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SANPO-MICHI2



今日もポカポカの散歩日和。日差しは初夏を思わせるくらい強いけれど、たまに路地裏を吹き抜けていく風に涼を感じる青山。

こんにちは、鶴さんぽです。

え、また散歩するの?って、はい。します。

あっるっこー、あっるっこー、わたっしはーげんきー。
あるくのーだいすきー、どんどんいっこっおーーー。

あっるっこー…。

アルコール、飲みたいです。鶴田です。



今日は、東京都渋谷区表参道~港区南青山を歩きます。

って、導入が「世界の車窓から」みたいになっちゃった。

昔、「旅にハイソフト」ってキャラメルのコピーがあったけど、今もあるんですかねぇ、あれ。確かに、風と共に流れゆく景色を列車の窓から眺めながら、おもむろにポケットからミルクキャラメルを取り出して口にポイっと放り込む。BGMはチューリップの「心の旅」、って昭和かよ。ともかく、旅とキャラメルをつなげて考えたコピーライターは優秀。たしかにミルクキャラメルは崎陽軒のシウマイ弁当と並んで、最高の旅のお供ですね。

今日の、鶴さんぽ。旅のお供は「GUIDI PL1」。



骨董通り付近をうろうろと。



このあたり、BLUE NOTEは今も変わらずあるけれど、ファッションストアは随分と様変わりしましたねぇ。25年ほど前にあったDRIES VAN NOTENの旗艦店は古い洋館みたいで、好きだったなぁ。並びにJIL SANDERやMARC JACOBSがあったころも懐かしいですねぇ。RAF SIMONSも世界初のオンリーショップをこの辺りに構えていたけれど、すぐに無くなっちゃったなぁ。

変わらずにあるのは、あの角っこの弁当屋くらいじゃないのかな。黄色い看板、ずっと目立ってますね~。買ったことないけど、美味しいのかな?

中庭から根津美術館の景観を楽しめるRICK OWENSのショップは相変わらず、良いですね。



ちょっと路地を入ると、岡本太郎記念館もあったりして。 表参道は景観が整っているので、ちょっとした違和感が際立ちますね。 40代半ばから40年以上もの間、実際にここで生活してたんだよなぁ。岡本太郎。アトリエの設計は板倉準三。「準三」って読み方を変えれば「じゅんさん」ってなるなぁ。ライバルってわけじゃないけど意識しちゃいますねぇ。

表参道と骨董通り、二本のメインストリートの間を抜けていく路地にも思わず吸い込まれてしまいます。もう少し奥に進んでみましょうか。



alain mikliのブティックは変わらずありますねぇ。昔、この奥にあった嶋田洋書にはよく通いました。閉店セールでたくさん買ったのも懐かしい思い出です。



表参道の方に回り込んでみましょう。ヘルツォーク&ド・ムーロンによるPRADAのブティックは相変わらずこのあたりのランドマーク的ですね。

そして、長い歴史を感じるフロムファーストビル。1975年竣工らしいので、僕よりもお兄さんです。建物の中に街が取り込まれているかのような凹凸、不思議なボリューム感。ビルの階段を上っても、建物の外側にいるかのような感じが楽しめる名建築ですね。



時間帯によって、建物内部の光も複雑に変化します。



今もスクラップ&ビルドを繰り返す青山~表参道。コロナが終わりに近づき、外国人旅行者も増えました。これからも変わり続ける街なのでしょう。たまに歩くと、街の変化を如実に感じ取ることができますね。

そして、変わりゆく街並みの中で、ずっと変わらないものを見つけたときの懐かしく新しいあの感覚。


” GUIDI ” – PL1 –
Color : Black-FullGrain
¥205,700-(tax included)



そして、今日のお供。GUIDIのPL1。もう4年くらいは雑に履き続けているのでクタクタのボロボロ。こうやって見ると、やっぱり独特の強い存在感があるけれど、それでも、なぜか僕の街歩きにはピッタリだと思える。



柔らかくて強いレザーの質感。フロントを一直線に走るジップ。



それなりに変わった靴であるはずなのに、このブログ前半の写真では不思議とGUIDIが目立っていない。意外と街に溶け込んで見える。それは、鶴田が着ている洋服の方がジップの量が多いから、とかそういうことではなく。



この不思議なリアリティの根源には、GUIDIの歴史があるかもしれない。伊・トスカーナで革の鞣(なめ)し屋として100年以上前に創業し、その伝統的なレザーを使用した革新的なプロジェクトとして2005年にスタートしたGUIDI。

自身の生い立ちにスクラップ&ビルドを加え、それでも古典的な靴作りを現在も続けているということ。PL1は一見するとアヴァンギャルドデザインに思えるが、しかし実際にモチーフになっているのは昔の潜水夫が履いていたジップ付きの靴であったりする。

履きやすさ、頑丈さ、実はコーディネートに大きく作用しないルックスの良さ。春の散歩にぴったりなのかどうかは人によるかもしれないけれど、僕はこのブーツに付属しているビブラムソールを張ってからというもの俄然街歩きに活用している。

伝統だけでもなく革新だけでもなく、ファッション性だけでもなく実用性だけでもない。結局、GUIDIはGUIDIでしかない、という結論。

しばらく欠品していたPL1のBLACKが再入荷しました。旅にハイソフト、春にPL1。いかがでしょうか?



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