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如かずなデニム



“Knowledge speaks, but wisdom listens” というのはかのジミヘンの名言らしいです。
まあ知識を蓄えるのも大事だけど、耳を傾けるのが知恵だよねくらいに捉えるのが良いんでしょうか。
想像するとたしかにその方が賢そう。ペチャクチャとなにかをひけらかしているよりも、伏せ目がちに「ふむふむ」と静かに頷いているのがたぶんクールなんでしょうね。じゃあ喋り過ぎはフールってか?
というわけでこれからはぼくも耳をそば立てていきましょうかね。

耳、ピーン!



こちらの耳(というのはただの比喩ですが)を備えたリジットデニムはCLASSのCCGA02UNI A。
たぶん知識や知恵たちとはそもそも住まう世界を異にしていそうな佇まい。
MGRのアカウントでイメージソースみたいな画像は見かけた気がするけど、、、とにかく直感を刺激してくるタイプの洋服ですね。
とか言って、なんだか冷静に商品紹介にフェードインしそうな勢いですが…………「なんじゃこのデニム?!」

ちなみにこの耳部はポケットになっています

現状生デニムなのでカリッと生地が自立しそうな立体感を備えていますが、穿きこんだり洗っていくうちにこの耳もいい感じに寝ていくのでしょうね

やほー



と、「なんじゃこのデニム?!」と叫んでからしばし時が流れたわけですが。
実際に穿いてみると、えっと、この言い方が合っているのかは分かりませんが「あれ、普通に穿ける」。
いや、「このデニム意外と普通じゃん!」ではありません。
穿く前は明らかにそんじゃそこらではみられないシルエットが現れています。
「なんじゃこのデニム?!」とはつまり「こんなのどう穿けばいいんだ」「一体なにと合わせればいいんじゃ」というような印象からくるシャウトだったわけですが、まあビビっていても仕方ないしと普段通りに装ってみると、(全身の印象として)穿けたわけです。ただの大テーパードデニムです。びびる必要なし!ふつうにシャツ、パーカー、カーディガン。


下(このデニム)が一見普通ではないから、まあ上に着るものはいわゆるベーシックなものがよかでしょうというバランサー的発想はすでに成功を収めましたが、このようにまた別カテゴリーの規格外服(デカすぎT)なども良いんですね。
耳的な大ボリュームを備えた腰回りにばかり考えがいっていましたが、その大流を受け止めているボトムのキュートな窄みに気付かされますね。



ぼくにも「こういう服はちょっとアレかもな」とか「これはオレ、イケないのでは?」それこそ「どうやって着るのよ」と感じるものはあります。正直に言ってこのCCGA02UNI Aもどちらかといえばそれに近い印象を受けていた気がします。
しかしじつは数日前、(たぶん観光でいらした)お客さんが、このデニムをするっと試着して、フィッティングのカーテンが開いて、「普通に穿けていた」とき、そしてその方のお友達も「かわいい!」と素直に楽しんでいたとき、ぼくの中でもいつの間にか閉じていた蒙がひらけた感じがしたんですよね。
ああ、そうか、「なんじゃこれ?!」というものって楽しかったよな、と。
そして、大体の洋服は日本人にとってそもそも「なんじゃこれ!」みたいなものだったということ。
百聞は一見に如かずと言いますが、その一見も疑っていかねば!

“CLASS” -CCGA02UNI A-
Color: INDIGO SIze: 1, 2, 3 ¥40,700- (tax included)


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