外したカッコ

1930年代後半のスウェットをリファレンスとしたクルーネックプルオーバースウェット。表⽷にはナチュラルなムラ感が特徴のラフィコットン、裏⽷にはスヴィン綿のムラ⽷を採⽤しています。着古して裏⽷が抜けたヴィンテージスウェットの透ける様な⾒え⽅と肌触りを再現しています。フリーダムスリーブが特徴的なデザインとなっています。(NICENESS Official Websiteより引用)
これがNICENESSのライトウェイトスウェットクルーネックプルオーバー、LARS。
今年の春頃、MANHOLEにはIVORYが入荷していたのは記憶に新しいでしょうか?記憶に古い、とはあまり聞き馴染みがありませんね。まあ古いことは大体忘れているからでしょう。
どれどれ、前回はどのように商品紹介がなされていたのかしら…参考程度に見てやりますか。
……『LARS風ドリア』……?なんですかこのクソみたいなタイトルは……‼︎
まことにけしからん。
これではまるで、「スウェットがパッと見フツーな感じだから、突飛なタイトルで興味を惹こう」感が丸出しではないか。やれやれ、シロートがやりそうな手だこと。こんなヤツは早々にとっちめておかなくては。
……フム……フムフム。読み進めてみるとなかなか真面目に紹介しているではないか。
表に出る糸にラフィコットン。ゴルフコースのラフ、長短入り混じった芝生から名付けられたらしい。
裏の肌が触れる糸にスヴィン綿。「スヴィンコットンはクソ気持ちいい」。
思わず品のない言葉が出てしまうほど品のある高級な超長綿。
全人類の憧れ、フリーダムスリーブなるディテールについても(まわりくどい)説明がなされておりますので、生地やデザインについての説明は前BLOGを参照されたし。

つまり「あ、今日はこれでいいや。と着ることができる」

BODY 100% COTTON
RIB 100% COTTON
PARTLY COW LEATHER ←イマココ

さて、商品説明を過去に託したせいで、早くも伝えるべき情報が底をつきました。
ちなみに、痩せたスウェットの可能性は河上さんが2年前にこの記事で書いています。
さて、何を書こう。

着たことのある人間に言わせていただくと、このスウェット、ホントに言うことナシ。
それは作る側の意匠を蔑ろにすることとは(個人的には)思いません。
痩せたスウェットのことをライトウェイトスウェットクルーネックプルオーバーと呼ぶ人は、実際にはそうそういないでしょう。
「ブランド」について考えるのは意外と複雑だし頭でっかちになっても困る。
「このスウェットがなんかすごく良い」ことの理由を
「NICENESSというブランド」に求めるのは、なんだか無責任に思えますか?
「NICENESSだから。」と言い放つと、「ブランド感」に寄りかかっているように思えるけど、
「NICENESSのクリエーションはいつも良い。」というとまた違って聞こえる。
こういうことって、そういうものだと思います。
え?指示語が何を指すか、気になりますか?


「それってただのスウェットですよね?」
に対して、冒頭に引用したような詳細を並べ立てても、きっと逆効果。
それよりも頷き、
「うん、でもなんか良いでしょ」
と笑うくらいが気持ちよいのではないかと思うのであります。
だってこのLARSも、「ただのスウェット」の魅力を信じるからこそ作られたはず。
ひとたび括弧を外せば、そのスウェットは何十年の時と人を経て痩せたり褪せたりしたスウェットかもしれないし、

NICENESSが今作る新しいスウェット、LARSかもしれないというわけです。


¥47,300- (tax included)
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