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ハードな洋服



この歳まで、いろいろな洋服を着てきた僕だけど、一度もチャレンジしたことのない種類の洋服が幾つかある。そのひとつがシェル素材の洋服。単純なナイロン素材のアイテムやアウトドアブランドの洋服はそれなりに着てきたけれど、防水透湿素材としてのシェルには一度も袖を通したことがない。前職時代に店頭で売っていたことはあるんだけど、実際にそれを買って着てみたことは一度もない。

こんにちは、鶴田です。



店内の一角にハードシェル素材のカッコいいパンツ。機能性については体験したことがないので、口(筆)だけでぺらぺらと説明するほかないのだけれど…。このパンツはまず、圧倒的に見た目がカッコいい。配色、グラフィカルな切り替えの位置、付属のパーツ類…。これだけクールな見た目ならば、シェル童貞の僕でもグッと引き付けられるものを感じる。



トップスはいつもの感じのまま、ボトムだけを差し替えてみた。ツイードジャケットにスウェットパンツとかジャージとかナイロンパンツ、みたいな組み合わせは昔から大好きなので問題なく。しかし、問題はこのパンツの存在感。

いや、圧倒的にカッコいいんですけど。



ワンタッチで絞ったり緩めたりできるベルト。



オーバーパンツらしい貫通式、スマホ用なども含めた充実のポケット群。



ジップやコードであれこれ調整可能な裾。

当然のごとく、すべての機能性は申し分のないハイレベル。
そう、このパンツは ACRONYM®︎ のP43-GT。

普段からACRONYM®のウェアをただの雨合羽のように愛用している河上にも穿いてもらった。




レースシャツやブローグシューズ。変な柄のデザイナーズ古着ジャケット。



おんぼろスウェット。



ガサガサの英国製ウールコート。

どんな洋服に合わせても、現代的なコントラストを生み出してくれるこのパンツ。



実はオーバーパンツ仕様なので、パンツの上から重ねて穿くことができる。
もちろん一枚で穿いてもいい。



それにしても、ガンダムみたいで圧倒的にカッコいい、未来的グラフィカルな切り替え。クールだぁ…。未体験の機能性よりもまず、僕はこのクールなルックスに惹かれている。

色んな柄、色んな素材と組み合わせてみたい。そんなコーディネート欲がムクムクと膨らむ。



クラシックなフェアアイル柄も、白蛇も、ヴィヴィッドなフェイクファーも、しなやかなカラーレザーグローブも、圧倒的存在感を誇るGUIDIのブーツも、丸ごと飲み込み受け止めるクールなルックス。機能性はおまけ程度に付いてくればいい。最低限の機能である「着ること」をまず楽しむことが出来れば、この洋服が持つ他の機能は自ずと着る人に合わせて自然と浮かび上がってくるはずだ。

そういえば、数年前。品川の寺田倉庫まで先輩夫婦、その知人の英国人家族と連れ立ってデヴィッド・ボウイの回顧展を見に行った。その日はあいにくの雨、しかしエントランスの前には入場待ちの大行列。折り畳み傘を差そうとした僕に、英国人は言った。

「ツイード着てるんだから、傘なんか差さなくてもイイジャン」

その日僕は確かに英国製ビスポークの分厚いツイードジャケットを着ていた。冗談半分、本気半分だとしても、英国には未だにそういう概念が根ざしているんだな、と思った。2022年ともなれば、ツイードよりも雨をはじく服なんていくらでもある。しかし、英国人が言うそのセリフからはアティチュードみたいなものが感じられた。たしかに、ヨーロッパで見かける「ちょっとやそっとの雨くらいでは傘を差さない(パーカのフードをかぶったりして)人たち」って不思議とカッコよく見える。


” ACRONYM®︎ “
– P43-GT – [ 3L GORE-TEX PRO PANT ]
Size : S/M
¥214,500-(tax included)



だから、僕はまずカッコよさで服を選ぶ。機能性はおまけ程度に付いてくればいい。そして、このACRONYM®︎ のP43-GTはカッコよさの意味で僕を貫いてきた。それはある意味で「シェルプルーフ」ともいえる僕の食わず嫌いをも貫通してきたのだ。

なんて、正直にルックスのことだけしか書かなかったけれど、それでいいよね?河上。彼が今朝「シェルを一度も着たことがない鶴田さんにACRONYM®のブログを書いてほしいです」と言ってきたのだから。

詳しい機能や素材については店頭で河上に訊いてみてください。彼が普通に雨合羽として使っている上での感想をわかりやすく話してくれると思います。僕が言えるのは「このパンツは本気でカッコいい」ということだけです。



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鶴田 啓

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