普通じゃないふつ〜。

” SADE “
– PT01 –
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
SADEのセミフレアスラックス:PT-01が入荷しました。
先日行った内覧会でも非常に反応が良かったアイテム。

ASTOREという、渋谷に一時期存在したショップが今期のテーマ。
このスラックスは、ASTOREで取り扱いのあったビスポークテイラーのスーツの組下のパンツをベースにデザインされています。
カマーバンドのような仕様のウェスト。
ベルトループがつかず、サイドシンチで腰を絞り上げて穿きます。
一般的にはベルトループがつかずにサイドシンチでウェストを調整するスラックスは、タックインした際の腰回りの印象がスッキリすると言われていますが、このパンツの場合は真逆。

確かにベルトループがつかない分、腰回りはスッキリとした印象になりますが、ウェスマンが異常に太いのでタックインした際にユニークな表情になります。
股上も深く、ウェスト周りに4本深いダーツが入っています。
このダーツにより、ヒップを丸く包み込むようなシルエットが出ます。
まさに” 注文服 “であるビスポークを彷彿とさせるディテール。
既製服には無い、ある意味極端なデザイン。


MANHOLEでは、この非常にドレッシーなスラックスをてきとーにサイズを選んで穿くことをお勧めしています。
ウェストが入ってサイドシンチを絞って腰で引っ掛けられればおっけー。
こんなに作り上げられたスラックスをジャストサイズで穿いたらコスプレになってしまう。
僕たちは洋服が好きだけど、別に「ある特定の誰か」になりたい訳では無い。







サイドシンチを絞り上げてイージーパンツのようにしているせいでウェストは緩く無いけどヒップはだだ余り。
そのせいで変なシワも入るけど、結局このスラックスは「誰かのアイディアと体型の借り物」
” 合わないことを楽しめる。”
そんなスラックスです。





ついついベージュやオフホワイト、グレーなどの淡い色を合わせたくなるパンツですが、グレージュなので合わない色はあまり想像出来ません。
個人的にはベージュとブラックの少し民族的な色合いが好きなので、当分はそんな感じで着ようと思います。


白シャツ一枚で合わせてもしっかりと雰囲気の出るアイテム。
単体で見たらどう考えても普通じゃないけど、ふつ〜で自然なバランスで楽しんで欲しいスラックスです。

” SADE “
– PT01 –
Color : Grey
Size : 0 / 1 / 2 / 3
¥45,000+TAX-
実はこのスラックス、入荷した翌日には完売してしまったのですが、ブランド側のご好意で在庫を用意することが出来ました。
「好きなものを頑張って形にする。」という、好感の持てるスタンスが素直に表れているブランド。純粋にシンパシーを感じます。
気になる方は是非。
河上 尚哉