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本気(マジ)



夏の本気が分からない。

連日の猛暑が全国各地で続いていますが、よくよく考えてみると梅雨明けすらもまだ。2024年東京の梅雨明けは7月19日ごろの予定だそうです。梅雨が明けてから、本気の夏がやってくるんでしたっけ?いや、本気の夏なんてもはや存在しないんでしたっけ?

こんにちは、鶴田です。



「ドウシタノ?こうしクン。ゲンキ、ないデスネ」
「うん?そりゃあ元気もなくなるさ。こんなに毎日暑いとさ…って、君は誰?」
「ワタシ?私は、COSTES。renomaのジャケット」

“ renoma ” – COSTES –
¥143,000- (tax included)



「君かぁ。君が話しかけてくれてるの?」
「ソウデス、こうしクンがゲンキないので…シンパイしてマス」
「マジで?ありがとう。ジャケットの中にも優しい子がいるんだなぁ」
「ワタシを試してみたらドウデスカ?ゲンキ、でますヨ」
「マジで?こんなに暑いのに?ジャケットを着るだけで元気が出るなんてことあるかなぁ…」
「半袖・半ズボンの上からソノママはおるだけデス、トリアエズ」



「じゃあ、COSTESがそこまで言うなら…」
「ハイ、ドウゾ」



「おっ、なんか、やっぱり良いな。久しぶりにジャケット着ると、気持ちが引き締まる。靴ひももビシッと結んでみようかな」



「肩、四角っ!あと、着丈、長っ…短めのショーツだと、ほとんど隠れちゃうじゃん」



「あと、前身頃が異常にスッキリして見えるな。何だコレ?微妙な違和感…。どこから来るんだろ、この感じ」



「ちょっと、インナーも着替えてみようかな?」



「そうか…肩も四角いけど、裾も四角いんだ、このジャケット。ほんのりフレアなライン」



「フリルシャツ、三本ライン。ロマンチックな洋服にも合うね」



「このままの勢いで、スカートまで穿いちゃえ。…スゴイな、これ…。圧倒的縦長ライン。後ろ姿も色気あるなー」



「ねぇ、COSTES。そろそろ教えてよ、君の秘密。勿論、いくつかは分かったんだ。これでも洋服屋だから。6つボタンのダブルブレストなのに、表から見える場所にはボタンがひとつも付いてない。腰ポケットはあるけれど、胸ポケットは省かれている。装飾が少ないから、なおさら縦長に見えてるんでしょ?」
「さすがですね、こうしクン」



「袖口もフロントボタンと同じ仕様。ボタン留めの裏側みたいな変な感じ」
「ジッサイにはツカワナイ、ボタンごと省きマシタ」



「フロントはスナップボタンで留める。緊張感あふれるシリアスの中に隠れたオモチャっぽい感じが可愛いね」
「アリガトウゴザイマス」



「内掛けボタンは左脇下から伸びるストラップで留める。1980年代のジャケットでもたまに見かける仕様」



「なによりも、このシルエット。パワーショルダーって言葉があるけれど、ここまで本気のパワーショルダーはほとんど見たことがないよ、僕は。あとは、裾に向かってわずかにフレアする長い着丈。ロングスカートっていうのかな、このタイプのジャケット」
「はい、パワーショルダーにはそのナマエのとおり、チカラがあるのデス。ロングスカートもナマエのとおりデスネ。ジャケットの下半分がロング&フレアにみえます」
「たしか、元々は1930年代、エルザ・スキャパレリによって提案されたと言われるパワーショルダーは当時の女性たちにもっと力強い生き方を促すような、ある意味では『男性にも負けないほど力強い女性服デザイン』の象徴だったと言われているけど…。でも、このrenomaはそれだけじゃないね。肩は強いけど、ボディは細長い、裾はロングスカート。男性に対しての女性とか、女性に対しての男性とか、そんな二項対立からさえも逸脱する自由さがあるよね」
「私もそうオモイマス。オミゴトです、こうしクン」



「なんか、COSTESと話してるとゲンキ出てきたヨ。マジで」
「こうしクン、私のしゃべりカタまでうつってマスヨ」
「マジ?うつってた?」
「はい、マジです。ちょっと考え過ぎかもデス。パワーショルダーは『チカラ』です。そこまで考えるヒツヨウはアリマセン」
「そっか。このジャケット、俺、似合ってるかな?」
「ハイ、似合ってマス」
「マジで?なんか、自分が弱ってるときこそ必要なのかな?こういう服が」
「はい、マジでそう思いマス」



「なんか、さっきからマジマジうるさいな…COSTES」
「それは、こうしクンがマジマジ言うからです」
「マジ?俺、そんなこと言ってる?…って、言ってるな…」
「はい、私はCOSTES。ただのジャケットです。私が着る人にパワーを与えるわけではアリマセン。着る人の『写し鏡』なのデス。あなたがマジならば私もマジになるのです。私のショルダーラインはマジな人のパワーを5倍にします」
「5倍?マジで?」
「ハイ、マジです。最大で20倍まではいけマス、マジで。本気と書いて『マジ』と読みます。私は、ジャケット・COSTESは本気のパワーショルダージャケットなのデス」
「まるで界王拳みてーだな。おら、ワクワクすっぞ。でも、そっか…そうだよな。こんなに本気のパワーショルダー、こんなに本気のロングスカート。こんなに力強いジャケット、そうそうあるわけじゃないしな…。よし、分かった。この夏は、というか夏が終わっても、秋も冬もおまえと一緒に過ごすことにするよ!弱ってる場合じゃない、俺の本気を見せてやる!」
「…」
「あれ?COSTES?どこ?どこ行った?」
「…」
「もしかして、俺の声が聞こえなくなっちゃったのか?そりゃそうだよな…本気なんていつでもどこでも出せるわけじゃないし。出せるタイミングで出すしかないよな、しくじったよ、マジで…」



と、後悔先に立たず。本気のパワーショルダー、本気のロングスカート、本気のrenoma。本気と書いてマジと読む、ジャケットCOSTESはいつもあなたの傍にいる。あなたが本気を出すとき、いつもあなたの傍にいる。本気が出そうなタイミングで、お店まで是非見に来てくださいね。

これほどパワーがある本気のジャケット、なかなか出会えませんよ。ちなみに生地も本気です。



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鶴田 啓

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