黒でも茶色でもない
FG562、ROSSA木型のスリッポン。
以前、赤い革やUTAH CALFで仕入れていました。
甲革はネイビーカーフ、底付けはハンドソーングッドイヤー。
以前紹介したトゥボラーレ製法のFG292や昨日のブレーク製法のFG616の丸コバと異なり、地面と垂直な爪付きのアウトソールが凛とした印象。
そういえば、木型や製法は違えど全て同じコインローファーです。同じブランドのコインローファーでも、色々ありますね。
ちなみにこれは同じROSSA木型ですが、踵に芯が入らないボロネーゼ製法の靴。
同じ木型、同じような革でも作り方が違えば全然違う靴。
細いトゥ、内に入った小さな手縫いのモカラインは本来スーツと合わせる英国靴によく見られたスタイル。だそうですが、以前赤い革をのせた際に「この靴は真面目な革はもちろん合うけど、遊びの効いた革も合うんだな」と感じたので、今回はネイビーカーフをのせてみました。どことなく、女の子っぽいバランス。ブルーデニムに白い靴下、白いTシャツで十分ですね。
黒でも茶色でもなくネイビー。黒でも茶色でもないからなんでもいける、というよりも「この格好には黒い靴だな」とか「この格好には茶色い靴だな」と、今まで自分の中でなんとなく決めていたバランスに合わせてみると、紺色の革靴の良さが楽しめるのではないでしょうか。
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河上 尚哉
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