ファッションアイテム
ああ、今日も寒そうに歩く男が一人。
ホワイトバックのように真っ白な世界。きっと雪景色ですね。
明日は吹雪かなぁ、そりゃあ寒いわけだ。
しんしんしん‥
私の名前は hoodloop。よく由来を尋ねられますが、きっとhoodにloopがくっついているからそう名付けたのだと思います。日本語にするのならば、「輪っか付きフード」でしょうか。
私の首根っこには、私を信用してもらうのに必要不可欠な、品質表示タグなるものが付随しています。ここでひとつ、こちらを読み上げさせていただきますね。
「本体 綿 100% 別地 毛 100%」
ジッと見ていただいたり、一度さわって頂けると助かるのですが、フード部分が綿(コットン)で、ループ部分が毛(ウール)なのです。つまり、「ループにフードがついているとも言えますよね?」というような揚げ足取りの愚か者はおとといきやがれ。
しかし、別地が本体より劣っているとは考えてはなりません。そんな考えの持ち主は大馬鹿もの。
こちらが私の接合部です。
城のお堀くらいまではフード(綿)です。
親印のBLESSマークがキラリと光ります。
私のトレードマークデース。
はい、よいしょ。
なんだコレ。
ループをくぐって、フードを被って‥と
なるほど。
ループは斜めにそのままたすき掛けのようになるわけだ。
これがBLESSのhoodloop。
内側にhoodloopしてる人は、未だhoodloopと出会っていない人からすれば、
インナーにツートンカラーのフーディーを着ている人に見えるでしょうね。
目の鋭い人は、「ん?お?」と思うかも知れませんね。
hoodloopとの出会い②
飲み込みが速いですね。
くぐって被ってしまえばこちらのもの。
hoodloopには喋らせません。
後ろ姿
後ろ姿
後ろ姿
なんだか皆、揃いも揃って「\」ですが、「/」でもくぐって被れます。
これに近しいモノって、ありますよね。それこそフードだけ独立したやつとか。首が暖かかったら大体なんとかなるから便利だし、なんだか今日物足りない格好だなあと思って着けてみたらおっなんかイケたし、みたいな。ファッションアイテムと呼ぶにふさわしいモノかも知れません。
でもhoodloopはたぶん、無かったですよね。少なくともぼくは初めて出会いました。斬新なアイデアで楽しい。
でも、「コレ、珍しいですよね!すごいアイデア!人とも被らなさそう!あ、結局くぐった後に被るんですけどね!プププ!‥‥ちょっと、よっ、一本取られました!みたいな顔してくださいぉ〜ポポポ!」
みたいなことばかり言っていても、面白くはない。
発明品発表会ではないですからね。
そもそももしかしたらぼくらが日本で感じる寒さとは比べものにならない極寒の地に住んでいる人たちは、こういうアイテム、持っているかも知れない。見たことあるわけではありませんが。
去年の冬にロンドンへ行った時、友達の友達のサウジアラビア人の家に遊びに行きました。ベランダでのんびりしていたんですが、それはそれは寒いこと。ぼくがガクガク震えていると、家主がヌッと現れ「オイ、Yuto、コレ、着とけぃ」と漢の一言と共に、でっかい何かを渡されました。
それはそれはおっきな見たことのないバランスのムートンの羽織りでした。
Yuto :「めちゃくちゃあたたかい。ありがとう。コレ何なの?」
友の友 :「砂漠の夜に着るやつ。」
Yuto :「ヘェ、クソ寒いんだもんね。良いなあ、コレ欲しい。」
友の友 :「サウジに来れば買えるぞ。」
Yuto :「そっかぁ、欲しいなぁ」
まだサウジアラビアには行ってません。でもあの時「砂漠の夜」というワードが想像させたんですよね〜。受け取った時に、「ムートンの羽織り」ってことは分かりました。でも別にぼくはムートンの羽織りが欲しくなった、というわけでもないんですよね。
BLESSのhoodloopは、見てなにか説明せよと言われたら、「輪っか付きフード」ですよね。
輪っか付きフードが欲しい人はもちろんそのままの気持ちで手に入れると良いと思います。
ん?と一旦引っかかった人は、一度立ち止まって、ぼんやりどこかの何かを想像してみると良いかも知れません。「輪っか付きフードというファッションアイテム」という以外のパワーが湧いてくるかも知れません。
・・・
「でも、ソレ今、南青山の半地下にあるんじゃん!」
よっ、一本取られました!
くぐって被ってあったかくてかわいい。hoodloopです。
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