別に変わりたくはないけど
買うのは好きだけど仕入れるのは苦手な服飾雑貨。
そんなマフラーだったりベルトだったりの「あったらいいのになあ」を、今年はサボらずに用意してみました。
といっても、ベルトは作りたいタイミングでたまたま良さそうな背景から声がかかったり、マフラーは大判のストールよりも普通のサイズのマフラーの方が良いなあ、と思ったタイミングでたまたま良さそうな背景から声がかかったり、全部たまたまですね。
欲しいタイミングで目の前にあるくらいがちょうどいいのかも。
で、手袋。
いつだって売り場に並べたいものですが、causseの手袋がコロナ禍以降仕入れづらくなってしまった(コスト、革の色展開が減ったりといった現実的な理由。少なくとも去年は)ので、代わりのものを探していたら意外と近くにありました。イギリスのDENTSです。
日本において男性向けのレザーグローブブランドとしての認知度はかなり高いのではないでしょうか。
特に、最高峰の名品とされているペッカリー素材を使ったモデルが有名ですね。
で、MANHOLEで仕入れたのはそういう「DENTSといえば」のモデルではなく、ものすごくあっさりとしたDENTS。
「causseは色数が多いのに加えてフランス製なのが良かったから値段高くてもいいな、と思えたんだけどもう渋カラーしかない。代わりにDENTSのこのモデルどう?」と、中台に聞いてみたところ「背景にロマンを感じられればなんでもいいと思う。はめるだけで体感温度が十分変わるからライニングは無い方がいい」と言っていました。取り扱い決定。
アンライニング。
手の甲のステッチも控えめ。過剰なハンドステッチアピールも無いあっさりとしたDENTS。
ちゃんとイギリス製なのは嬉しい。
赤っぽい茶色のTAN。
「なんか殺し屋っぽい」という理由でcausseでは仕入れなかった黒も、今年はよく見えたので並べてみました。
甲にステッチが入るせいか他の色と値段が異なる黒スエード。
と、別注色でグレー。
あまり見かけたことのないグレーの革手袋。
「グレーのナット釦と合いそうだな」と思ったので作ってみました。
MANHOLE、グレーの洋服も多いからちょうどいいかも。
で、失くす/失くさない問題。
誰一人として鞄を持ち歩かないMANHOLEスタッフ。
禅野くん、中台のようないかにも「失くしそうだな」という人間が少なくとも2年間はcausseの手袋を失くさず愛用している。手ぶらでも意外と失くさないみたいですね。
一昨年以降、MANHOLEの提案として欠かせない存在となった革手袋。
手につけるだけなのに不思議と全体の印象が変わります。
「なんでだろ?」と考えたら、靴も形や革や色が変わると全体の印象を変えるように、末端の印象が変わると全体に作用するのでしょうね。
というわけで「別に今のままでいいけどなんか変えたいな」という方、革の手袋いかがでしょうか。
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河上 尚哉
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