余裕の靴
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
冬から春、春から夏、夏から秋。
そして、秋から冬。
季節の変わり目はなんの洋服を勧めればいいのかわからないので、靴を紹介するのがなんだか気持ちいいです。
今日紹介するのはF.LLI Giacomettiのチャッカブーツ。
去年はスーパーバックの黒でオーダーしてました。
今年はスーパーバックの茶色。
木型はTANINO TR。
底付けはノルベジェーゼ。
インサイドストレート/アウトサイドカーブ、高いヒールに合わせた木型設計。
など、仕様は全く同じなのですが今年入ってきた物は去年の物となんだか様子が違う。
そう、甲革のつま先と踵が磨かれています。
「河上、ごめん。職人が間違えて磨いたみたい。どうする?」と、納品前に確認の連絡をいただきましたが、僕らはそんなこと気にしないし、そもそもオーダーしていたことすら忘れていました。
どうせ履いてたらトゥや踵の毛は潰れるので、予め潰してくれててありがたいです。
むしろ雨の日に気軽に足入れしやすくなっている気すらします。
なにより、ちゃんと、かっこいい。
ちなみにこのヌバックやスエードのような起毛皮革に磨きのフィニッシュをかけるのは仕様として存在するのでご安心ください。
コードバンなどがわかりやすく、あれは肉面の細かい毛を寝かせて光沢出してます。
甲が低いわけではないのですが、ノルベジェーゼの縫い糸分、甲が低く見えるのもかっこいい。
直角に積み上げられたヒールもかっこいい。
そして、磨かれたスエードもかっこいい。
内に振った木型と、高いヒール設計。
体の重心が変わるような、足入れすると気分が良くなる靴だと思います。
履くとわかるので、履いてみて欲しいです。
磨かれなくてもよかったけど、磨かれたからこそ新しい良さに気付くことの出来る靴。
どんな状況でも前向きな自分、いかがでしょうか。
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河上 尚哉
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