真冬のサンダル
この写真は今年の3月頃に販売したF.LLI Giacometti、クロコダイルのダブルモンクストラップサンダル。
珍しくグレーのクロコダイルが使えた(しかもかっこいい)ので、その際はグレーのみピックアップ。したのですが途中で気付いた。
「珍しさに惹かれてグレーを選んだけど、普通に黒とか茶色も並べればよかったなあ。」なんて。
と、いうわけで黒(NERO)と茶色(GOLD)もオーダーしておきました。
このサンダルの甲革に用いられるクロコダイルは、常に用意できる物ではありません。
天然皮革、特にエキゾチックレザーは作るのも仕入れるのも買うのもなんでもかんでもタイミング次第。
タイミングが合う方、この外がめっちゃ寒い時期にいかがでしょうか。
気に入りさえすれば、どうにか工夫して履くことが出来る。
この時期/この寒さだからこそ、春夏秋より良く見える履き方が。
きっと、あるはずです。
さて、真冬のサンダル。
折角の冬なので、春や夏や秋では合わせることの出来ない物を合わせてみてください。
ウールのソックスでも、レザーのソックスでも、自分が寒くなければなんでもいいと思います。
「真冬にサンダルを履く」行為が面白いのではなく、真冬に「どう」サンダルを履くかが、面白い。
ちゃんと伝えていた鶴田さんと、何も伝えなかった中台。
2人ともよく似合っている。
この対照的な2人を見ていると。
何かを魅力的に感じるのに必要な要素は「何を身につけているか」なんて単純な話では無いのだなあ。と、改めて思う。
誰が/いつ/どこで/何を/どう、身に付けているか。
物に寄りすぎたり、人に寄りすぎたり、物語という名の妄想に寄りすぎたりしても多分、きっと違うんです。
ついつい忘れがちな何かを思い出させてくれる物の一つとして、MANHOLEが提案したい「真冬のサンダル」。
「どこでも/いつでも/なんでも/どうとでも」なんていうリアルさは。
物に頼るべき要素ではなく、自分自身で作り出していくものなのでは無いでしょうか。
※1月4日(火)から販売します。
※靴のサイズ展開、良くお問い合わせいただき嬉しいのですが、履いてみないとご案内出来ないのでお店までお越しください。
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河上 尚哉
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