” NICENESS “ – HOLLAND – [ マイルスベスト・ホース ] ¥198,000-(tax included)
こんにちは、中台です。 マイルスベストと名付けられたNICENESSのレザーベスト。 どうやらジャズミュージシャンであるレジェンド: Miles Davisのイメージを形にしているらしい。 僕はマイルスがこんなベストを着ているのを見たことがないけど、確かに着てそうだな〜と思う。似合う。 マイルスって何がそんなにすごいの?って、僕は評論家ではないから大して語ることはできないけど、彼が柔軟、そして先進的に変化し続けたことは確かだ。 50年代に大きく盛り上がったジャズも、60年代にはビートルズの登場もあって大きく衰退することになる。 最先端であったジャズも、いつしか古臭いジャンルに。 クールだったはずのスーツスタイルだって、気付けばクールじゃなくなっていた。 そんな中、マイルス68年の作品「Miles In The Sky」ではジャズに電子楽器を使うことで、” FUSION “という言葉が生まれた。 その2年後の作品「Bitches Brew」では既にジャンルとしてフュージョンが成り立っていて、ビバップの形態から抜け出した様々な要素を持つジャズが派生していった。 その2年後にもマイルスはファンクやロック、ワールドミュージックまで飲み込んだ作品「On The Corner」を発表。 当時の硬派なジャズファンを置き去りに。「何スカこれ…?」と問題作として扱われていたそう。 現代人の僕が聴いてもこれが50年前に作られた音楽とは到底思えない。 70年代以降のマイルスは音楽性もさることながら、ファッションもそれに合わせて大きく変化していった。 80年代に入るとHip-Hopにもアプローチしていたという、帝王らしい経歴。 91年に亡くなるまで変化し続けているけど、マイルス・デイヴィスという人のスタイルはその変化も含めて確立されている。 音楽だけでなく、様々なジャンルのファンから支持され、影響をもたらしているのはその変化があったからこそじゃないかなと思う。
僕はマイルスの音楽やファッションが好きだけど、真似したい訳ではない。 僕らは現代に生きているし、今しかできない、今だからできることをしたい。 NICENESSのマイルスベスト: HOLLANDにはマイルスの態度、姿勢が反映されている気がして、ロマンを感じる。 マイルスの音楽のように、様々な色、革、がクロスオーバーした一着。 自分なりに、それぞれの着方で楽しんでもらいたいです。
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あ、着てる。
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MANHOLE official instagram 中台 竜郎
〒107-0062 東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
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” PERIOD FEATURES “ [ COVERALL ] – KHADI HAND WOVEN – ¥79,200-
去年たくさん着て、たくさん仕入れて、たくさん買ってもらったにも関わらず、今年も飽きずに「いいな」と思えたゼロカウントのカディ。 ざっくりとしたサイズ感のカバーオールと去年と同じ形のシャツ。 去年と同じ織り方をした生地ではありますが、今年のものは去年のものと比較すると最初から柔らかです。シルクやリネンのような見え方をするけれど、コットン100%。大切に着るような形でもありません。先日紹介したTENDER.COのフーデッドプルオーバー 同様、着ながらたくさん遊んでいる内にもっとかっこよくなると思います。 Period featuresが用いるゼロカウントのカディは本来服地に使われない素材らしいけど、なんで本来服地に使われなかったのかわからないくらい良いです。手紡ぎ、手織り、太番手といった状況に加えて更に織り小屋に舞う糸くずが混ざることで、この不均一な表情が生まれます。 全て均一に作ることを目指した製品を見慣れているからこそ、この不均一な顔つきが更に良く見えるのではないでしょうか。
” PERIOD FEATURES “ [ SHIRT ] – KHADI HAND WOVEN – ¥50,600-(tax included)
寒いのかめちゃくちゃ寒いのかわからない、暖かいのか寒いのかわからない、暑いのか涼しいのかわからない、暑いのかめちゃくちゃ暑いのかわからない東京の環境において、これほど適当に着られる洋服も中々無いのではないでしょうか。 去年買えなかった方も、今年初めて知った方も是非どうぞ。
” CLASS “ – CCDS13UNI A/B – HAND PAINT ¥95,700-(tax included) LT.GREY ¥63,800-(tax included)
一昨年からたくさん着て、たくさん仕入れてたくさん買ってもらったにも関わらず、今年も飽きずに「いいな」と思えたCLASSのパンチングのウルトラスエードシリーズ 。 今回はリブパンツではなく、テーパードシルエット。 手染めのモデルとグレー無地。 目新しいパンチングのウルトラスエードに対して快適さを求めた一昨年と比較すると、僕らの中で今、このパンツはただ夏場に新しい快適さをもたらしてくれるだけの存在ではありません。ショーツ を上から穿いてみたり、中途半端な丈のパンツを上から穿いてみたり、下にレギンス を穿いてみたり、一昨年想像出来なかった楽しさが今では具体的に想像が出来る。 物の形がそこまで変わらなくても、自分たちが変わればなんでも新しく見えます。 一昨年買えなかった方も、今年初めて知った方も是非どうぞ。
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MANHOLE official instagram 河上 尚哉
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” NICENESS “ – HOLLAND – [ マイルスベスト・ホース ]
” NICENESS “ – SPOOKY – [ NNリングリザードWケース ]
” NICENESS “ – GALLAGHER – [ ダブルブレストストライプジャケット ]
” NICENESS “ – LYLE – [ クラシカルストライプベスト ]
” NICENESS “ – BENNY – [ クロップドストライプスラックス ]
” NICENESS “ – FLINT – [ WMクラシカルベスト ]
” NICENESS “ – CHAPMAN – [ N45 チノハット ]
” PERIOD FEATURES “ – KHADI HAND WOVEN SHIRT / COVERALL –
NICENESS色々。 中台が去年ずっと着てた人から褒められるシャツ 、そしてそのシャツと同じ生地のカバーオール。 が入ってきました。 他にも入荷ありましたが、写真撮るの忘れました。そんなことだらけです。 19時ごろに山崎くんが「ラーメン食べたいっすね」と呟いてから、僕の頭の中もラーメンでいっぱいです。 それではまた。
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昨日、河上が紹介していたコーデュロイ素材のフレアパンツ。「パンツ」とは言ったものの、5-pocketパンツ型なので「ジーンズ」と言い換えてもいいかもしれない。商品の特徴は、前回のブログに詳しく書いてあるので、そちらをご参照ください。 こんにちは、鶴田です。
フレアシルエットの5-pocketパンツと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはリーバイスの名品番、517と646。僕は高2のときに初めて古着屋でコーデュロイの517を買った。色はベージュだった。その頃は、父親が若いころに着ていたツイードジャケットをタンスから持ち出してセミフレアのコーデュロイパンツを履いていた。 フレア度が大きくワタリがユルい646に関しては(1990年代当時)オーバーサイズで腰穿きしている人が多かった為、僕のフィルターには引っかからずスルーし続けてきた。その反動か、517はネルシャツやスウェットに合わせるよりも、小綺麗なコーディネートで穿きたいと思っていたような気がする。
結局、自分のコアにあるものは大して変わらないのだろう。このフレアコーデュロイ5-pocketパンツもジャケットと思わずコーディネートしたくなる。
しかしながら、完璧なフィッティング。517と646を単純に足しただけではこうならない。
本格的なテーラードジャケットに合わせても美しいし、こうも見た目が良いと穿いている本人も気持ちがいい。見よ、この後ろクリースの落ち方。
5-pocketパンツにセンタープレスを入れてドレスアップ感覚で穿くというやり方は、大昔のジャズマンが始めたんだったかどうだったか、ちょっと忘れてしまったけど。昨日、河上が紹介していたイヴサンローランの写真のように、本来はカジュアルなワークパンツをエレガントに穿くという考え方は1970年代のパリをはじめ、イタリアなんかでも流行したアンダーステイトメントな着こなしのひとつ。 普通っぽいアイテムなのに、優雅。という。 昨日の河上もそうだけど、何気なくGジャンに合わせるだけで品があるこのパンツ。
一方で、いつも通りのノリでフレアコーデュロイ5-pocketを穿く、中台。ファンキーなサンダルと合わせているけれど、パンツのシルエットに緊張感があるからだろう。全身古着では辿り着かないポイントに着地している。
オーバーサイズのロングコートを合わせても、ワタリの緊張感と足元のフレアボリュームが全体を受け止める。やはり、517と646を単純に足しただけではこうならない。 同じ5-pocketパンツを穿いているけれど、僕と中台のコーディネートは真逆のようだ。ちょうどその間に、昨日の河上がいる感じ。そのどれもが成立するという点で、このパンツの懐の深さがうかがい知れると思う。
例えば、黒いパンツに茶靴。
白いパンツにライトブラウンのスリッポン。 後染めの501にチェリーブラウンのドクターマーチンといういなたさでもない。イタリア製のホワイトパンツに軽快なイタリア靴というエロスでもない。 このコーデュロイフレア5-pocketを穿くと、今までなんとなく腑に落ちなかった配色のバランスまでも、すべて覆されるようだ。中台と河上と僕の間にあるすべての可能性を一つずつ丁寧にまとめてくれるパンツ。
” cantate ” – MANHOLE edition – [ 5P FLARE CORDUROY ] Color : BLACK/WHITE Size:28/30/32/34 ¥48,400-(tax included)
古着で探すには骨が折れる。 シルエットとディテールをミックスしただけでは辿り着けない。 例えば先述したサンローラン本人の5-pocketパンツルック。一見するとなんてことない。でもちょっとやそっとじゃ、絶対になれない。あの素っ気ないエレガンスに辿り着くまでにサンローランはどれだけの美意識を積み重ねたのか。
ぱっと見はシンプルなこのパンツの完成形を目指して、幾度となく(文字通りミリ単位の)修正を重ねた結果、517でも646でも684でもないものが出来上がった。それは「新しいベーシック」とか、そういった呼び名のパンツではなく、ただ単純にカッコいい5-pocketパンツ。 「ただ単純に形がカッコいい5-pocketパンツ」というものが如何に強靭な洋服であるかを存分に感じられる仕上がりです。現在の僕らが考えうる美意識の結晶を、実際に穿いて感じてみてください。単なる美脚パンツとは出発点そのものが違うので。
※” cantate ” – MANHOLE edition -[ 5P FLARE CORDUROY ]は2月23日(木)から発売します。
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鶴田 啓
〒107-0062 東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室 M : info@manhole-store.com T : 03 4283 8892
こんにちは。河上です。 ヒップがキュッとしてワタリがキュッとして膝下が開いているスラックスはSADEのPT09 で大分お客さんに楽しんでもらえたので、今度はヒップがギュッとしてワタリがギュッとして膝下が開いている5ポケットパンツを企画してみました。 スラックスと比較してパンツとしての強度が圧倒的に高いヒップ巻き縫いの5ポケットパンツの方が、サイズを攻めることが出来てギュッとしてギュッとしそうだな、と思ったからです。 あと、単純に毎日穿けるパンツを売場に並べたかった。 ただ、そういうギュッとしてギュッとしてガバッとした5ポケットパンツは「古着で集められるんじゃないかな」と感じていたのでしばらく様子を見ていたのですが、中々イメージ通りのギュッとしてギュッとしてガバッとした5ポケットパンツは揃わないし、品番/ウェスト/レングスサイズが同じものでも作られた年代で微妙に違ったり、洗ったり乾燥機にかけられたり伸びたり等で微妙に違ったり。イメージ通りのものを集めるのはやはり難しい作業です。イメージがない方が楽。
とはいえ僕は古着事情がわからないので、中台にモロッコ滞在中のイブサンローランの写真を見せながら、「こういうヒップがギュッとしてワタリがギュッとして膝下が開いている5ポケットパンツって集められないの?」と、聞いたところ「そこまで明確なイメージがあるなら作った方がいいんじゃない?」と言われたので作ってみました。 素材は通年穿ける綿100%の細畝コーデュロイ。 去年の夏に「細畝コーデュロイは本当に真夏に穿けるのか」を身をもって検証したところ、デニムよりかは涼しかったです。 「色、白と黒でいい?」と、中台に確認したら「ロマンがあっていいかもね。」と言われました。 というわけで白と黒のコーデュロイ、ヒップがギュッとしてワタリがギュッとして膝下が開いている5ポケットパンツ、いかがでしょうか。
ベースにしたのは去年の上半期に毎日穿いていた黒の517と去年の下半期に毎日穿いていた白の646。 本当に毎日穿いてたのでボロボロです。 黒の517はヒップがギュッとしてワタリがギュッとして膝下は微妙に開いてるくらい。 膝上までは完璧なんだけど、膝下は少し物足りない。 646は黒の517をサンプルで預けてしまったので、とりあえず穿いていたところ気付いたら毎日穿いていました。膝下からの開き方はこっちが参考。 日本人は欧米人に比べて膝下が短いので、膝位置を5cm上げてます。 ついでに股上が浅い方がよりギュッとしてギュッとしそうだったので、股上も少し削りました。
で、出来上がったのがこれ。 ヒップはギュッとしてワタリはギュッとして膝下は開いてます。 裾はアンフィニッシュなのでお好みの丈にお直し可能です。 膝位置を上げているので、丈直ししても裾幅が物足りなくなる印象は覚えないはずです。 サイズは28/30/32/34の4サイズ。 黒はカジュアルにどうぞ。 スラックスだと勇気が出ない、黒いパンツに茶色い靴といった合わせ方もこのパンツならば出来る気がします。 白はテーラードから柄物までなんでもいけるので、鏡の前の自分と相談しながらお好きにどうぞ。上がどんなにうるさくなっても白いパンツが何故かまとめてくれたりします。 当たり前のように洗えます。 丁寧に、大切に穿くような洋服でもありませんが、そういった気軽な要素はギュッとしてギュッとしてガバッとしたフィッティングが引き締めてくれると思います。
” cantate ” – MANHOLE edition – [ 5P FLARE CORDUROY ] Color : BLACK/WHITE Size:28/30/32/34 ¥48,400-(tax included)
イメージは固まっていたし、わかりやすいサンプルも用意出来たので「さて、誰に作ってもらおうかなあ。」と考えていたところ、cantateの松島さんが頭に浮かびました。 1年ぶりのcantate製MANHOLE企画。 驚くほど綺麗に作られているんだけど、5ポケットパンツのアメリカンな粗野な印象もちゃんと覚える、雰囲気の良い一本が出来上がったのではないでしょうか。
※” cantate ” – MANHOLE edition -[ 5P FLARE CORDUROY ]は2月23日(木)から発売します。
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