2025/02

微妙の微妙


こんにちは。河上です。
というわけで、NAMACHEKO始めました。
取り扱うに至ったポジティブな理由はいくつかありますが、タイミングが全てだと思います。
既に実力を認められたブランドがMANHOLEに吹き込んでくれる新しい空気を、一緒に楽しみましょう。

今日は洋服を紹介する時間がないので、まずはサングラスから。
「かっこいいけど、かけやすそうだな」と思って仕入れました。
というわけで、匠にバトンタッチ。
この前、お客さんが匠に「匠君の書くBlogは訳がわからない」と言われているのを目撃して笑いました。
わからなかった方、是非お店まで試しにいらしてください。

左テンプルの内側には「NAM003 C1 52*20 145 CAT. 3」と書いてあります。
今しがた仄めかされたモデル「CATS」から、この写真は二匹の猫が戯れている様子と見做せることとなりました。
そう、本日私の気概は「類想され得るものら全てを言っていく」、そこに定位しているのです!

 先週の朝、例のごとく大きな段ボールが届いたので訳もわからず封を切るなり、無数の水色のブロック(Lettered NAMACHEKO)が顔を揃えてこちらを見上げていました。
それはマッスというより群然とした集まりに過ぎず、ブロックは一つ手に取ると予想していたよりも冷たい。
封開けのさいと言い、私がいつどこでブロックの温度を予想したのかさえ判然とせぬまま検品へと着手したことを思い返しています。

NAMACHEKO LETO SUNGLASSES(TRANSPARENT)をかけ、恥ずかしそうにしている姿勢を撮られた飯田。
「Transparent」は光を通すこと、転じて「透明」です。
透明なことは結構ですが、写真を撮られることに実はまだ慣れていません。
その意中が佇まい、カメラ、サングラスを貫いて皆様に伝わることもまた、結構なことです。

懸念されることは既にありません。
光も恥ずかしさも通してしまうTransparence、透明性はフレームの話に終始しました。
サングラスレンズの透過率を査定する基準の中で最も優れた「主人の目が見えるか否か」においてLETO SUNGLASSESは、極めて微妙なところに定位するオールラウンダー。

ほらね。

胡乱な佇まいの男がこちらを向いている。
実は写真に撮られ慣れていないうえ、猫の戯れについて叙述したり、箱を触って冷たいと思ったりするというがその真偽は定かではない。
話半分で聞いておかなければ、とにかくそんな気にさせる出立ちの男が、こちらを向いている。

「世界を凍らせる言葉」を曲折して出力させるための方途として考案されたことが詩にはあります。
細くとも長くとも言っていかねばならないことが人にあるからです。


ある商品についての書き言葉を肯定する私の諦観には透明性と不可分なところがあります。
恥ずかしいことがこのサングラスを通じて結局伝わってしまうのを「結構」としましたが、私の中で単に恥ずかしさがばれることは結構なことでありません。
「通過していること」が両者を分けているからです。
「今なら言える」という現象においてこのこと、内容は時間を通過しています。
そして言葉も通過を受ける者として、時間、カメラ、サングラスとその肩を並べることとなるのです。

言葉には紆余があると良いとされる状況があり、それが過剰になれば不可解なものとなる。
サングラスにはそれを通じて何も見えなくなる透過率がある。


その真ん中のちょうど良いところを選ぶべきだなんて、決まりきったことなのに、どうしてか私とあなたは生活の殆どを、最高視力を以て過ごしているのです!

まあ、個人的には世界もたまには凍らせた方がいいのでは、と思います。
今はまだ言えそうにないことを今あえて言う、みたいなことで私たちが向かおうとするのは微妙さに他ならないのですから!



LETO SUNGLASSESは微妙なサングラス。
ここに書く微妙というのは、もちろん微妙の微妙でなく微妙の微妙です。
キャッツアイと断言できないし、眩しいもの(※)は多分眩しいまま。熱い眼差しもそのまま伝わります。

でも、眩しい彼/彼女に想いを伝える時には是非外してください。

最高視力、そこのみにて極まれり〜。

(※)陽の光をのぞく

“NAMACHEKO” -LETO SUNGLASSES-
Color:TRANSPARENT,BLACK Size:FREE




MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

飯田 匠

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

Staff wanted



こんばんは。河上です。
今のメンバーで2店舗回せるかなって思っていたんですが、ただの強がりだったことに気付きました。
いや、単純に回すだけなら出来るんでしょうけど。
僕らはそれぞれ余計なことを考え、それを実現しながら楽しく仕事がしたい。
というわけで、一緒に働く方を募集します。

・勤務地
MANHOLE 東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
Mars 東京都渋谷区富ヶ谷1-12-7 田村ビル3階

・勤務時間
MANHOLE 11時-20時
Mars 平日:12時-21時 祝祭日 11時-20時

・業務内容
接客販売、店舗運営業務全般。商品仕入れ(現行デザイナーズ・古着の海外買付等含む)
商品企画、ビジュアル作成業務、オンラインサイト運営業務、PR業務等

・雇用形態:アルバイト、正社員(試用期間3ヶ月有)

・応募条件
アルバイトの場合:週3日以上 フルタイムで勤務可能な方。
正社員の場合:週5日フルタイムで勤務可能な方(週休2日、シフト制)
※性別/年齢/国籍は問いません。

・給与
試用期間中: アルバイト 時給1200円〜
正社員: 経験/能力により応相談。
交通費支給(上限月15000円)

・福利厚生
各種社会保険完備
社販制度
賞与年2回、7月12月(正社員登用1年後より支給)
夏季、冬季休暇有り

・応募方法
顔写真付き履歴書・全身写真の画像を下記メールアドレス宛にお送りください。
履歴書の形態は問いません。

office@manhole-store.com

担当:河上宛

※審査の上、面接をさせていただく方のみ応募日から7日以内にメールにてご連絡いたします。
※いただいた個人情報は全て弊社で破棄いたします。
※質問はメールにて承ります。

応募〆切:3月15日(土)
ご応募、お待ちしております。


MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

黒いうなぎ


金色のうなぎ完売。何故だ。時代はうなぎなのか、それとも金なのか。
そんなわけはないし何故すぐに売り切れたのかはわからないけれど、可愛い靴でした。
買ってくださった方、ありがとうございます。嬉しいです。
で、今日は金色のうなぎと同じタイミングで納品された黒い靴を紹介します。
以前書いた通り、何故か今店内に黒い靴が一足も無かったのでお店的には待望の入荷。
で、その黒い靴がこれ。


黒色のうなぎです。
お店的に待っていた黒靴とは絶対になんか違う気がするうなぎ革の黒靴。
黒スエードとのコンビだった金うなぎとは異なり、このスリッポンは360度うなぎ。
つるつるしていますが、エナメルのような革としての儚さはなくしなやかな印象。
よく見るとつま先と踵にシボの少ないツルツルした革を持ってくるといった、ニクイ演出もありますね。吊り込む際に伸びたにしては綺麗なので、わざとだと思う。

木型はFUXIA、ブレイク製法。
ソールとライニング以外は全部うなぎなだけあって、軽い靴。物理的にも履きやすいと思います。
で、なんかサイズが分かれて納品されておりご案内はしづらい状況ですが、今39と40があります。
今後他のサイズも入ってくる予定。38,41,42だった気がします。
その時に改めて紹介しようかな。39,40が合いそうな方は是非。

“F.LLI Giacometti” [FG618]
– SLIP ON – Forma:FUXIA,ANGUILLA NERA
¥105,600-(tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892



イギリス:KINGSLEY WALTERS STUDIOからベルトの納品。
38mmのイギリス製ブライドルレザーにオーバル型の真鍮シルバーバックル。
太いけど慎ましい、静かな存在感。
改めて、ここのベルトは手作り工房感がなくてスマート、好印象です。

サイズ展開は28/30/32/34/36。
前回同様、素直なサイズ感。よっぽどローライズなパンツに合わせない限りは普段のウェストインチ通りサイズを選んで問題ないと思います。

前モデル:Christopher 45mm。これはこれで気に入っているのでもう一回作ろうかな。
パンツのベルトループ幅が50mm以上必要。そのわがまま加減もいい感じでした。


LEVI’S REDのメキシカン、ローライズに太ベルト。
緊張感のあるスラックスなどにも勿論合いますが、素直にデニムと合わせるのも良いと思います。
太いベルト、いいですよ。腰をがっしりとホールドしてくれる着用感も含めて。


うん、素直で素直に良いと思います。


まあ、そんなことを書きながら、スラックスにつけても格好いいなって思っています。
優れた道具で、優れた装飾品。

“Kingsley Walters Studio”
– Albert 38mm –
Color:BLACK Size:28/30/32/34/36
¥41,800-(tax included)



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

金色のうなぎ


前職時代、10年くらい前でしょうか。
接客中、僕がお客さんのパンツの裾上げをするためにしゃがんでいた時だったかな。
変な靴を履いている人が入ってきたので「うわ、変な靴履いてる人来た!」と顔を上げたら、F.LLI Giacometti代理店:Wheelie代表の方でした。その時にその方が履いてた靴がこれ。(色は違うけど)


イールスキン(うなぎ革)のスリッポン。
「今回は金があるぞ!」とのことだったので、金を使ってみました。
構造上コンビに出来るモデル、コンビネーションに使った革は銀付き黒スエード。
で、うなぎ革。丈夫らしいです。
少なくとも、10年経ってもたまに履いているのを見かけるくらいには丈夫。


うなぎ革、ブレイク製法。
踵が甘い靴ですが、縫い方も革も軽いのであまり気になりませんね。
ルームシューズ的なリラックスした雰囲気があります。
うん。金色にして正解だったなあ。

“F.LLI Giacometti” [FG424]
– SLIP ON – Forma:DIEGO,ANGUILLA GOLD×VELVINA NERO
¥104,500-(tax included)


「変な靴」という印象は10年前も今も変わりませんが、変わらず良い顔をしている。
さっき書いた通り、ルームシューズのような本格靴。
普通の顔して、普段通りの格好にどうぞ。全部よく見えそうだ。



MANHOLE NEW ONLINE STORE


MANHOLE official instagram

河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892