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忘れていたコート



縮絨ウールの表地、コットンキャンバスの裏地。
風除け目的の打ち合わせの浅いダブル、スタンドカラー、腰回りに付属する大きく簡易的なパッチポケット、猫目ボタン。

ぱっと見の印象はヨーロッパの典型的な粗野でガサガサしたワークジャケット。
別にガサガサしたワークジャケットは嫌いじゃない。むしろ好きな洋服だ。
ただ、TENDER Co.はものすごくシンプルな発想でその「ガサガサしたワークジャケット」を「ガサガサしたワークジャケット以上のもの」に変えてくれる。



後ろの裾がセンターシームに向けて丸くカットしてある。
まるで前後ろ間違えて縫製したみたい。
「やけに立体的に広がる洋服だな」と思ってよく見てみると、サイドのハギがない。
前見頃と後ろ見頃が2枚の生地で作られている。
加えてポケットはフロント/バッグのカッティングに合わせて形状を変えている。
地味だけど、ものすごくデザインされた洋服であることがわかる。
男性的で無骨な印象を覚える洋服を作るTENDER Co.だけど、きっとデザイナーのウィリアムは繊細な美意識の持ち主なんだろう。


” Tender Co. “
– DOUBLE BREASTED SLIP-BACK COAT –



縮絨ウールの表地とコットンキャンバスの裏地が半分半分。
そして、右と左の生地が半分半分。
洒落のような洒落たハーフコート。



中台が着ているgreenは、僕が着ているecruをベースに植物由来の天然染料であるクロロフィルで染めてあります。確かに少し青臭さの残る畳のような香り。
クロロフィル染めはビリジアンやバージグリスなどの鉱物染料よりも柔らかく、ターメリックやインディゴに由来するような混合染料よりも繊細な表情の緑になるようです。


後ろ裾がカッタウェイしているので、生地を踏まずに座りやすいですね


相変わらず変な場所につく品質表示タグ


裏返すとコットンキャンバスが表地、縮絨ウールが裏地のジャケットにもなります。
表のポケットは大きな裏ポケットに。




” Tender Co. “
– DOUBLE BREASTED SLIP-BACK COAT –
Ecru:¥121,000-(tax included)
Green:¥132,000-(tax included)




オーダーしてたのを完全に忘れていたんですが、すごく気に入ってます。
まるで、久しぶりに着たジャケットの内ポケットに5千円札が入っていた時のような気持ちになりました。違うか。



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河上 尚哉

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