素直に楽しもー

最高にバックシャンなブルゾン:renomaのLE DRUGSTORE。
1970年代にモーリス・レノマが生んだrenomaのヘリテージ。
を、ウルトラスエードを使って遊び尽くしています。
よく考えつきますね〜。発想力、想像力、創造力。
そんな作りを見る限り、renomaのアーカイヴにしがみついたただのリプロダクトの枠に全くおさまらない、まさしく2023年版renoma。
だけど、何故か1970年代当時からちゃんとそのまま実在しそうな説得力も感じます。
日本規格、いわゆるライセンス物の一つではあるけれど、この企画は本物を超えているのではないでしょうか。
と、そんなことを僕は思いますが、そんなどうでもいい感想よりも何よりもこのブルゾンは最高にバックシャンです。

バックスタイルだけでなく、フロントスタイルからも「アメリカに憧れたフランス人が作った洋服」らしさがむんむんに香ります。そういう時代だったんでしょうね。
さて、そんな知ったかぶりのそれっぽい考察はおいておいて。
バックシャン、「後ろ姿が目を引く」っていう意味で「うわ〜バックシャンですね〜」なんて適当に使っていましたが、改めてバックシャンってどういう意味だろ、と思って調べてみたら「女性のうしろから見た姿が、均整がとれて美しいこと。また、そのような女性。」と書いてありました、コトバンクに。ありがとう、コトバンク。

1970年代当時のVOGUEに使われた(らしい)広告。確かに、バックシャンですね。

実物。鶴田さんのAmvaiの記事より拝借。記事のバックナンバーの中でも一際バックシャン。

中台もバックシャン。
当時モーリスが何を思ってこの洋服を作ったのかは、当時のモーリスしか知る由がないし、今、renomaのデザインチームが何を思ってこの洋服を作ったのかも、本人達にしかわからないし聞くのも野暮だから、やっぱりそういうのはおいておいて。
1970年代だろうと、2023年だろうと人間の目にこのブルゾンが「バックシャン」に映ることは変わらないようです。
もちろん、この洋服の魅力はバックシャンであることだけではありませんが、ひとまずバックシャンなことを素直に楽しんでみてください。



ついでに言うと、フロントもシャンとしてますね

– LE DRUGSTORE –
Color:OLIVE Size:48/50 ¥165,000-(tax included)
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河上 尚哉
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