サトシのブログ
「鶴田さん、さっき撮った写真(ブログ編集画面の)メディアライブラリに入れてあります。ブログのタイトルも付けて下書き保存しておきますね」
「オッケーです、ありがとーー」
って会話を中台と交わしたのはついさっき、20分くらい前だった。
お店の片づけを済ませて、さぁ書くか、とブログの編集画面を開いたら中台が付けたタイトル(仮)が目に飛び込んできた。「サトシのブログ」。僕はこのタイトル(仮)をそのまま本題に使うことを2秒で決め、書き進めることにしたので、いよいよスタートです。サトシのブログ。
こんにちは、鶴田です。
いま、僕は(- -)こんな顔をしています。いや、もしかすると(仮)こんな顔かもしれない。
今日、サトシが紹介するのはこのパンツ。おとといの河上が「そういうデザイン」として、昨日の中台が「ギャップなイージーパンツ」として紹介していたCLASSのシャーリングパンツ・CCEA02UNIシリーズの生地違い。それにしても、なんだか懐かしいなー。河上→中台→サトシ。このバトンパス。
今日の生地は、白黒のグレンチェック。
ちなみに、CLASSの各アイテムに付けられた記号的な品番の中で、最後のアルファベット1文字は生地の種類を指している。このパンツで言うと、白黒バンカーストライプが「A」、チャコールグレー無地が「B」、そしてこのグレンチェックがCCEA02UNI 「C」というわけ。
そこでふと気づいた。中台が付けたタイトル(仮)の意図。もしかして、彼はこう思ったのかもしれない。
「昨日とおとといで、この形のパンツの仕様やシルエットについては既に書いているので、鶴田さんにはササっとCを紹介してもらおう」と。「ササっと」「C」、「ササっとシー」、「サトシ」…深謀遠慮or考え過ぎ良太郎。ということで、もうとっくに始まってますよー、サトシのブログ。
当の本人、中台は自分でそんなタイトル(仮)を置き土産したこともたぶん忘れて、どっかへメシ食いに行った。僕の手元に残ったのはCLASSのシャーリングパンツ・CCEA02UNI C &さっき撮った写真。なんて書いてたら「さっき撮った写真」の中にも「サトシ」を見つけちゃって。呪いかよ、これ。
ちなみに、このシャーリングパンツCCEA02UNIは、2プリーツトラウザーズ・CCEA03UNI(写真上)とは全く異なるデザイン。(バンカーストライプやグレンチェックの)生地は同じだけど、パンツとしての印象は全く違う。ベルトループ、ウエスマン、深い2プリーツ、切りっぱなしのサイドシーム…など各所で生地を切り替えた&デザインポイントのあるマキシマムデザインのCCEA03UNIに対して、CCEA02UNIは潔いくらいあっさり風味のデザイン。
裾上げが裏返っている点を除けば、目に見える縫い合わせ箇所も最小限で、びっくりするくらいシンプルな仕立て。
シルエット全体を見ても、フワっとサラっと、ごく単純。
カラーリングやフェード感でフックを利かせたシンプルなコーディネートにも、サラッと馴染む。
一応、サトシも着てみました。
ポケットはサイドシームに埋め込まれているし、フロントジップもない。ベルトループもウエスマンも2プリーツもない。グレンチェックの生地を単純に2枚組み合わせただけ。柄の切り替えがほぼ存在しない。そんなサラッと感が異常に新鮮だ。
フロントを開ける(閉じる)必要がない、ベルトを締める必要もない。ふたつのトンネルに2本の脚を通すだけで着用が完了するという、恐るべきサラッと感。
腿周りはゆったり、裾幅は細い。久々にそんなワイドテーパードシルエットのパンツを楽しみたい、と思っていたタイミングで「マキシマムデザインのCCEA03UNI」&「ミニマムデザインのCCEA02UNI」という2種類の選択肢を提示してきたCLASS。そして、どっちもカッコ良かったから、どっちも買い付けたMANHOLE。
ちなみに(レオパードなど)より強い柄に合わせることで、グレンチェックの存在感が消えてほとんど無地ライトグレーのパンツに見えますね。
ほら、ほとんど無地ライトグレー。
で、サトシのブログ。どうせもう1回くらい、冒頭の流れをラストで回収するんだろ?って読者に思われていそうだったので、どうしようかなぁと考えていた18:50。中台の方をチラッと見たら「さっさとしろよ」にも似た圧を感じたので、おー良かった良かった、これで無事に回収できるぜ。「さっさと」「しろよ」、「さっさとし」、「サトシのブログ」。
もはや泥沼の回収症候群(シンドローム)。でもね、よくよく考えてみたら最初からあるじゃない。今日のお題は「サラッとしたシャーリングパンツ」でしょ?「サラッとした」「シャーリングパンツ」って、そもそも「サトシのブログ」だよ。むしろ「サトシシ」で「シ」がひとつ余るよ。灯台下暗し。ということで、やっきになって探し過ぎると、ついつい見落としてしまうようなシンプルさで僕らのすぐそばにいてくれるパンツ、いかがですか?久しぶりだもんねぇ、これくらいサラッとしたシャーリングパンツ。気軽でいいや。
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