2022/04


ピンク色。
MANHOLEのグレーの剥き出しの内装。


オリジナルのコットンシルクリネンヘリンボーン。
特徴的な補強布。
メタル釦。


Nが並ぶリブ。


着た僕です。


そして、着た中台です。




写真で見ると特徴的なディテールを詰め込んでるのに、着てみるとその特徴的な部分に目がいかないNICENESSのフライトブルゾン:EUGENE。

「どこがかっこいい。」とかではない洋服なのでしょう。
もちろん「どこが」の部分に対して色々デザインされているのですが、だからこそ、自然。



” NICENESS ” – EUGENE –
¥69,300- (tax included)




そこで目が行くのが” Piggy “と名付けられたスモーキーなピンク。
この「ピンク」という色。
晴れた日よりもむしろ、天気の悪い日に着るともっと良く見えるかも。

季節の変わり目、グレーな曇り空にピンク。
新生活、忙しない東京のグレーな背景にピンク。
パッとしない4月、憂鬱なグレーな心にピンク。

良いのではないでしょうか。




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河上 尚哉

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

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贅沢


” F.LLI Giacometti “
FG332 [SANDALO] -Double Strap Sandal –
Coda Cocco Nero / Gold
¥190,300-(tax included)



昨年末から店内にひっそりと並んでいる F.LLI Giacometti のダブルストラップサンダル「FG332」。甲革には大ぶりな竹腑(たけふ) が大胆に配されたクロコダイルが贅沢に使われている。「贅沢」なんて言葉で表現したものの、僕は「ラグジュアリー」という言葉が嫌いだ。

こんにちは、鶴田です。



このサンダルは、まだずいぶんと寒さが厳しかった頃に「ソックスに合わせて面白く履いてみてはどうですか?」なんて、フリッカージャブのような紹介をしたっきりだった。それでも、心優しく大らかなお客さんがまだ寒いうちから何人も買ってくれたりして。

しかし、そこに甘えてばかりもいられない。そろそろ実際にサンダルを履きそうな季節。改めて紹介してみようと思う。



とは言え、実はこの靴について書くことはそれほど多くない。上から見ても、前から見ても、後ろから見てもカッコいいから。逆にそれ以上の説明が何か要りますか??僕らはそれで十分なんですけど?というわけにもいかないので、ちゃんとします、してみます。

となってくると、「クロコダイルが如何にラグジュアリーであるか」を論じる展開になる。なりがち。しかし、僕は「ラグジュアリー」という言葉が嫌い。

さて、八方塞がり。



人にとって「贅沢」とは何か。

必要不可欠の範囲を大きく超えて、金銭や労力を費やすこと。

そんな意味が、なんとなく思い浮かぶ。



対義語は「質素」だろうか。

その意味は「贅沢さや派手さがなく慎ましい」という感じだろう。



必要最低限を大きく超えると「贅沢」。
必要最低限以下であれば「質素」。

あとは、人によって「必要」の程度が変わるということになる。



ある人は「19万の靴なんて贅沢だ」と言う。
ある人は「クロコダイルの靴なんて贅沢だ」と言う。
ある人は「春夏しか履かない靴なんて贅沢だ」と言う。

値段の問題?稀少性の問題?使用頻度やコスパの問題?

パーソナリティを無視し上記のように数値化できる物差しですべてを測ってしまえば、ほとんどの物事は質素を大きく超えて「贅沢」に変わる。僕が「ラグジュアリー」という言葉を嫌うワケは、その言葉がすべてを「値段や稀少性やコスパ」という平坦な数値に集約させてしまうからかもしれない。







「15万のシルク製パジャマを着て、毎日寝ている」
「ビキューナ生地でコートを仕立てた」
「去年、30万の靴を買ったけど、まだ一回も履いていない」








昨年、長崎に住む妹の自宅へ遊びに行った。温泉街を下に見下ろす丘の上に、その家はあった。車で登るのも難儀な急勾配の細い山道を抜けて辿り着くと、僕はあたりを一望した。妹の自宅の庭からは、大きな水平線と青空が見えた。「贅沢だな」と僕は思った。高台の家から毎日通勤するには苦労もあるだろう。青空や水平線もすぐに見慣れてしまうのかもしれない。他人から見ると贅沢なこと。それは、当の本人にとって日常生活の一部だったりすることもあるのだ。 肝心なのは、今、自分がどこにいるのかということ。

もしも、ファッションに心を躍らせ、洋服を選ぶことが楽しくて仕方のない暮らしがあなたにとっての日常であれば、それが贅沢かどうかを決めるのは他人ではない。青空も水平線もクロコダイルのサンダルも、あるいは山道での苦労を伴うものかもしれない。

しかし。

今、自分がどこにいるのかということ。

金額(¥)や稀少性(%)で数値化できないはずのその地点は、自分の心が一番よく知っている。もしも、それを測る物差しがあるのだとしたら、それはある意味での「温度」かもしれない。




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鶴田 啓

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” FRANK LEDER “
– VINTAGE FABRIC EDITION SHIRT JACKET –
¥74,800-(tax included)




” NICENESS “
– EUGENE –
¥69,300- (tax included)




” NICENESS “
– BOOKER –
¥66,000- (tax included)


















[ USED ] Levi’s
– Chemical Washed Denim Jacket –







” NICENESS “
– BOOKER –
¥66,000- (tax included)




” GUIDI ”
– PL1 –
¥205,700-(tax included)




” ensou. “
– Sleeveless Shirt – 
¥22,000-(tax included)










” NICHOLAS DALEY “
– PULLOVER VEST –
¥51,700-(tax included)







” NICENESS “
– BOOKER –
¥66,000- (tax included)




” GUIDI ”
– PL1 –
¥205,700-(tax included)







” CLASS “
– CCCS02UNI A –
¥171,600-(tax included)










” CLASS “
– CCCS10UNI A –
¥53,900-(tax included) 




” NICENESS “
– BOOKER –
¥66,000- (tax included)







” ULTERIOR “
– RAYON RIPSTOP MILITARY SHIRT – 
¥35,200-(tax included)











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こんにちは、中台です。

入荷したタイミングでビジュアル撮影をする予定だったGUIDIの「PL1」。
河上と「どういう風に撮影しようかねえ。」なんてことをだらだらと考えながら、店頭ではしれっと隅っこに並べ、BLOGでも控えめに紹介していました。

そうこうしている内に在庫が少なくなっていたので、今シーズンはヴィジュアル撮影を諦めました。
良いアイデアを思いついた時に頑張りたいと思います。






さて、GUIDIのPL1。

僕がこの靴を買った時、なんとなく試着して2秒で買っていた。
この靴は、瞬間的に魅力を感じられる物なのだろう。
MANHOLEでこの靴を試着するお客さんを目の前で見ると、改めてそう思う。

結果的にPL1は、僕が去年一番履いた靴になった。

理由は単純。
楽でかっこいいし、何より気分が良い。

それと、ジャンルレスなデザインも良い点だと思う。
何を合わせたっていいと思えるし、実際何を合わせてもいい。

確かに革靴ではあるんだけど、自由で軽い感覚がクセになる。







最近よく穿いているボロい646。
しばらくクローゼットの隅に追いやられていたけど、この靴と合わせるのが楽しいせいか登場頻度が高くなった。

裾幅の広いフレアパンツを穿いた時は、ジップやヒールの高さ等、この靴の特徴的なデザインはほとんど隠れてしまうけど、なぜだか気分は良い。

デザインだけが魅力というわけではないのだろう。
革質を含む、本質的なクオリティの高さが雰囲気として表れているのかもしれない。





妖しくてクールなスエードのBURGUNDY。

一見癖の強い印象だけど、色/革が変わっても合わせ方は特に変わらない。
とりあえず履くだけ。
合わせるパンツの色/長さ/太さも気にしなくていい。

どんなバランスでも軽やかに受け止めてくれる。





GUIDI「PL1」は僕らが頑張って具体的な良さを伝えるまでもなく、履いた人が各々の感覚で何かを感じられるパワーのある靴だと思う。

僕と河上と鶴田さん。見た目はもちろん、考え方や好み、普段の生活もバラバラ。
服の着方も全然違う。

だから、同じ靴を履いても全然違うように見える。
それがいいんだと思う。飽きない。被った時に嫌にならない。
なによりも、ある日の誰かのPL1を見た時に「やっぱり良い靴だな。」と、改めて感じることが出来る。

これはGUIDIというデザインブーツならではの感覚。
履いてみてください。




” GUIDI ” – PL1 –
Color : Black-FullGrain / Burgundy-Reverse
Size : 39 – 44
¥205,700-(tax included)





最近聴いてるレコード






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中台 竜郎

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え、GUIDI



上の写真は新品のGUIDI「PL1」。
そして、下の写真は僕が二年半むちゃくちゃに履きこんだGUIDI「PL1」。



僕はこの靴が大好きだ。
こんにちは、鶴田です。



僕はまるでスニーカーの如く日常的にこの靴を履いている。あまりにも雑に履きすぎてソールとアッパーが少し弱ってきたタイミングがあったが、ソールを張り替えたりアッパーごと水洗い(洗うのは自己責任でお願いします)したら、また蘇った。ますます好きになった。



僕がGUIDIの靴と初めて出会ったのは2005年のこと。

いや、厳密に言うと「イタリア・トスカーナ州にある古いタンナー(革のなめし屋)」としてGUIDI&ROSELLINI社の名前を知った2000年頃が最初の出会いだった。 様々なブランドに革を供給していた同社がバケッタという特殊なレザーで作る朴訥とした雰囲気のレザーシューズやベルトは当時の僕の琴線に触れることはなく、ただ単に「手作りだなぁ、クラフトだなぁ」という印象で、どこか他人目線だった気がする。

その GUIDI&ROSELLINI社が外部からディレクターを迎えて2005年にスタートしたプロジェクトがGUIDIである。圧倒的な革質の良さに加え、アーティスティックな造形・フォルムに生まれ変わったGUIDIに僕はグッと来た。当時の同僚や友人は皆こぞって最もアイコニックなバックジップブーツを買っていたが、ぼくはヘソ曲がりなのでバケッタレザーを使った編み上げブーツを選び、その履き心地に驚いた。そのブーツは15年以上経った今も定期的に履くアイテムになっている。

そして2019年、「PL1」を二足まとめて購入した僕はふたたびGUIDIの虜になった。



フロントジップという特徴的なデザインは、見た目のインパクトだけでなく甲のホールド感を確かにしながらもスムーズでスピーディーな靴の着脱を可能にしている。しなやかなHORSE GRAINを使ったアッパーは履いた瞬間から足に馴染む感覚。もう、他の靴を履くのが億劫に感じるほどだ。レザーアイテムの経年変化についてあーだこーだ言うのは好きじゃないけど、GUIDIに関しては「新品の時よりも履きこんでからの方がカッコいい」と単純なセリフで言い表すことができる。確かにレザーシューズの値段としては十分すぎるくらい高いけれど、「一生もの」というこれまた僕が嫌いな表現を使わなくても「買って履いた瞬間から、買ってよかったと思える」靴だと思う。



MANHOLEにはHORSE GRAIN/BLACKの他にHORSE REVERSE、つまりスエード面を使ったBURGANDY色の「PL1」が並んでいる。パッと見はなんとも妖しい色だが、実際に履くと印象が変わる。赤っぽい靴だと思う以前に、やはり圧倒的にGUIDIなのだ。




新品のGUIDIに足を入れるのは久しぶりだったが、やっぱりフロントジップをキリキリと上げるに従って甲や足首のフィット感が高まっていく感じは気持ちイイ。



足首に絡み付くような履き口のフィットは、見た目にも美しい。



おでこっぽく立ち上がったつま先のフォルム。指先が靴の中で遊ぶほど靴内部にはスペースがあるが、足首と甲でがっちりとホールドされているので、足全体が動きすぎることはない。



ヒールは4.5㎝。男性靴としては高い方だが360度グッドイヤー製法で取り付けられているので太さがある分だけ安定して見える。

と、ここまでフィット感やデザインについてつらつらと書いてきたが、実はそこにあまり意味がないことに気付く。


” GUIDI ” – PL1 –
Color : Black-FullGrain / Burgundy-Reverse
Size : 39 – 44
¥205,700-(tax included)



僕がMANHOLEで働き始めることが決まった頃。河上に「(入社後に)何か取り扱いたいブランドとかありますか?」と尋ねられて、僕は「え、GUIDI」と答えた。実際に自分が気に入って履き続けていることもあったし、中台も「PL1」を気に入って履いているのを知っていた。MANHOLEオープン直後のブログで河上が「革靴は実際に自分たちが履いた上で、その良さや特徴を伝えたい」と書いていたことも知っていた。だから、素直に自分たちが「この靴は最高だな」と思っているものをお客さんにも勧めたいと、当たり前のことを思う。

勿論、そういうこともあるのだが、しかし。今の世の中でわざわざ大金を払ってでも手に入れたいものは限られている。限られているからこそ、僕は「圧倒的な存在の靴」をお客さんに渡したいと思った。だからこそ、GUIDIを。

このブログの中盤で書いた商品説明やフィッティングの解説をすべて忘れてしまうほど、店頭で見るこのブーツは圧倒的にGUIDIだし、実際に足入れをした時の感触は圧倒的にGUIDIである。「PL1」を試着した瞬間に、思わず笑ってしまうお客さんは多い。人は、圧倒的なものを感じた時に、目を見張る。そして次の瞬間には笑ってしまうのだ。

MANHOLEメンバーの中では一番後に「PL1」を購入した河上だったが、彼もまた笑っていた。

どれほどの多くの言葉をここで緻密に並べ立てようとも、履いた瞬間に圧倒されるその力にはかなわない。「アルチザン」も「一生もの」も「ベジタブルタンニング」も「経年変化」も「 C-DIEM」も「CAROL CHRISTIAN POELL」も関係なく、 20年近くの歳月を経て尚、GUIDIは相変わらず圧倒的にGUIDIだった。河上の問いに、僕が0.5秒で即答した「え、GUIDI」という速さこそが、そのすべてを物語っている。

僕はお客さんに、この靴を履いて笑ってほしい。






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鶴田 啓

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