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結果的ワンマイルウェア




「この洋服は、僕にとってのワンマイルウェアなんですよね〜。」

5年前にCLASSのウルトラスエードのパンツ:lo-loを買ってくれたお客さんが、最近そう呟いていた。
表面にスムースレザーのような加工を施したウルトラスエードのイージーパンツ。
横ハギの無いストレートシルエット、裾の処理は三つ巻きのタタキ幅1cm、ウェストゴム/内側に2段階調整が出来るアジャスター釦がついていたのが特徴的なモデルだった。
値段は確か¥56,000+tax-だった気がする。
当時は「高えなあ。」と、思ったけど今はそんなに高いとは思わない。(もちろん経済的に、という意味ではない。)
僕も持っていたけど、自宅-店間で私物の往復を繰り返した結果半年くらい行方不明。
僕のlo-loは一体どこに行ってしまったのだろう。

「予算が〜」とか「売り場のフェイスが〜」とか、それっぽい言い訳をして、実際は覚悟があまり足りなかったのか。
綺麗にスパッとなくなるくらいの量で十分。
そんな仕入で自分を納得させてた当時の僕にとって、その「lo-lo」というパンツは珍しくたくさん仕入れた洋服だった。
思えば「好きなものを自信を持ってたくさん仕入れる。」という行為に対して僕がそんなにビビらなくなったきっかけは、lo-loというパンツをたくさん仕入れたことも影響しているのかもしれない。

今でも当時買ってくれたお客さん達はたまにlo-loを穿いてお店に遊びにきてくれる。
それを見てたまに穿きたくなるんだけど…僕のlo-loは一体どこに行ってしまったのだろうか。





CLASSのウルトラスエードのパンツ:MUKUが入ってきた。
ウルトラスエードにクロコダイルのエンボス加工。
写真では捉えきれず、シワのように見えるけどクロコダイルの革柄に型押しされている。

僕はこのパンツを「便利な洋服」として紹介するつもりはあまり無いけれど。
lo-loのように結果として、誰かにとっての「便利な洋服」になってくれるのは嬉しい。






さて、今回のCLASS:MUKU。

“クロコダイルエンボス”というワードだけを拾ってしまうと「着る人を選びそうですね。。。」と思ってしまいそうだけど、なんてことはない。
なんてことのないスウェットを華やかに。
なんてことのあるコートも華やかにしてくれる。

装飾品は異素材と異素材の組み合わせ。
手持ちの洋服にない素材を取り入れてみるだけで、手持ちの洋服の可能性が広がるのは、言うまでもない。





ただのカットソー、ヘビーウェイトのリネンジャケット、コットンのニット、ブロードのシャツ、メルトンのコート、変わった畝のコットンシャツジャケット、リネンシルクのカバーオール、縮絨ウールの半袖カットソー、布帛のタンクトップ、ツイードのコート、ツイードのシャツ、ウールシルクのシャツ、ベンタイルのブルゾン、ウールカシミアのミドルゲージのニット、ケンプツイードのジャケット/ベスト、ゴアテックスのシェルジャケット、玉虫色のコットンコート、フランネルのジャケット、フランネルのシャツ。

MANHOLEのラックに並ぶ洋服を右から順番に合わせていっても、格好いい組み合わせが想像出来る。

それ以上にお客さんの家にも、このパンツに合う洋服がたくさんあるはずです。
「着心地が良い、シルエットが綺麗、ディテールに凝っている。」
そういう洋服に新しいイメージを付け足してくれるのが、今回のウルトラスエードのようなパンツなのではないでしょうか。





今週末に発売するfukinseiとの「いつもと違ったバランスのリラックスウェア」なんていかがですか。

別にこのスウェットも、このパンツも、そういう洋服として紹介するつもりはあまりないんだけど。
結果的に誰かにとって日常的に着ることの出来る洋服になってくれるのは嬉しい。




” CLASS “
– MUKU – ¥81,400-(tax included)








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河上 尚哉

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