すごいよ、GUIDI
こんにちは、中台です。
ちょろっと古着入荷しました。
今回はヴィンテージメインで、当たり前に見たことあるもの、面白いデザインのもの、適当に混ざってます。
最近は当たり前にある古着が楽しい。
デザインの強い古着を買うのも好きだけど、だからといってデザインの強い古着をMANHOLEに並べる必要はないと思っている。
そう思うようになった要因は、主にF.LLI GiacomettiやGUIDI等の革靴を取り扱っていることにある。
革靴のパワーは相当なもので、MANHOLEオープン以前に出会った僕のお客さんたちは革靴を履くようになって劇的にバランスが変わった。
もちろん適当な古着でボロいスニーカーを履いてもかっこいいけど、革靴を合わせるともっと適当で何でもない古着でさえ良く見える。
何倍にも幅が広がるような、そんな感覚がさらに洋服を楽しませてくれる。
そして、それは僕のお客さん達だけに限らず、MANHOLEで革靴を買った方であれば分かる感覚だと思う
僕自身、おんぼろスニーカーで満足していた頃がウソのように毎日革靴を履いている。
中でもGUIDIのPL1、これは特別に幅を押し広げてくれる靴だ。
確かに革で作られた靴ではあるが、単なる革靴とは少し違う。
このパンツは下北沢の山崎くんのところで買ったノーブランドの古着のスラックス。
キュートな織り柄が気に入ってるけど、ポリエステルの生地がなんともチープな一本。
あの時、僕がGUIDIを履いていなければきっと買うことができなかった気がする。
何を合わせてもなんだか良く見える、不思議なバランスの靴。
フレンチラコステのノースリーブカーディガンとLevi’sの珍色・珍品番のコーズフレア。と、ムラっとした渋バーガンディのPL1。
70’sなムード、足元に圧倒的な違和感。
いなたいヒッコリーのオーバーオールはどこにも需要が無さそうだけど、これも靴次第。
不思議と作業着っぽく見えない。
今まで欲しいと思ったことがなかったヒッコリーだけど、それを覆すバランスの変化。
古いHUNTING WORLDのジャケットにスリムスラックス。
どんなシルエットのパンツでも合わせられるのも魅力。
毎日何も考えずに履いてしまう。
新色のベージュブラウンはイタリアンなイメージのナイスカラー。
欲しい。
GUIDIのPL1はフロントにジップが付いているからかっこいいわけではない。
それはきっとGUIDIの代表的モデルであるバックジップブーツも同様で、「ジップがついた馬革のブーツ」というディテールのみがGUIDIの個性ではない。
河上も書いていたが、「この靴は革靴でもスニーカーでもなくGUIDIのPL1である」というのがまさにその通りで、他では絶対に代用出来ないオリジナルな感性とバランスを楽しんでもらえると思う。
作りがどうとか、難しいことは僕にはよく分からないけど、当たり前のものを当たり前じゃなく見せてくれる楽しい靴です。
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中台 竜郎
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