ただのシャツ

昨日のブログでは、夜空にシャツが映り込んでいましたね。
あの写真の背景は、ある日の夜釣りを楽しむ河上さんの頭上に広がっていた星空。
空に浮かんでいるシャツはコラージュ。シャツを空に浮かべるだけでは飽き足らず、流れ星まで付け加えてしまいました。
このコラージュ画像は、パリにいる河上さんと中台さんが少しでも笑ってくれたらいいなと、悠人くんと共同制作しました。河上さんと中台さん以外の方にも伝わってくれると嬉しい。


今日は、KNOX : MID NIGHTに続き、KNOX : HOUNDS TOOTHを紹介します。
僕は展示会に行っていないので、商品がMANHOLEに届き、初めて実物を見ることになります。
少し前に写真では見ていたのですが、写真では伝わらない魅力的なシャツなんだな、と素直に感じます。



大ぶりの襟、ロングカフスなど、少し古臭いディテール。全てが丸みのない作り。
勝手ながらクラシックなイメージのある柄:HOUNDS TOOTH。
ディティールと柄、ここだけ切り取るとお堅い雰囲気のドレスシャツのように僕は思いました。
ですが、HOUNDS TOOTHは、MID NIGHTに比べて、弾力があって厚みのある生地。
その生地のおかげか、長いカフスから伸びる深いギャザーがふんわりとしてて、柔らかい印象を感じます。

ボックスカットの美しいエッジ。

デニムにKNOX。シンプルな組み合わせ。
トロッとした生地だからこそラフに着ても、どこか緊張感のある佇まい。

ボロボロのデニムジャケット、ベルベットにKNOX。


ヘリンボーンのウールジャケット、遊び心のあるキラキラパンツにKNOX。

ドライな質感のマドラスチェックブルゾンとKNOX。
白と黒の細かい柄のHOUNDS TOOTH。遠目で見るとグレーです。
柄と柄同士を組み合わせるコーディネートでも「なんか、いいかも〜」くらいの感覚でサラッと合わせられるのも、KNOXの魅力なのではないでしょうか。

今日、来ていた洋服にそのまま羽織るだけでも、十分かっこいい。

先に書いたようにクラシックな柄にクラシックなディティールの組み合わせだけど、なぜか堅苦しくない。柄もディティールもすでにどこかでみたことがあるものだけど、実際に目で見て、触れてみると、不思議と興味が湧いてくる、NICENESSのバランス。
上質とされる洋服は世の中にたくさんあるけど、上質なだけでは物足りないと感じてしまうことも多いですが、このブランドはその「上質で上品なだけじゃない」というのが、個人的に魅力を感じます。
KNOX、着てみてください。やっぱりシャツを着ると気分が上がりますね。
楽な洋服も好きですが、僕がシャツを羽織った時に感じるこの気持ちはずっと変わらない気がします。
が、KNOXはシャツはシャツでもKNOXです。ただのシャツではない。

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