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なんの為のデザイン

“CLASS” -CCFA01UNI A- ¥44,000-(tax included)
Color:INDIGO Size:1,2


CLASS、CCFA01UNI A。
糊付きのライトオンスデニムを使用したワイドシルエットのデッキトラウザーズ。
例えば冒頭の摩周のように白シャツでサラッと合わせた(そして、それだけで十分だと感じられる)場合はタックで摘まれたフロントポケットや断ち切りの裾の仕様などが目立つけれど、このトラウザーズの特徴は間違いなく腰にある。


ベルトレス、サイドの釦を使用すれば数段階でウェスト調整が可能な仕様。
ちなみにサイドポケットに見える部分はサイドポケットではなくマチを逃がすために存在する空間。


釦を留めるとこんな感じ。ギュッと絞ると腰に沿ってヒップで急激に膨らむ。
「大きなウェストのデッキパンツをベルトでキュッと絞り上げて〜」みたいな穿き方ではこういう形にはならないから、数段階で調整可能なアジャスター釦、サイドポケット部分のマチ、前後のダーツ、デッキパンツにしてはやや下に位置するタック入りのフロントポケット、そして糊付きのデニム。
全てが「ヒップを丸く膨らませること」を目指した作りなのだろう。


さて、ヒップが急激に膨らむシルエットはあえて隠すまでもなくタックインしない限り見えない、シャツの裾で隠れる、ADIDASのトラックジャケットのように短いブルゾンを羽織った場合でも隠れる、なんだったらデニムの糊が落ちて生地が柔らかくなると、その「ヒップが急激に膨らむシルエット」はなくなりはしないまでも次第に落ち着いてくるだろう。
ここで疑問に思うのがわざわざ一つずつ積み上げて作り出したこのデザインは「なんの為のデザインなのか」ということ。

このCCFA01UNI AはかつてのLEVI’S REDに見られるような。
ヒップが極端に誇張されたカーヴィシャスなモデルを自分達が作るならばこう、ということなのかもしれない。そんなことを、写真を撮影している際ふと思った。
僕がそう思っているだけで実際は違うのかもしれない。
が、事実としてCLASSのデザインチームは自分達の「好き」を時にわかりやすく、時にわかりづらく散りばめてコレクションを作り上げる。

昨日紹介したNICENESSのチノパンが「かっこいいチノパンを作るため」にリサイズされたのであるならば、CLASSのCCFA01UNI Aは「自分達の好きを作るため」にデザインされているのだろう。

CLASSのものづくりからは「自分達が好きなものをそのまま、あるいは自分達が考える形でみんなに共有したい」、そんな気持ちを感じることが出来る。
その一方が二十余年続けてきたCLASSで、その一方が数ヶ月前から始まったMGR。
CLASSが一切並んでいないCLASSの直営店:MGRは紛れもなくCLASSの直営店なのだ。

それは結果的に「もちろん売れた方がいいけれど、売れなくてもいい」という考え方に自然と収束する。自分の好きが誰かの好きであるかどうかは、わからない。
それが良いことなのか悪いことなのかはわからない。

少なくとも、売れるデザイン売れるマーケティング、生地が良いや作りが良いという話が自分達にとっての全てではないという、彼らの考え方はただただ気持ちが良い。
我々は別に売れるものが欲しいわけではないし良いものが欲しいわけではない。自分達が欲しいものが欲しい。
だからMANHOLEには、CLASSが並んでいる。Marsには、MGRが同居する。


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河上 尚哉

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