感じるぜ、インドの香り

上のルックは去年の10月に悠人がPERIOD FEATURESデザイナー:津村さんに連れられて伊豆で撮影したもの。
当日は天候が崩れる予報で実際に雨だった。
けれど何故か撮影の時だけ晴れ、干潮時にしか入れない場所で撮影が出来たらしい。
長年インドのドタバタを乗り越えてきた人間は、出たとこ勝負にも強いのだろう。


年始に津村さんから僕宛に「MANHOLEのDMを作って差し上げます。諸々のデータください。」と連絡が来た。
で、データ一式送って一ヶ月後に届いたのがこれ。
欲しい方、PERIOD FEATURESのシャツを買うついでにどうぞ。




さて、今年の4月にPERIOD FEATURESの秋冬用の企画を閃いたので津村さんに連絡したところ「今、久しぶりにインドにいます。」と、返信が来た。
その時の東京はちょうど今日のように暑いのか寒いのかわからない気候だったので、僕は薄手のストールが欲しいと思っていた。
寒い夜はパッと巻けて、暑い日中はポケットに突っ込みながら持ち歩けるかっこいいストールがあればちょうどいいのではないだろうか。
かといって、僕のイメージ通りが約束されたメゾンブランドのものを直球で買っても面白くない。もう少し冒険がしたい。インドってだけで冒険っぽい。
で、津村さんに「お土産にかっこいいストール買ってきてください〜。」と適当なお願いをしたら、本当に買ってきてくれた。
しかも、お客さん用にも買ってきてくれた。
刺繍も細かくて色も綺麗。当たり前のようにかっこいい。
やっぱり出たとこ勝負にも強い人なんだなあ。
PERIOD FEATURESはその土台の上に、津村さんの経験と美意識が積み上がったブランドなのでしょう。






赤と青のグラデーション、シルク100%の下地に色とりどりの刺繍を施した一枚。
今回買ってきてくれた物の中でも一番手が込んでいるのが一目でわかる。
下絵を描くのだけでも大変そうなのに、更にこれを手で刺繍しているなんて。。。






無地のロウシルクに刺繍を施した物。
かっこいい。ベージュをベースに黒と金色、ベージュをベースに黒と赤と金色。
ただの色違いに見えるけど、微妙にモチーフも異なる。
「同じものを作ってくれって言っても、やっぱり縫う人が違うから中々同じものは縫えないんだよね〜。」と、PERIOD FEATURESの展示会に行く度に津村さんが漏らす言葉を実感出来るストール。

Cotton Stole
– Handspun / Jamdani –

” Silk Stole “
– Hand embroidery –

” Silk Stole “
– Hand spun –
何種類かあります。
仕入れたものとはいえお土産物なので、店頭に遊びに来てくださったお客様のみにご案内させてください。値段もその時お伝えします。
売れなくてもMANHOLEの備品、そして僕の暑くて寒い時に活躍してくれそうだなあ。
それにしても、お店に2週間ほど置いておいてもまだ感じるインドの香り。
スパイシーです。

品の良い洋服は製品として形になると「その洋服を作る為にどれだけの労力を必要とするか。」が見えづらい。だって、あまりにも綺麗だから。
僕は、これを手に取ることで今まで見えなかったPERIOD FEATURESの製品としての美しさを感じられたような気がする。
MANHOLEに並ぶ洋服は「どれだけの労力を経て作られたのか。」を説明する為に作られているわけではなく、装う為に作られている。
一方でこのストールは裏地の処理をしていない分、その労力が見えやすい。
そういう意味でも品評会用に出された物だということが納得出来る。
もちろん、物としてかっこいいけれど、そもそもの着地点が違うのだろう。
が、これはこれでいい。ファッションとして洗練されていない物を手に取るのもたまにはいいのでは無いでしょうか。
ご興味ある方はどうぞ。
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河上 尚哉
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