのかわからない生地をオリジナルで作ってまで形にしたのがNICENESSのCPOシャツ:ZAKだ。
「黒い洋服」は、MANHOLEの暗い撮影環境と相性が悪い。
一応「なんとなく伝わればいいな。」と思って中台と朝から光を待ちながら撮影してみたんだけど、撮った写真を改めて見返すとあまり伝わる気がしていない。
「まあ、物撮りで細かく撮ればいいか。」なんて話していたら、途中でお腹が空いてきて昼飯を食べに出かけてしまったので、肝心の細かく撮るはずだった物撮りも結局光量が足りず撮れていない。
朝から「この洋服に対してどういう紹介の仕方をしようかなあ。」となんとなく考えていたんだけど、想像以上に暗い物撮りを見た時に全部、忘れた。
今度から黒い洋服を紹介する際は、外の自然光で撮影するか、お腹が空いたからといって撮影途中に昼食を食べに行かず、ちゃんとやり切ってから出かけようと思います。
幸い、NICENESSのZAKは僕のこんな落書きみたいな文章で良さを伝えられるようなものではなく、実際に着ないとわからない洋服だ。
ローテクなのかハイテクなのかわからない生地や、洋服としての形、合わせ方まで。
一度や二度着ただけでもわからない、実際に着て生活することで買った時よりも、もっと好きになることの出来るものだと思う。
と、上手くまとめた風で今日は終わります。
それではまた。
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河上 尚哉
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