こんにちは。禅野です。
久しぶりのBlogですね。
最近よくお客さんから言われるのですが、このBlogは僕は書いていません。
気づいたら完成して、気づいたら上がってました。

さて、NICHOLAS DALEYの新型リバーシブルショルダーバッグ。
ふんわりしたリネンの表地。既に使い込まれたような、優しい表情をした柔らかい生地。
この前、鶴田さんが書いていたようにご機嫌な顔をしたサマータータン。

サイズは、縦/33cm、横/39cm、マチ/24cm。大容量。
紐はバックルなどが付属せず、結んで使う簡素な作り。
大容量のバッグは邪魔になることが多いけど、これは芯の入っていない布帛のバッグ。
折り畳もうと思えば小さく折り畳めるくらいなので、贅沢なエコバックとしても活躍しそうですね。僕は主役に使いたいけど。

サマータータンのご機嫌な顔はバッグになっても健在です。
せっかくのゴールデンウィークなのに薄曇りな今日。
少し暗い街の中でもしっかりと陽気さを感じますね。
なんだか年末にお店に遊びに来てくれた、NICHOLAS DALEY本人の笑顔を思い出すなあ。

天気が良くなってきました。ますますこのバッグが生き生きして見えます。
幅が広い肩紐。重たい荷物を入れて使っても大丈夫そうです。
簡易的な作りなのに、なんだか使う人のことを考えている気がするなあ。考えてないかもしれないけど。

で、SLING TOTE BAGはリバーシブル。
裏面はがっしりとしたベージュのツイル地。
剥き出しになった内ポケットの柔らかいサマータータン、男らしいだけじゃない可愛さがある。

肩紐は結んで調整できるので、こんな風に手で持つことも。簡易的な作りだからこそできることもありますね。

このバッグの良さは、作り込みすぎていないこと。
作り込みすぎていないのに。
いや、物として作り込みすぎていないからこそNICHOLAS DALEYのプロダクトには常に「男らしさ、可愛らしさ、陽気さ」といった他の洋服にない要素を感じられるのかもしれません。

頑丈な作りでもないし、頑丈な革でもないけれど。
「男らしさ」をしっかりと感じられるバッグだと思います。強いだけが男じゃないんですよ。

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禅野 晃士

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と、いうわけで。
SADEにパンツを作ってもらいました。PT-24。
紙タグの表記は何故かPT-25になっていますが、気にしないでください。PT-24です。
思えばPT-01から始まったSADEのパンツもあっという間に24品番目ですね。

さて、PT-24。
ポリウレタン混ポリエステルのイージーパンツ。EASY BAGGY POLY-TROUSERSと名付けました。
その名の通り、イージーでバギーシルエットなポリエステルのパンツです。

洗濯可能、すぐに乾きます。
糸つれが起きるようなポリエステルジャージーではなく、目が詰まったツルツルした生地。
フリーサイズ。タグの表記はSIZE:2と記載されていますが、SIZE:2しか作っていないのでフリーサイズです。

ウェスト最大108cm。どこまでも絞れるのでどなたでも穿けると思います。
絞った際の生地の余りは横にずらしたり後ろにずらしたり前にずらしたり、お好みでどうぞ。
ワタリから裾までズドンとストレート。裾幅は39cm。膝位置でも幅39cm。
余程短くしない限り、お直ししてもシルエットは変わりません。
直さずズルズル穿いても、直してスッキリ穿いても大丈夫です。それも、お好みで。

例えば、一見対極的な先日発売したrenomaの黒いスーツも、今回のイージーパンツも僕らにとっては同じ洋服です。
MANHOLEに並ぶ洋服は、作られた目的も生まれた時代も国も見た目も当たり前のようにバラバラだけど、全部同じ役割で並んでいます。
同じようにどうぞ。同じように、お楽しみください。

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河上 尚哉

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気温は上がったり下がったり。晴れたり湿ったり。季節の入り口でワチャワチャする気候も嫌いじゃないです。春の陽気に誘われて、なんて言ってみたところで実際には肌寒い曇天もあるんだから、その日その日で自分のご機嫌を取りながら、うまく過ごしていけたらいいですね。

こんにちは、鶴田です。

今日は小雨がそぼ降る外苑前からお届けします。

天気の話題でジャブを打つ。冒頭からそんな気持ちになったのは、今日のお題がこのシャツジャケットだったから？切ない色目に納得、イギリスブランド・NICHOLAS DALEYから届いたアイテム。これまで個人的に何度か訪れたことのある英国の空は、いつだって曇天模様のイメージ。

リネン100％のこの柄は、タグを見ると「Summer Tartan」と書いてある。マドラスともオンブレとも違う掠れ方。そして品名を見ると「3 Pocket Collared Cardigan」。シャツジャケットではなく、襟付きのカーディガンか。まぁ、商品名なんてなんとでも、ものは言いようでしかない。しかし、カーディガンと言い切ってしまえば、どことなくシャツジャケットよりも高貴な感じがするからねぇ、言葉の魔力。

なにもサマータータンだからといって、襟付きカーディガンだからといって、切ない色目だからといって、イギリスっぽく着こなす必要なんてないのは、ご覧のとおり。

渋くて切ないムードのアイテムには、例えばポップで楽しい感じがする色・形・素材・シルエットを合わせてご機嫌を取ってみる。

大きく尖った上襟、丸くて小さい下襟、斜めに傾いたパッチポケット。切ないだけじゃないNICHOLASの味が随所に振りかけてある。実に英国製らしい素っ気ない作りの洋服に、これだけのオリジナリティを込められるNICHOLASは自分自身のご機嫌の取り方を熟知しているんだと思う。

NICHOLASのアイテム群は、一見するとどれもバラバラに見える。ダークレオパードのラップスカート、オーセンティックなカバーオール、クロシェ編みのベスト…そしてサマータータンの襟付きカーディガン。ハイ＆ローなテンションが随所に混在しているけれど、しかし、そのどれもが他の何物でもないNICHOLASの洋服になっているという強さ。

例えば、切ないサマータータンのリネン素材には強いレザージャケットを合わせて楽しんでみる。

NICHOLAS DALEYというデザイナーの核にはジャマイカ系イギリス人というアイデンティティがあり、それを取り巻くかのように様々なカルチャーやルーツミュージックがある。しかし、それと同時に自らのバックボーンをこねくり回して洋服を作っているわけじゃない「ノリの良さ」がNICHOLAS DALEYの洋服にはある。

昨年末に原宿の某所で、NICHOLASにばったりと会った。たまたま立ち寄った洋服屋の店内だった。彼は僕の顔を見るなり「オーーー、ハー―――イ！久しぶり！」と満面の笑顔で手をぶんぶんと振ってきた。僕の方も彼につられて思わず「ハー――イ！ロングタイムノーシ―！」と咄嗟に大きな握手を交わした。しばらくの間、世間話をした。実際に彼と会うのは数年ぶりだったけど、比較的シャイな日本人である僕が思わず巻き込まれてしまうほどの「ノリの良さ」が彼にはある。

僕は職業柄、四半世紀もの間、洋服のコーディネートのことを常に考えて続けてきた。考え続けた結果、コーディネート云々の話は勿論あるけれど、それ以前に、そういったロジックを「ノリの良さ」が軽々と飛び越えていく瞬間がいくらでもあることを知った。知ってしまった。イギリスの天気は変わりやすい。そのせいか、イギリス人はあまり傘を差さない。サッと降り出した雨に抗わず、コートの襟を立てたりフードを被ったり、あまりに酷いようであればどこかの軒先で適当に雨宿りをしながら、それで済ませている。

そのうちに雨が上がることを知っているから。イギリスの天気と同じように人間の気分が変わりやすいことを知っているから。そういった意味で、NICHOLASが作る洋服は「強さ」と同じくらいの強度で「さりげなさ」を備えている。彼のノリはいつだってナチュラルなものなんだ。

この渋くて切ないムードのアイテム（もはやシャツジャケットでも襟付きカーディガンでも何でもいい）は、僕らのクローゼットに意外と入っていないタイプの洋服かもしれない。大きくとがった上襟、丸くて小さい下襟、斜めに傾いたパッチポケット。切ないだけじゃないNICHOLASの味（=強さとさりげなさ）が随所に振りかけてある。そして、この洋服は、他の洋服では補いきれない僕らの機嫌の隙間にそっと侵入してくる。ごくさりげなく、自然なノリで。今朝の出勤時。小雨がそぼ降る外苑前を、僕はカバンの中にしまってあった折り畳み傘を差さずに歩いた。なんとなくご機嫌だったから。日常の中にある、そんなさりげない気分がこのシャツには込められている気がする。

気温は上がったり下がったり。晴れたり湿ったり。季節の入り口でワチャワチャする気候も嫌いじゃないです。春の陽気に誘われて、なんて言ってみたところで実際には肌寒い曇天もあるんだから、その日その日で自分のご機嫌を取りながら、うまく過ごしていけたらいいですね。

見てよ、ゆうとのこの顔。超・ご機嫌。

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鶴田　啓

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わ〜綺麗な色
桜、綺麗だったな‥‥
なんて、散ってしまったものにいつまでも思いを馳せていても仕方ありません
また来春！ということで

このBLESSのスカートは、これからです。
こんな感じで始めていきますが、皆さまいかがでしょうか。

サイドスリットからSTART！

先にお伝えした通り、こちらはスカートです。

だからと言って、もう良いですよね？
「○○世紀の西洋貴族は〜」とか、「いつかのブラッド・ピットが〜」という類の話。
つまり、
「男のスカートとは？」みたいな話。

そもそも女性からしたらどうでもよさそうですし、今は2024年ですし、ブラピ以外ブラピじゃないですし、
ぼくたちにはあんまり関係なさそうです。

なーんて、ひねくれている暇はありませんよ！
余裕で履けます、っていうポイントだけ抽出。ささっと進みましょう。

そもそも、なんだかんだで慣れましたよね。
素直にかわいいな、かっこいいな‥

コレゾ！

ちょっぴりヤンチャハービーハンコックファンがスカートを履いています
これくらい、唐突でいいんですよね

このスカートに合わせるようコーディネートを考えたとすると、それはもうとびきりお洒落なヨーロピアンオフィスレディ誕生の予感。
それも、良さそうですね、どなたか、よろしくお願いします

お待たせしました、ウエストのディテールです
ちなみにこのスカートはその名も ” SMLXL Skirt “
画面右手のジップからから順に、S、M、L、XLということですかね
型破りな仕様‥でも何故かソリッド&スマートに見えますね
これぞシンプルなデザインのパワー
この人（177cm,62kg）はXLですね

ちなみに素材はコットンで、
カラー名は ” White rust weave ” です
言い得て妙

スカートのジップ講習、始めます。
「はい、あなたはXLですね。逆側に付いている雄ジップをグッっと持ってきて、一番内側にいれて上げましょう」

「はーいそうです」

「あなたにはもう教えることはありません」

Lの人、Mの人、Sの人にはまた違った景色が広がっていることでしょう

尻ポケットをインサート

コレゾ！
スウェット、薄デニムに、オン

これくらいでも良いんですよね、引っ掛けるくらいの感じ
ソリッド&スマートとは言え、もともと型破り仕様のスカート
どんな風に履いたって、良いんです

最後にはなりますが、皆さんに告白せねばならないことがあります
このスカートには、バックポケットの他に
左右にポケットが備わっています
一度も入れずに、すみません

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吉田　悠人

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