何も聞いてないシャツ
こんにちは、中台です。
昨日に続き、Leonardのシャツ。
この企画に関して言えば、僕は本当に何も知らない。
いつも”何も知らない”と言っているかもしれないけど、今まで以上に何も知らない。
何も聞いてないし、ほとんど何も聞かされていない。
壊れかけのRadio状態である。
物は試し、鶴田さんに「僕は何色を買えばいいですか?」と、尋ねてみたら、「ベージュがいいんじゃない?」と言われたので素直にベージュを選んだ。
ホワイト、ブルーに比べると幾分カジュアルな印象だからか、たしかに自分が着ているイメージが想像しやすい。
手持ちのどの洋服とも異なるフィッティング、緊張感が楽しい。
いつもより圧倒的にタイトな印象だけど、窮屈さはさほど感じない。
ネクタイを締めても良さそうだけど、もう少し慣れてから。
ボタンを三つくらいあけて着ると気持ちも楽になった。
ボタンを留めずに羽織ったって、きっと大丈夫。
まずは自分らしく、心地よいバランスを探してみるといい。
古着の5ポケットパンツに合わせてもいい。
それなら家に合わせられるパンツはいくらでもあるはず。
でも、このシャツに合わせて何か新しいパンツを探してみるのもいいかもしれない。
今までは自分で選ばなかったようなものを選ぶきっかけになるような気がする。
当たり前だけど、ネクタイを締めるかどうかで印象は大きく変わる。
このドレスシャツの面白いところは、その選択が自由に与えられている点にある。
いや、もしかするとネクタイをすることで大きく印象が変わって見えるのは僕が慣れていないせいかもしれない。
慣れ始めたらそれが自分にとっての普通だ。
このシャツがMANHOLEに並ぶ意味、それを僕は河上の口からも鶴田さんの口からも聞いていないし教えてもらっていないけど。
このシャツは自分にとっての「普通」を今まで以上の普通に変える為のシャツなのだと、僕は思う。
そもそもドレスシャツなんて着たことがなかった。
それを必要とする環境で働いたことも、式典に参加したこともほとんどない。
ましてやネクタイなんて結び方すら忘れてしまった。
それでも僕は興味がある。
興味さえあれば、あとは受け入れるだけ。
自分にとって新しい可能性はいつだって不安の先にある。
このシャツは、不安の先の新しい可能性なのだと思う。
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中台 竜郎
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