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やりたくてやっている

“CLASS” -CCFA17UNI A-
Size:3 ¥198,000-(tax included)


「なんですか?これ」
という言葉に対してぐうの音も出ないほど、なんですかこれなCLASSのカットソー:CCFA17UNI A。
事実、出勤する僕らを「吊るされている洋服」とは思えない姿で毎朝迎えてくれる。
ハイゲージカットソー二枚の間にリサイクルのアルミニウムフィルムをボンディングした、ビックラガーシャツ。


「アルミニウムフィルムを二枚のカットソー生地に挟んでボンディング」しているだけあり、このラガーシャツの立体感や皺は中に挟まれたアルミニウムフィルムが生み出している。その代わりに二枚のカットソー生地はアルミニウムがアルミニウムであることを否定する。カットソー生地がボンディングされていなければ納品されて2週間経つアルミニウムは今頃暇な僕と悠人の手によって丸めて叩かれ今ごろピカピカの球体になっていただろう。

触る時、着る時、動く時の音は「ポォこボォこ、ぽボコぼっ」である。
撮影中も悠人が動く度にずっとポコポコポコポコ鳴っていた。まるで洋服から生まれる音じゃない。
かろうじてアルミニウムフィルムを包み込む二枚のハイゲージカットソー生地が「CCFA17UNI A」を洋服として形付けるが、そもそも何故カットソーにアルミニウムを挟もうと思ったのかは、わからない。

電波を遮断するため?赤外線を遮断するため?電磁波を遮断するため?ガスや水分を遮断するため?
電波、電磁波、赤外線は(電波、電磁波、赤外線を意識する必要がある場面以外は)日常生活において遮断する必要がないものだし、保温や遮熱を目的とするならばきっとアルミニウムを用いる以外の方法があるだろう。

よって、僕は「カットソー生地にアルミニウムフィルムをボンディングすることで生まれる皺や立体感≒自分の体の形を変えること」を主な目的としてこの素材を利用したんだ、と思うことにした。
CLASSが作るのはあくまでも、着るための洋服である。



さて、CLASSのコレクションに金属製の洋服がラインナップされることは珍しくない。
ステンレス混じりのアームウォーマー(痛い)、ステンレス混じりのシースルーカットソー(痛い)、ステンレス100%のシースルーファイヤーマンジャケット(痛い)、アルミニウムがボンディングされたウルトラスエードのブルゾン(これは痛くなかった)など数々の金属混じりの洋服を作ってきた。
そして、CLASSのコレクションにラインナップされた金属混じりの洋服がMANHOLEに並ぶことも珍しくない。あるたびに毎回仕入れ、並べる度に毎回誰かが買っていく。

ちなみに僕がそれらを仕入れた理由は単純で「ワクワクしたから」だ。

そしてきっと「なんで作ったんですか?」という問いに対する答えも「ワクワクしたから」だ。
「なんで買ったんですか?」というという問いに対する答えも「ワクワクしたから」だろう。
そう、CLASSの訳がわからない洋服は、いつだって当事者として関わろうとする人をワクワクさせてくれる。


なんで金属製の洋服を作ろうとしたのかもわからない、金属製の洋服を作る理由もわからない。
洗えるのかもわからない。どう変化するのかもわからない。冷静に考えると非常に無責任な洋服だ。
が、その清々しいくらいの無責任さが「着ると格好がいい、着ると楽しい」という気持ちを生み出しているのかもしれない。

「無責任を形にする」という責任を負う格好良さ、なんて書くと大袈裟だけど、これはつまりそういった種類の理外の洋服なのだ。後先を考えるよりもまず、作りたいものを作る。着たいように着る。


理由がわからなくても、不思議と良いと思う。
「作りたいから作った。その為に自分が持てる技術や知識や知恵を全て使った」という純粋な鋭さが、わからないものをわからないものとして無視してしまう、あのつまらない毎日を切り裂くきっかけとなる。
「理由なき感動」を望む一方で、どこかで理由を求めながら感動の着地点を探している僕らの心にナイフのように深く突き刺さって昔の気持ちを吹き出させるのだ。

好きだから知るし、知るのはもちろん楽しいけれど。
よくわかんないけど、なんかすごい格好いい。それくらいが一番、楽しかった。



作る方も作る方、仕入れる方も仕入れる方、買う方も買う方な洋服。
ただ、そこに携わる人は、誰一人として強制されていない。好きでやっている。

そう。
僕らは仕方なくやっているわけでも、やりたいけどやれないわけでもなく、やりたくてやっている。


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河上 尚哉

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こうやると
こうなりますが
普通に座れます
電車にも乗れます。