月夜とコート
部屋のそのあたりにほったらかしてあった上着をポイっと拾って

サッと適当に羽織って(一応、シャツの裾くらいはインしておくか…)。

適当に羽織った割に、意外とキチンとして見えるのはシャツ襟onジャケット襟のおかげ?

これは、コート?ジャケット?

ま、どっちでもいいけど。とりあえず、お出かけできるスタイルの完成。
そういえば少し前のブログでゆうとが「シャツみたいにも着れるジャケット」と「ジャケットみたいにも着れるシャツ」の狭間でモメてましたね。あれって結論、出たんだっけ?忘れました。ゆうとに負けじと、今日は僕が「コートみたいにも着れるジャケット」と「ジャケットみたいにも着れるコート」の狭間でひとり相撲を取ってみましょうか?え?要らん、って?
こんにちは、鶴田です。

– 6BW RAGLAN SLEEVE COAT –
¥151,800- ( tax included )
こちらが、問題のコート。
※股を割ったり、しこを踏んだ入り、ひとり相撲の準備だけでブログが終わってしまいそうなので、今日のところはひとまず「ジャケットみたいにも着れる『コート』」ってことで進めさせてください。

まぁるい肩、(ダーツ処理されてはいるけれど)一枚袖のラグランスリーブ。ふかふか軽い、縮絨のウール/ナイロン生地。

中綿入りのダイヤキルトライニング。このあたりのディテールを確認しておけば、とりあえず安心して「コート」と呼べそうな感じ。アウター感がしっかりとありますね。

例えばアーガイルなど、ちょっと英国トラディショナルな柄に合わせるとブレザー感が漂うけれど。

それは、この両玉縁ポケットのせい?

それとも、6つ並んだ金ボタンのせい?

でも、後ろ姿はやっぱりハーフ丈のコートなんだよなぁ。

ともかく、ともかく、これはジャケットみたいにも着れるコート。

そして、やはり印象的なのはドーム状のメタルボタン。一般的なブレザーボタンよりも、ちょっとだけ大きめ。これがコートであろうとも、ジャケットであろうとも、ふんわりと丸くて黒いスペースに浮かぶ、光。

コートなのかジャケットなのか、いまいち正体がつかめない黒いフォルムの中にあって、着る人が動くたびに違う光を捉えては反射するゴールド。
まるで闇夜に浮かぶ月のよう。
そういえば、明日、2024年10月17日は今年最大の満月「スーパームーン」が見られるらしい。とりわけ10月に見られる「スーパームーン」には「ハンターズムーン」という別名があるという。最も地球に近づき、最も大きく見える月。主に英語圏で、満月には様々な呼び名があり、4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」など、月ごとに呼び方が変わるそうだ。

部屋のそのあたりにほったらかしてあった上着。いつも静かに僕らを包み込んでくれる秋の闇夜。季節によって呼び名が変わる満月。まぁるい肩。コートのように着られるジャケット。今年最も地球に近づく10月の月。ふかふかに軽い縮絨のウール/ナイロン生地。一枚袖。ラグランスリーブ。着る人が動くたびに違う光を捉えては反射するゴールド。ジャケットのように着られるコート。ハンターズムーン。
これがコートであろうとも、ジャケットであろうとも、ふんわりと丸くて黒いスペースに浮かぶ、光。
脈絡のない言葉の羅列。こぼれ落ちるイメージ。様々な引力に引き寄せられて、この上着は「コート」でも「ジャケット」でもない場所にぽつりと着地した。そこはいつもの部屋だった。翌朝、僕は部屋のそのあたりにほったらかしてあった上着をポイっと拾って、お出かけの準備をした。
いつも静かに僕らを包み込んでくれる秋の闇夜にぴったりの上着。そして僕らは再び月の光に射抜かれる。まるで初めからハンターに狙われていたかのようだ。
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鶴田 啓
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