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レナードの朝


ふた月ほど前にリリースしたMANHOLEオリジナルのドレスシャツ。両胸にパッチポケット、比翼仕立て、ロングポイントレギュラーカラー。便宜上「Leonard」という名前を付けていた、あのシャツ

レザーシューズやテーラードジャケットを数多く販売してきた実績があるとはいえ、正直、純然たるドレス店舗ではないMANHOLEがドレスシャツをまとまった数量でオーダーすることには多少なりとも不安があったのですが…。やっぱり、お客さんはスゴイ。70枚以上あったシャツがあれよあれよという間に無くなっていく。

ひと月も経たないうちに、河上と追加生産の話を始めていました。


こんにちは、鶴田です。


” Leonard “
– Double Pocket Shirt –
Color : WHITE / BEIGE /BLUE
Size : 36 / 37 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42
¥26,400-(tax included)



販売していく中で、気づきが一つ。若い人の首は思ったよりも細い。ネックサイズ37でもまだ首元が余るという人が一定数いることが分かった。そうなんじゃないかな?と思っていたことが確証に変わったので、今回からはネックサイズ36を新たにオーダー。とはいえ、首が細くても体ごと小さくなるわけではないので、ネックサイズ36(実寸36.5㎝)には37と同等のボディをセットすることに。

それと、もうひとつ。お店に足を運んでくれた方はご存じのことと思うが、ドレスシャツの発売と合わせて、MANHOLEではUSED/VINTAGEのネクタイを用意してみた。これも初の試みだったけれど、シャツとセットで購入される方多数。「いまどきネクタイって、必要度は下がっているんだけど、いざ選ぼうとするとどこで買っていいんだか分からなくて」という声多数。たしかに百貨店や大手セレクトショップに行くと、(日常的に選びなれている人は別として)何百本も並んでいるネクタイ見るだけで疲れてしまう。

MANHOLEのために鶴田が選んできたネクタイはテイストも生産国も年代もバラバラ。ただ、「一人の人間がある一定の基準・美意識のもとに選んできたネクタイ」という塊になっているので、全部並べてみると不思議な統一感があった。前職の後輩には「鶴田ワールド炸裂ですね」と言われた。自分自身では分からないが、どうやらそういうセレクトらしい。



MANHOLEのシャツタイコーディネート実例の一部。これが正解の全てでは決してない。あえてジャケットをセットしていないのは、上に羽織るのが必ずしもジャケットでなくともブルゾンやカーディガン、カバーオールなど、別に何でもいいと思っているから。だし、Leronardのシャツは両胸にパッチポケットが付いているので、なんなら上着無しでも良いんじゃないかな。

幅、素材、色・柄、芯地の厚みもバラバラなので、ノットのボリュームやディンプルの入り方もまちまちだけど、それはそれで画一的じゃなくてむしろいいのかも。



朝から雨が降って気温が少し下がったので、ここぞとばかりにスーツにタイドアップしてきた鶴田。カバーオールにショーツという最近のスタイルにプリントタイをひょろっと巻いた河上。

別に僕らはネクタイ復権キャンペーンを大々的に繰り広げているわけではない。ただ、MANHOLEに通ってくれるお客さんたちに、お店で何かしらの発見をしてもらえたら最高だなと思っているだけだ。

3年前のMANHOLE創業時に全身古着だった若者が外苑前に通うようになってレザーシューズのカッコよさに痺れ、テーラードジャケットに初挑戦し、いまだに自己革新を続けているのだとしたら、その延長線上にドレスシャツやネクタイがあってもおかしくはないだろう。3年前と全く違う自分に変わること。仮にそれがファッション先行だったとしても、先行した身ぐるみを只の着ぐるみで終わらせるかどうかは、洋服を着る本人の精神がどこまでファッションそのものに負けじと疾走できるかにかかっている。

ファッションに限らず、世界は以前にも増して大きく変わろうとしている。過去や未来は定かではないとしても、現時点で自分自身が包まっている布を鮮やかに脱ぎ捨てて裸になるとき、クラシックなシャツは積極果敢な若者の最初の下着になりえるかもしれない。その下着を飾るサイン代わりのスカーフは、色も柄もバラバラなネクタイであればいい。

しつこいようだが、トルソーに着せ付けたコーディネート実例は正解の全てではない。なぜならば、実際にこのシャツを着る人にはそれぞれの顔が付いていて、それぞれの体が付いていて、それぞれの声が付いていて、それぞれの意思が付いているからだ。実際のところ、どのようにばらばらであるのか。それを確かめたいがために、僕らは今日も外苑前で店を開けている。

夜が終わり、また朝が来るたびに。






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鶴田 啓

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