ベージュのブルゾン
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
雨ですね〜。
昔と比べて色々なことを人のせいにせずに自分で飲み込めるようになったけど、雨だけはどうしても好きになれません。
僕が寝てる時だけ降ってくれればいいんですけどね〜。
こんな日はコツコツ経理系の事務作業してます。
出来ればやりたくない。後回しにしたい。現実も思い知りたくない。
僕らはお客さんと一緒に現実逃避がしたいです。
雨の日こそ遊びに来てください。
今日紹介するのはSADEのベージュのブルゾン:BL01。
先日から紹介しているジャケット/パンツと同素材。
キッドモヘア/ウールのマットウース。
サンプルは今はなき2000年代初期のとあるデザイナーズブランドのブルゾン。
カジュアル要素の強かったそれに、テーラーのディテールを取り入れて改良したものがSADEのBL01です。
和羽織のように肩位置の決まっていない変形ラグラン。
フロントボタンは腰の裾部分に2つ。
生地はしなやか/打ち合わせが深いので、着たいように着ることのできる自由度の高い洋服です。
僕はラペルに入るAMFステッチが気に入ってます。
襟は折り返さないパターンなので、AMFは裏側に入ってます。
襟を折り返さないパターンとはいえ、前開きに着ていると勝手に寝てくると思うので好きに着てください。
僕はこういうブルゾンをとりあえずジャケットのインナーとして着るのが好きです。
襟を折り返して無理やりラペルで抑えて着ても面白いと思います。
SADEのアイテムに共通して言えることは、良くも悪くもブランドとして「こういう風に着て欲しい。」という主張が表に強く出ないこと。
どれも決してシンプルな洋服では無いけど、とりあえず羽織ること、そしてその先を着る人にある種委ねるような姿勢はとても潔く、「デザインされていないようにデザインされている」シンプルな洋服よりもよりシンプルに感じるのです。
河上 尚哉