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少しずつ






こんにちは。
MANHOLEの中台です。

かっこいいし何もしなくても売れるんじゃないか、、と思って油断していたNICENESSのSANDOM。
案外誰もこのパンツのかっこよさに気付いてくれない。

確かに、派手さもないし、見慣れた色味。
店頭で流し見ているだけでは、存在にすら気付かないかもしれない。







BRITISH VENTILE®︎を使用したパンツ:SANDOM。

BRITISH VENTILE®︎については、NICENESSからのオフィシャルの生地説明を以下転載。
すごく、わかりやすい内容だ。。。





[BRITISH VENTILE®︎]

英国や日本において、“ベンタイル”と名の付く生地やアイテムは多数ありますが、やはり英国で先人たちが工夫を凝らし歴史を越えてきた伝統ある生地は卓越されており、ここまで打ち込みの良いものは唯一無二の存在と言えます。

元来は英国空軍パイロット用の耐水服素材として開発された生地であり、織機が織り上げることのできる密度の限界 まで超長綿を打ち込んでつくられるALL COTTONの天然の機能素材です。

ハリのあるしっかりとした生地で、綿100%でありながら防水性と透湿性を兼ね備え、外からの水分を遮断し内側の湿気を外に逃がすことができるため、蒸れやベタつきを解消してくれます。
サラサラしたドライな質感と軽さも特徴で、丈夫なうえにさり気ない光沢感と、ソフトでしなやかな風合いも魅力のひとつです。
コーティング物の撥水生地とは異なり、動いたときの生地の摩擦音もなく、合成繊維やコーティングとは比較にならない爽やかな着心地を実感させてくれます。







日本の市場でBRITISH VENTILE®︎を使う為には、通常物作りをする上では発生しないような道のりを経由する必要があるらしい。
話を聞く限り、二の足を踏むような面倒な流れだったけど、NICENESSはそれでもBRITISH VENTILE®︎を今シーズンのコレクションに用いる理由を見つけたのだろう。

が、大事なのはそこじゃない。
手間と時間が見栄えに反映するならば、魅力ある洋服作りはもっと誰にでも簡単に行えるはずだ。
更にBRITISH VENTILE®︎を使っているから、かっこいいものになるとは限らない。
ましてや「NICENESS」ブランドが作る洋服だから、誰にとっても良い洋服であるわけがない。





このNICENESSのSANDOMは、珍しく僕が河上に「俺はこれを仕入れたい。」と伝えた洋服だ。
別にそれを伝えなくても河上はこのパンツを仕入れていたかもしれないけど、僕はこのパンツを僕がMANHOLEのお客さんに紹介したいと思った。
何故なら、だって、かっこいい。

その自信からか。
何もしなくても売れるんじゃないか、、と思って油断していたNICENESSのSANDOM。
案外誰もこのパンツのかっこよさに気付いてくれない。

確かに、派手さもないし、見慣れた色味。
店頭で流し見ているだけでは、存在にすら気付かないかもしれない。



” NICENESS “
– SANDOM – [ UK VENTILE OVER TROUSER ]
¥69,300-(tax included)




リファレンスがどうこうや、生地がどうこう、ディテールがどうこう、機能がどうこう、作り方がどうこう、ブランドの背景がどうこう。
そういうのは、ブランドのデザイナーさんが考えていることだ。

僕らはそのブランドのデザイナーさんが考え実際に形にしたものを、更に選んで売り場に並べている。
もちろん選んでいる理由は「なんとなく」ではない、かっこいい楽しい気になる自分の中にない等から始まるポジティブな要素を、自分の中に感じるからだ。
そして、その選んだものを使って、お客さんにお店に来た時よりも格好良くなって帰ってもらうのが僕らの仕事でもある。

更に、お客さん自身がその洋服を着て日々を体験すること。
その体験の過程こそが「売ること」を仕事にしている僕らには、絶対に伝えることの出来ない何かをお客さんに感じさせてくれるように思う。





NICENESSのSANDOM。
まずはお店で穿いてみてください。

試着だけじゃわからない。
一度や二度穿いただけではまだ足りない。

郷さんが「choose slow fashion」というピスネームをつけた真意も知らないし、直接聞くつもりもないけれど。

NICENESSの洋服のほぼ全てが。
実際に着て生活をすることで、少しずつ良さが伝わるようなものだと思います。




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河上 尚哉

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