優しいよ
早いもので、今年も残すところあと10日あまり。年末になると、今年お世話になった人たちと会う機会も増えて、何となく「あぁ、自分は人に生かされているなぁ」と感じることもしばしば。昨日あたりから急激に増した冬風の冷たさと裏腹に、12月は優しい季節。
こんにちは、鶴田です。
NICHOLAS DALEYからバラクラバ(いわゆる目出し帽)が届いた。登山などのアウトドア、またはミリタリー装備に由来する頭部全体を覆う防寒具。
バラクラバそのものは数年前からメゾンブランドのコレクションでもたまに見かけたアイテム。でもNICHOLASの場合はトレンドというよりも、もっとナチュラルな感覚でやっている感じがする。ロンドンの冬、寒いもんなぁ。
銀行強盗だと決めつけちゃいけない、寒い冬の暖かい味方。
NICHOLASのこれはハンドニッティングによる目出し帽なので、リブ編みのテンションや穴周りの処理からは手編みのぬくもりが感じられる。配色もスポーツブランドものみたいで可愛い。
極寒時以外はテキトーにまくり返しておけばファンシーな形のニット帽に早変わり。コンビニやATMに入る時も、これなら怖がられない。
色んな形に変形させて楽しめそうなので、ゆうとに被せて遊んでみた。
首元まですっぽり覆ってくれるので、マフラー要らず。ショーツの重ね穿きやレザーグローブに加えて、バラクラバ。これなら絶対に暖かい。炊き立てのご飯にバターと醤油をかけて海苔まで乗せたら絶対に旨い、ってのと同じ。
くしゅくしゅっと、まくり上げればただのニットキャップ。
マンホールの入り口みたいに空に向けてぽっかりと開いた、穴。チャーミングです。
リアルレザーとフェイクファー。異素材のコントラスト+バラクラバの優しさ。
素材といえば、NICHOLASのバラクラバ。コットン×アクリル素材なので、ミリタリーやアウトドア用バラクラバのゴワゴワウールと違って、柔らかな肌触り。全然チクチクしない。手編みのぬくもりも含めて、なんだか優しいよ。
そういえば、少し前に中台がNICENESSのバラクラバを紹介していた。NICHOLASのものとNICENESSのものでは素材も形状は違うけれど機能としてはどちらも同じ、バラクラバ。ここで一句。
年の瀬に どちらも同じ バラクラバ 覗く瞳に 熱ぞ籠(こも)りて
穴中鶴麻呂(あなのなかの つるまろ)
誰だよお前?って。
いや、全体の一部分しか見えないことで、かえってその人の本質が窺い知れるなんてこと、ありますよね。大部分を隠してなお、そこから顔を覗かせてくる自分自身とのご対面。なんて、年末のこの期に及んでの考え過ぎブログもどうぞ優しく受け流してくださいませ。
ともかく、優しくて暖かいNICHOLAS DALEYのバラクラバ。NICENESSのバラクラバも合わせて、寒い年末のお供に是非どうぞ。
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鶴田 啓
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