今日は二本立て
朝起きたら寒い。
でも、今、買ったばかりの秋冬物を着て外を歩いたり電車に乗ると汗だくになることを僕は知っている。
と、いうわけで今日はタンクトップの上にウルトラスエードで編まれたニットを着て出勤。
厚みはあるけど暖かさはゼロ。
これくらいの感じで、ゆるゆると寒さに向かっていくと良いのかも。
このニットを気に入っている点が「首元が空いているから」だと気付いたのは、買ってからしばらく経った頃。
何故か「首元が詰まっているもの」が重宝される中で、ある時僕はこのニットを素肌に着たことで「首元は詰まっていなくてもいい。」ということを知った。
そもそも何故首元が詰まっていることが良しとされているんだろうか。
首元が詰まっていようが、詰まってなかろうが。
選ぶ人次第でかっこいいものはかっこいい。良いものは良いし、楽しいものは楽しい。
散々引っ張ったCLASSのオフショルダーネックスウェット:fukinseiが届いた。
今朝の寒さを感じるまでは「どうやって紹介するか考える時間が欲しいなあ。」と思っていたので、発売は9月後半を予定していましたが。
これから徐々に涼しくなったり暑くなったりを繰り返す中で、このスウェットが僕らにとって「ゆるゆると寒さに向かっていける洋服」になる可能性を、今感じている。
あと、多分去年やこの夏買ったタンクトップ、まだまだちゃんと良い動きをするはずです。
既存の男性服では到底生まれないような、「間」が生まれるスウェット。
その間は空いたままでもいいし、もちろん何かで埋めてもいい。
これは間の無い洋服だときっと、楽しむことの出来ない過程だと思うんです。
売り場に並べるのは9月10日から。
ストレートに女の子が着ても、きっと可愛いだろうなあ。
来週、改めて紹介します。
今日はもう一個紹介します。
去年の秋に納品されたFRANK LEDERのパンツ。
そもそもFRANK LEDERが梳毛ウールを使うこと自体が稀。
なんかそれが気になって仕入れました。
あとノープリーツのスリムストレートを売り場に並べたかったから。
デッドストックのイギリス生地を使用。
サッカー地のような凹凸あるユニークな表情。
ウェストバンドに生地の耳を持ってくるのもアホっぽくて可愛い。
が、地味すぎたのか目立たず。僕らですら存在を忘れた瞬間があります。
まあ、よく見ないとただのグレーのスラックス。
その内本格的に寒くなってしまったので「グレーのスラックスにシーズン性もクソもない。来年紹介すればいいか。」としまっておいたのを昨日発見。
僕は太いパンツも細いパンツもそのどっちでもないパンツも穿くので、今どっちがいいとかあまり無いのですが。
単純に、数年前と履く靴が変わっている頃だと思います。
改めて、良いと思える形なのでは無いでしょうか。
「優等生のグレー」ではなく「労働者のグレー」。
地味ですが、FRANK LEDERの格好良さがちゃんと出てる洋服です。
こうやってグレーのウール地の洋服と合わせてみるとわかりますが、「割と何にも考えずに穿けるグレーのスラックス」という良さ以上の選ぶ理由があるパンツだと思います。
地味だけど。だから良い。
こんな感じでMANHOLEの秋冬シーズンはゆるゆると進めます。
はやる気持ちを抑えると。
今着たい洋服、なんとなーく見えてきませんか。
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河上 尚哉
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