続・超かっこいい靴



F.LLI Giacometti/MARMOLADAのワークブーツ:FG210。
このワークブーツ。古くからある品番ですが、実際に売り場に並んでいるのを僕は見たことがありません。なんでだろう。形は男性の定番的ブーツなはずなのに。
実はMANHOLEで過去に一度この靴にチャレンジしてみたことがありました。3年前の12月。
写真で中台が履いているのがそれです。象の革。
が、サイズも限られていた(41のみ)し値段も高いしなんだったらどう合わせていいかわかりませんくらいの反応。まあ「超かっこいい靴買ってきました!」だけで売れるわけないよな。
このままMANHOLEに寝かせておくのもなあ、と思ったので、結果的に中台の誕生日にプレゼントしました。
というわけで、個人的な印象も「売れなかった靴」
なのですが、今、とてもよく見えます。最近華奢な靴が多かったしなあ。
このブーツに合わせたい洋服も具体的にイメージが出来るし、今MANHOLEに並んでいる洋服との相性も良さそうですね。
というわけで、甲革を変えて再チャレンジすることにしました。

甲革はVACCHETTA ELBAMATT ROVESCIATA。
バケッタレザーの裏づかい。この革の色違いですね。
黒だと少しわかりづらいので触れませんでしたが、起毛部分を潰して光沢を出したグラデーションがかっこいいです。茶色だとわかりやすい。



色々な形の靴にこの革を使ってきましたが、こうやってみるとブーツ向きの革だなあ、と感じました。
ワークブーツらしい頑強で粗野な印象もしっかりとあるけれど、オイルをたっぷり含んだベジタブルタンニン鞣しのやわらか〜い顔付きが、このワークブーツを「男らしい」なんて言葉でまとめきれない物にしてくれていますね。

と、FG210の特徴がもう一つ。
メリノ種のムートンが履き口からつま先にかけて張られています。ワークブーツと書いてますが、フリーザーマンブーツですね。
アウトソールはVIbram、底付けはハンドソーンノルヴェジェーゼ。
雨の日だけでなく、雪の日まで履ける一足。
もしかするとこのトゥーマッチな仕様が単純に日本の市場に合わないのかもしれませんが、そんなのは見た目の印象。実際に履いて生活してみないとわかりません。UGG履いてる人だっているしなあ。
まあ、仕様がどうとかはとりあえずおいておいて、まず「試してみたいなあ」と思える靴なのではないでしょうか。
とりあえず、この靴の良いところは超かっこいいところ。
年中履ける靴はいくらでもあるけど「この時期にしか履けない物」には「この時期にしか履けない物」しか持っていない色気がありますよ。

-FG210- VACCHETTA ELBAMATT ROVESCIATA
Color:T.DI MORO Size:39/40/41/42
¥165,000-(tax included)
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河上 尚哉
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