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名もなきニット


去年の秋冬に少しだけ復刻を匂わせていたCLASSのスウェットシャツ:fukinsei

実は密かに進行してもらっていました。
本当は今年の3月頃売り場に並べる予定だったんですが、例のごとく僕の適当な仕事のせい(発注書送るの忘れてた)で次回秋冬シーズンまで引っ張ることに。

そういえば、合わせて提案しようとしていたタンクトップも用意出来なかった(探すの忘れてた)し、このスウェットに使用される特殊裏毛が相当暖かいことに気付いた(自分が着ているのが冬だということを忘れてた)ので、結果的にはよかったのかもしれない。





今年の9〜10月頃に売り場に並ぶ予定のCLASSのスウェットシャツ:fukinsei。

用いる特殊裏毛/ショルダーシーム、サイドシームが無く生地を背中で接ぎ合わせた作り/直線的なアームホール/接ぎの無い筒状リブなど。
特徴的なデザインが詰め込められているはずなのに、初見であまりその部分に目がいかない理由は、やはり天幅35cmというオフショルダーネックラインが生み出す大きな違和感によるものだろう。





発注書を送るのを忘れた結果、サイズ感を見直すことも出来た。
探すのを忘れていたタンクトップも用意することが出来た。
男性服の従来のネックバランスでは発生しない空間、それを何で埋めるかも。
重ね着のしやすい秋冬シーズンであれば、タンクトップ以外にも発見できるはずだ。

やっぱり結果オーライです。
たまには忘れることも悪くないですね。

今気付いたんですが、天幅35cmに合うハンガーなんて手元にはないしそもそも吊るしたら伸びそう。
このスウェット用に什器でも探そうかなあ。
そんなこんな、全て色々楽しみなスウェットです。








河上 尚哉

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たくさん仕入れたつもりだった靴も、残り3足。
Blogで紹介していない洋服はcantateのシャツくらい。
cantateのシャツは真夏から秋にかけての導入として考えていたので、少しだけクッションが欲しい。

と、いうわけで今週は来シーズンに向けて企画している物について書こうと思います。





1974年創業。
仏:H社/C社、伊:D社など、トップメゾンのニット生産を現在も担うイタリア:ボローニャのファクトリー。

そのニットファクトリーが2009年に「BLUM」というニット専業ブランドを発表する。
その後「JP BLUM」に改名、2014年の秋冬シーズンに日本での取り扱いが本格的に始まった。
その後数シーズンかけて日本の市場に少しずつ定着してきたところで、突然ブランドが休止する。

その主な理由は「本業が忙しくなったから。」

「うん、そうか!」と納得せざるを得ない内容だけに、当時のJP BLUM代理店:SEKOND/吉田さんの悔しそうな顔を今でも思い出す。





ネームタグすらニットで作成していたJP BLUM。
「徹底してるな〜。」くらいにしか感じていなかった。
タグのデザインとしては、当時の僕には特別かっこいいものにはあまり見えない。





2021秋冬シーズン、MANHOLEでは幾つかニットを企画している。
その一つの生産を、かつて「JP BLUM」を運営していたイタリアのニットファクトリーに依頼することになった。

リファレンスは90年代のイタリア製モックネックニットソー。
別件で吉田さんの事務所に伺う際「JP BLUMでこういうの作ってくれないかな〜。」と心のどこかで期待しながら着ていったところ、僕の目論見通り吉田さんは声をかけてくれた。

話を聞けば数と値段だけ僕らがクリア出来れば、作れる可能性があるとのこと。
数はビビったけど、値段はそれに見合うものにすればいい。

結果的に数と値段以外にも色々な障壁はあった。
だけど、そういうのは大体吉田さんが片付けてくれた。
僕らが今後どうにかしなければならないのは、お客さんにどう渡すかを考えることだ。





先日サンプルが届いた。

今回企画を進めていて一番驚いたのは、当初ニット成型+カット縫製ありきで考えていたディテールが全てニット成型で上がってきたことだ。
ステッチは減らし目/リブは編み地を重ねて表現している。

「肌当たりも良くてすごく上品になったのは嬉しいんですけど。。。値段結構上がりませんか?」と、吉田さん伝いに工場へ聞いてもらったところ「ウチはニットファクトリーだ。こっちの方が絶対に良いし、縫製を入れる意味がわからない。」くらいの内容で返ってきた。
ここにきて、ようやく僕は「JP BLUM」のネームタグがニットで作られていた意味を理解することになる。

この企画がお客さんに受け入れられなければ僕と中台は今後しばらくは毎日同じ形のニットを色違い/サイズ違いで着続けることになる。
だけど、それはきっと無いだろう。
MANHOLEに通ってくれるお客さんであれば、このニットの良さがきっと伝わるはずだ。

サイズはM/L/3XL。
カラーはC.GRY / ORANGE YELLOW / ROYAL BLUEの3色。
店頭に並ぶのはおそらく10月初旬ごろから。





そういえば、数と値段以外にも僕らにとっての障壁が一つだけ残っている。

それは「JP BLUM」というブランドが過去のもので、今回のニットはあくまでもイタリアのニットファクトリーがMANHOLEで企画したニットの生産を請け負ってくれただけ、ということだ。

簡単にいうとブランド名を僕らで考えなければならない。
吉田さんは「MANHOLEでいいんじゃないですか。」と、ニヤニヤしている。
予期せずMANHOLEのオリジナルブランドが生まれそうです。

今はまだ名もなきニット。
さて、なんていう名前にしましょうかね。





河上 尚哉

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はじまりの靴




こんにちは。
MANHOLEの石川です。

F.LLI Giacomettiのモンキーブーツ。
河上さんは「後悔の靴」と紹介していましたが、僕にとっては「はじまりの靴」でもあります。


ちゃんとした革靴を買ったのもこの靴がはじめて。
MANHOLEでの買い物もこの靴がはじめて。

2年前にRANDYの取引先としてサラッとしか話したことのない河上さんとちゃんと話したのも、この靴がきっかけだった気がします。

それまでは靴擦れが怖かったり靴磨きが面倒だったりと、何かと理由をつけて敬遠していました。

河上さんが「ゴートは雨にも強くし、最悪靴磨かない人でも履けるよ~。その内磨きたくなると思うけど。」とか「履き始めたら2-3時間くらいで慣れるよ~。」なんてズボラな僕にとっては魔法みたいなことを説明してくれたのも懐かしい。

実際には帰りに駅まで歩いただけで慣れたし、いつの間にか革靴を好きになって気付いたら靴磨きの道具を買っていたり。






今日紹介するF.LLI Giacomettiのモンキーブーツは甲革に英:チャールズ・F・ステッド社のスエード:スーパーバックをのせたもの。
ゴートレザーのモデルは僕が出勤するまでに売り切れてました。
スエードもかっこいいなあ。

馴染みのあるモデルでも、革の違いで新鮮さを感じます。
毛足が短く目の詰まった革は、ゴートレザーとは対照的にマットな質感。
蝋引きの平紐もサイドのステッチも黒いハトメも引き立っていて、上品で色気のある印象。






ローファー、サイドゴアブーツ、グルカサンダルなど色々と買ってきましたが、初心を思い出させてくれて原点に立ちもどれる大事な一足。


僕は、F.LLI Giacomettiのモンキーブーツがはじめての革靴でよかったと感じています。



” F.LLI Giacometti “
– FG496 – [MENTA]
SUPER BUCK NERO ¥115,500- (tax included)






石川 義朗

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何故今まで避けていたんだろうか。」と、疑問に感じるほど履きやすいRossa木型/ボロネーゼ製法のFG417。
テーラードが好きな大人の方からドレスっ気の無い若者まで、幅広く受け入れてくれる靴だ。

履きやすいからついつい履いてしまう。
今は「裾幅の広いパンツに合わせると気分がいいな〜。」と感じているけど、それは単純に僕の気分の問題だと思う。しばらくしたら違う理由を見つけて、気に入って履いているんだろう。

ボロネーゼ製法/ウェルト厚3mm/シングルレザーソール/芯の無いヒールカップ。
履き馴染みの良さ、返りの良さと引き換えの華奢な作り。
その為、若者には「ソールが削れすぎたら終わり(補修すれば延命は出来る)だから、そこだけ気をつけてね。」と言いながら渡している。

そのせいか彼らはお店に顔を出すたびに「河上さん、これソール大丈夫ですかね?あと手入れの仕方もう一度教えてください。」と聞いてくるようになった。
こうして革靴との適当な付き合い方がお客さんの中に定着していくと僕は嬉しい。





さて、僕の地道な逆営業の末、唐突に入荷することになったFG417。
当初、SIZE:40/41/43のTOTAL5足で届いたけど、いつのまにか41と43が1足ずつ。
体感だけど、普段のサイズ通り/もしくはハーフサイズほどあげて履いても良いと思う。

甲革はELEFANTE OPACO。
本モデルは古い象革を用いているようで、現行の象とは腑の出方が違うらしい。
野趣溢れる質感とは裏腹に、繊維質がふわふわしているから驚くほど軽い象の革。
丈夫さは見た目やイメージ通り。





古い革だろうと新しい革だろうと色がなんだろうと形がなんだろうと。
象革の合わせ方に正解も不正解も何も無い。
日々「なんかいいな。」と「なんかやだな。」がコロコロと入れ替わってしまう僕らのような人間にはぴったりな革だ。

今は冒頭に書いた通り、裾幅の広いパンツの裾から覗くポインテッドトゥがなんとも心地よい。ご覧の通りボリュームは皆無。
夏場の軽やかに踊る生地から、冬場の重々しく揺れる生地まで。
静かに主張をしながら足元を支えてくれる。



” F.LLI Giacometti “
– FG257 – [Rossa]
ELEFANTE OPACO MARRONE ¥154,000-(tax included)




「高級感溢れる」とか「一生もの」とか「上質な革」とか「質実剛健」とか「希少なモデル」とか。
この靴もそーいう見方をすればもしかするとそうなのかもしれないけど、そういう世界観とは全く別の。

履いたことのある人だからこそわかる良さ / 履いた人にしかわからない良さを感じることの出来る靴だと思います。

ご興味ある方は是非。







河上 尚哉

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後悔の靴






去年、MANHOLEに通ってくれる若者がどうしてもどうしてもどうしても欲しそうにしていたので譲ることにした僕のモンキーブーツ。
春だろうが夏だろうが秋だろうが冬だろうが晴れだろうが曇りだろうが雨だろうが雪だろうが舗装されたコンクリートだろうが土埃と生ゴミの汁にまみれた外国の道だろうが気まぐれに行った山道だろうがなんとなく寄った港町だろうが、おじさんの汗にまみれ、おじさんの適当な手入れにもめげずに磨けば簡単に綺麗になったゴートレザーのモンキーブーツ。





ちなみに以前CLASSのBlooklynをリリースした際に登場した彼だ。
若い子はスラッとしているし体格もいいんだけど何故か足が小さい人が多い気がする。
奇跡的にサイズがぴったりで「ま、散々履いてるし、なんか喜びそうだからいいかな。」と譲ることにした。元々丁寧な性格だったようで、すごく綺麗に履いてくれていて嬉しい。

そう、嬉しい。んだけど、すぐに後悔した。
別に譲ったことは後悔していない、むしろ彼が冒頭の文章を見て引き取ったことを後悔しないか心配だ。
この靴が手元にないことが寂しい、今も引きずってる。
「ま、散々履いてるしいいかな。」の中の「散々履いてる」という部分を自分の中で全く考慮していなかった。割と自分の中で履きたいタイミングが多い靴だったのである。特に天気がグズグズしている日。靴が汚れるとか傷つくとかそういうことを気にしたくない日。足元にそんなにボリュームを出したくない日。
なんにせよ靴は買った瞬間にそれぞれ役割が生まれる気がする、あまり手放さない方がいい。
大切にしすぎて履かないくらいだったら、(極端なことをいうと)散々履いて履きつぶした方が気持ちがいいのかもしれない。





と、いうわけでまた仕入れた。
一度手放した靴を全く同じ革で買うのも我ながらアホっぽいので、今回は甲革にスーパーバックをあてた物も用意してみた。






革を変えることで僕がこの靴に期待する役割以外にも、何か新しい発見があるかもしれない。







インサイドストレート/アウトサイドカーブの内振りの靴。
つま先から足首にかけてまっすぐに伸びる羽根がなんともスマートだ。
そういえば初めてこの靴を仕入れた際、代理店の方が「吊り込むのが大変なんだよね〜。」と言っていた。
僕は靴を作れるわけではないのでその苦労が具体的には想像出来ない、だけど職人さんの努力はちゃんと履き心地にも見た目にも表れている。

置いてある状態だと男性的で武骨なブーツ。
実際に履くと、線の細さに気付くはずだ。
何より土踏まずを締め上げくるぶしを包むような着用感は、この靴ならではのものだと思う。




” F.LLI Giacometti “
– FG496 – [MENTA]
MARO KID NERO ¥116,600- (tax included)
SUPER BUCK NERO ¥115,500- (tax included)





と、自分が買える気満々で書いているけど相変わらず動きは早い。
というよりMANHOLEのお客さんの動きが早い。


ゴートレザーは40/41。
スーパーバックは40/41/42。
果たして僕は買うことが出来るのか。。。なんにせよどこかのタイミングでまた革変えても変えなくてもオーダーしたいです。


ちなみに昨日紹介したサンダルは40Hのみになりました。
サイズが合う方は是非。




河上 尚哉

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FG330、木型:SANDALOを用いたダブルモンクストラップサンダル。

たくさん履いたし、たくさん紹介してきた。
でも何故か飽きが来ない。
「来年は一旦仕入れるのやめようかな。」と思っていても、気付いたらオーダーしている。

去年は夏を着地点に仕入れたんだけど何故か3月には売り切れた。
今年は欲しい時期に欲しい人に行き渡るように6月に仕入れてみた。
「納期遅れたら致命的だから、やめといた方がいいよ〜。」と、代理店の方には少しだけ止められたけど。

万が一残ったら来年また売り場に並べればいい。
靴なんていくらあっても邪魔じゃない。





さて、FG330。
ご覧の通りつま先がない、捨て寸がない。
普段よりもサイズをあげて履く必要がある。
普段通りのサイズで履くとトゥから足のつま先が飛び出る。

肝心なのは「どのサイズまであげて履くか。」なんだけど、これは紹介するお店や販売員によって異なると思う。
ノルベジェーゼ製法かマッケイ製法かでも若干変わる。
そして、何よりお客さんの足の形で変わってくる。

普段41〜41Hを彷徨ってる僕。
幅広甲高、足の指は長い。
この靴はマッケイだと42H/ノルベジェーゼだと43に落ち着いた。というか、乱暴な言い方をするとなんでもいい。
本格靴の作りをしているけど、サンダルはサンダル。
「サイズすらも適当に履ける」という気軽さが、僕らがこの靴に対して飽きを感じない理由なのかもしれない。



” F.LLI Giacometti “
– FG330 – [SANDALO] ¥86,900-(tax included)





甲革はフレンチカーフ。
ブレイク(マッケイ)製法/シングルのレザーソール。

たまに「Vibramのモデルは仕入れないんですか?」と問い合わせを頂きます。
どっちでもいいっちゃどっちでもいいんですが、こういうまじめな革はレザーソールの方が軽くて返りが良くておすすめ。何よりこの、華奢な感じがいいです。
エキゾチックレザーはVibram履かせるとおもちゃっぽくて可愛いから好きです。

来年は何を仕入れようかなあ。





河上 尚哉

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2021年上半期最後の砦:SADEのトラウザーズが大分無くなったのでMANHOLEも簡単に模様替え。
ラックが一本無くなってスッキリ。ずっと気になっていた合わせ鏡も解消。
「広くなっていいじゃ〜ん。」なんて朝から二人で話しているけど、スペースが空いた途端に何か新しい什器が欲しくなるから困ったものです。
これは、また買ってしまうかもしれませんね〜。





オープン時からレイアウトを変えてない古着コーナーも、そろそろ何かしら変化が欲しい。
什器を新しく買うたびに「もう置く場所が無いな。」と思うのですが、ラック減らせばまだまだ買い物出来ますね。頑張ります。






さて、予定通り靴が入荷。

フレンチカーフのダブルモンクストラップサンダル、サイズ:40H〜43H。
ゴートレザーのモンキーブーツ、サイズ:39〜43。
スーパーバックのモンキーブーツ、サイズ:39〜42。

結構な足数用意したので気になっている方は是非。
7月に入るまで洋服の入荷は無いはずなので、僕はしばらくカウンター越しに靴を眺めながらぼーっとしようと思います。






そういえば象のスリッポンも紹介し忘れてました。
靴、たくさんあって楽しいです。



それではまた。



河上 尚哉

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こんにちは。
MANHOLEの中台です。

インドの伝統的な手仕事による特徴的な生地や刺繍によるものかなんなのかは定かではないが、明らかに何かを発しているPERIOD FEATURESのシルクシャツ。
お店のどこに並んでいても目に留まる。

ボックスカット、サイドスリットのレギュラーカラーシャツ。
どうやって着たらいいのか、僕らは未だに分からない。
だけど、多分ただ単純に着るだけなんだとも思う。







たまにお店にも顔を出してくれるデザイナーの津村さん。
なんだか興味深い人なので僕らは津村さんに色々質問をする。
その度に天才的なエピソードが返ってくる。

天才はなぜかインドに行く。
絶頂期のビートルズやドノヴァンも当時インドへ。
行き着く先は東洋思想なのか。

ジョージ・ハリスンの師、シタールのレジェンド奏者:ラヴィ・シャンカルはジョン・コルトレーンやフィリップ・グラスにも大きな影響を与えた。

インドの音楽理論は精神性も重要視されている。
彼らはきっと技術を学びに行ったわけではなく、文化や思想、体験を求めていたのだろう。
ビートルズは毎日数時間の瞑想をしていたらしい。
その結果、音楽性には分かりやすく変化が出ている。

津村さんがどういう経緯でインドに行ったのか気になるところ。
建築を見に行く以外のきっかけが、もしかしたらあるのかもしれない。
(そういえば、洋服やブランドに関する質問は全然してない。)







さて、インドの手刺繍はものすごく時間と手間がかかる。
まさに非合理的(雇用を生み出す意味では合理的、だけど生産された物は何故か使われずに倉庫に積み上げられていくものもあるそう)だけど、僕らが心から美しい/楽しいと思うものは何故だか無駄が生み出すものだ。

PERIOD FEATURESのシャツの魅力は刺繍の凄さや生地の迫力だけではない。
「好きだから、良いと思うから。」を追求する信念と、「好きだから、良いと思うから」を形にする津村さんの意思を、僕らはこのシャツから受け取ることが出来る。


このシャツは人の念が込められたシャツ。
そういった背景を知っていようが知っていまいが、見るだけ触るだけ着るだけでそれを感じる。

「シャツ」にしてはかなり高価。
「シルク」で「手刺繍」だから、もちろん気軽に洗濯なんて出来ない。
着回しがどうこうなんてレベルではない、今の僕らではただ着ることしか出来ない洋服だとも思う。



” PERIOD FEATURES “
– Hand-Embroidered Silk Shirt –
¥140,800-(tax included)




だからこそ、河上はこのシャツをお店で紹介したいと思ったんだろう。
天才がインドへ行くように、津村さんがシャツを作るように。
僕らは「良い」と思う物を売り場にならべる義務がある。

頭で理解出来ない/心打つものは洋服以外にいくらでもあるけど。
中でも洋服の良いところは「ただ着るだけ」で、その文化や思想/精神性の一端に触れることが出来る部分にある。



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中台 竜郎

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SADE – PT01 –




太いウェストベルト/フロントの6つ釦/サイドアジャスターがアイコニックなデザイン、SADEのトラウザーズ:PT01。

何回こすったんだろうか、と自分でも思うくらいの登場頻度。
だけど、お客さんから「河上さん、夏用のグレーのスラックスが欲しいんです。」と言われた際に「俺も欲しい。」と思ったのでもう一度作ってもらった。
買ったことがある方ならなんとなくわかると思うけど、変に癖になるパンツ。





生地をのせかえただけで仕様は一緒。
前回のような変則グレーではなく、今回作ったのはミディアムグレー。
どうやらデッドストックのロロピアーナの生地のようで、取りきれるだけ作ってもらった。
全部で17本。

サイズは0/1/2の3サイズ。






グレーのスラックスに合わせ方なんてきっと無い。
自分が、その時、かっこいいと思うように着て欲しい。



” SADE “
– PT01 – ¥52,800-(tax included)








河上 尚哉

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膝幅22〜24cm、裾幅24〜26.5cm。
膝から緩やかに拡がるセミフレア。
華奢な足元と共にふわふわと揺れる裾がなんとも涼しげなSADEのトラウザーズ:PT05。





リピートしてオーダーしていた分が先日届いた。
お店で欲しいものは大体買えない、本当に頭から離れない場合は他所で買おうとするアホな僕らだけど、このパンツは追加でオーダーしてお店に並べることにした。

SADE取扱店が極端に少ないことが一番の要因だけど。
取扱店が少ないからこそ、MANHOLEのような弱小店舗がこういうビジネスセンスのかけらもないブランドと共に、少しずつ少しずつ輪を拡げていくことが出来るのはとても楽しいことだ。

 




玉虫色に光るウールレーヨンの生地。
色はブラウンとベージュ(というよりもカーキ)の2色。
サイズは1/2/3の3サイズ。

シルエットどうこうはおいておいて。
僕がこのパンツで一番気に入っている点は、5ポケット型のカジュアルパンツなのにクラシックなトラウザーズの作りをしていることだ。

ウェストにゴムか紐を入れればいいと思っている昨今のカジュアルスラックス市場とは全然違うベクトルに向けて作られた洋服。
スラックスを穿き慣れた方こそ、楽しんでもらえるバランスだと思う。



” SADE “
– PT05 – ¥53,900-(tax included)





「リファレンスがなになにで〜。」とか「なになにの生地で作られていて〜。」なんていう情報以上に、(時に)どうでもいい「〜校出身」や「〜でパタンナーをやっていて」や「〜のお店で取り扱っていて」という、目の前の物が置き去りにされた「おまけの情報」を謳い文句に洋服を紹介しているのをよく目にする一方で。

「いや、あなたはどこの誰ですか?」と誰もが感じる程、自分の情報を表に出さないSADEの影山さん。

彼の作る洋服が、色々な人に気に入ってもらえることが僕は嬉しい。






河上 尚哉

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