今日は15時からなんとなく中台と一緒に物件を内見しに行きました。
気分転換です。もちろん良かったら何も考えずに契約しようとしてました。探す時間よりも決める時間の方が大事だと思っています。
さて、気分転換に内見。そんな軽い気持ちを管理会社に事前に悟られてしまったのか、現地に到着して仲介業者の方と物件前にて待つこと10分。急に仲介業者の方が動揺し出したな、と思ったら「すみません、管理会社の物件の鍵を管理されている担当の方が早退してしまって来れないそうです」とのこと。
中台のボルテージがグワっと上がるのを背中で感じつつ「そうですか、何があったかはわかりませんが、お大事にどうぞ」と伝え、その場を後にしました。
中台と僕は相性が良いようで、僕が怒っている時は中台が落ち着いていて中台が怒っている時は僕が落ち着くように自然となっているようです。数年前のニューヨーク仕入れの際、税関で謎に止められてイラついてた僕を「河上、彼らも人間だからさ」と、中台が冷静に止めてくれたことは今でも忘れません。
さて、初めての経験に初めての気持ちになりましたが、何も考えずに勢いで物事を進めようとする僕を何かのパワーが止めてくれたのかもしれませんね。
「まあ、せっかくここらへんまで来たからスムージーでも飲んでから解散しましょうか」という流れで青色のスムージーを飲みました。
バナナは感じましたが、残りの要素がなんであるのかは僕にはわかりませんでした。中台は「小麦を感じるな」と言っていました。グレーベースのカラーにマーブル調に混じる青い液体。「この青いのは天然の藻です」と教えてくれました。上がったボルテージに冷たいスムージーはなかなか相性が良く、帰り道のセルリアンタワーを照らす夕焼けも相まってなんだか健やかな気持ちでお店に帰ることが出来ました。青色スムージー、ありがとう。美味しかったです。

CLASS：今季の根気ジャケット、CCDA01UNI。
DORMEIUL社の英国製ツイードを使ったスポーティなコレクション。
この「スポーティな」というのは、決して生地から感じる洋服の印象だけでなく、洋服としての機能を感じるコレクションでした。
一見意味のなさそうなデザインや装飾的なディテールも、着る人によっては「着る」以外の機能が生まれます。
新しい洋服の形が生まれない2023年ではありますが、「これはこういうものである」という固定概念から一度解き放たれることで既存のディテール、既存のデザインからも新しく機能を感じることが出来るし、見たことがあるものを見たことがないものとして新たに楽しむことが出来るのかもしれません。

MANHOLE NEW ONLINE STORE

MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892