目にも留まらなかった靴

こんにちは。
MANHOLEの中台です。
ちょうど一年前に河上に勧められて買ったF.LLI Giacomettiのブーツ。
色も形も含め、その当時欲しかった気分では全くなかったんだけど、なんとなく受け入れて買ってみたモデル。



河上が確かコロラート仕上げのカーフって言っていた気がする。
手入れもせず履き続けた結果、元々の色ムラが増して、より雰囲気が出てきた。
(たまには手入れもしないとね…。)
思いのほか僕の適当な格好にハマり、この一年で最も多く履いた靴になった。
自分のイメージからはみ出たモノ。
少し角度を変えたり、自分に変化を促してみれば、面白いくらいに馴染んでくることもある。
僕らはその体験がしたいがために、新しいことやものにチャレンジすることをやめられないのかもしれない。

F.LLI Giacometti
” FG577 Cristian”
[ Marokid Nero ]
¥137,500-(tax included)
今回河上が仕入れたのは、今まで目にも留まらなかったトゥスプリングの大きい靴。
冒頭で紹介したブーツと同じ木型、仕様違いらしい。
河上は「つま先の反り上がった靴、なんだか理由なく避けていたけど、今かっこいいと思えたから良いと思うんだよなあ。」と、言っていた。
確かにかっこいい。




ソールはSt.Moritz。
ビブラムより強そう。
ボリュームがあるので少し背が伸びます。
雪もいけます。行かないけどいける。
甲革はゴートレザー、ノルヴェジェーゼ製法。
見た目通りの堅牢な靴。
これで雨にも雪にも負けないかっこいい人になれます。



「少し気持ちが離れてるテーパードパンツとか、改めて穿こうと思える気がするんだよなあ。」と、言う河上。
たしかに、合わせたテーパードパンツが新鮮に感じる。
ここ最近は細身の靴を履くことが多かったけど、このボリュームも久しぶりで楽しい。
いつものパンツも、靴を変えたら全く違う顔になるだろう。
慣れたバランスを過ぎると、そのうち飽きがくる。
飽きてもいい。それはごく自然なことだと思う。
ただ、一度飽きたものやことに対して、ネガティブな感覚を抱く必要はない。
いろんなバランスを自分の中でくるくる回していけば、可能性はいつまでも広がり続ける。
気がする。今は。多分。きっと。
MANHOLE official instagram
中台 竜郎
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892