×(かける)ストール
今日もm’s braqueのアイテムを紹介します。なんだか、最近m’s braque担当みたいな感じですけど、いいんです、それくらい今回のm’s braqueの展示会は内容が良かったから。
こんにちは、鶴田です。

” m’s braque “
– STRIPE STOLE –
¥20,900-(tax included)
120㎝×185㎝サイズという、かなり大判の長方形型ストール。素材はウール×シルク。インパクトが強い黒×黄色の配色は、まるで工事現場の「CAUTION!」や「DANGER!」みたいでドキッとさせられる。
なんだか「○○ × ○○」がミョーにたくさん出てきたけれど、ともかく大柄なアメリカ人みたいなサイズのストールは、肩から雑に羽織るだけでもサマになる。




これだけ大きな面積に大胆な太さのストライプが引かれていると、雑に巻けば巻くほど縞模様の向きが左右で変わり、まるで複雑な柄のアイテムに見えてくる。中台の両肩には縦×横方向の黒×黄色。いや、斜め方向もいるな。
一方、少し細めに丸めて首から垂らしただけの鶴田。



ふんわりと薄くて軽い生地なので、ドレープの入り方も繊細。巻くたびに柄の方向が変わる面白さがある。元々とは規則的なストライプのはずなのに。
生地が薄いので長方形も細くなる。首元でざっくりと一回結んで巻くことも。



できる。
縦×横のチェック柄をバイアスストライプがダイナミックに横断する。

例えば、先日紹介したCLASSの組み紐を使えばこんな感じにも。
大昔に、かの三宅一生大先生が「一枚の布」というコンセプトを打ち立て、洋服における東洋と西洋の境界線を曖昧なものに変えていったことを知る人もいるだろう。この実験精神はのちのマルタン・マルジェラにも影響を与えているわけなので、現代を生きる僕らの遺伝子に組み込まれていないワケがない。大判のストール=単純な形状と侮ることなかれ。

透けるほどに薄いこのアイテムは、使い方によってシャツにもアウターにもベストにもスカートにも変化する。
つまり「大判のストール」×「大胆なストライプ」×「黒」×「黄色」×「ウール」×「シルク」×「一緒にコーディネートする洋服」×「ベルトやその他の小物」×「あなたの肉体」×「あなたの思想」=「無限大(∞)」。

一枚の布を、自由自在に楽しむことが出来れば、もはやどんな洋服も怖くない。「黒」と「黄色」の二色に囚われることなく、自分の色を思うままに出してみませんか?
ちなみに「ウール×シルク」のふわっとドライな軽さは、「夏」と「秋」の境界すらも軽々と飛び越えるしなやかさも兼ね備えている。
何事も決めつけないで、より自由に。
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鶴田 啓
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