言葉いらずチェック布
昨日のゆうとは、パワフルチェックマン。
どれくらいパワフルなのかと言うと、ご覧のとおり(以下写真)。
どこからどう見ても、パワフルチェックマン。そして、このパワフル要素の一角を担っているのは昨日ゆうとが紹介していた「CHECK BOMBER JACKET」と、もうひとつ。
その名も「WRAP KILT」、いわゆる「ラップスカート」です。
あ、というか、スミマセン。鶴田です。
フロントの2連レザーベルトはいかにも(スコットランドの)キルト然としているけれど…。
広げてみると、ただの布!
広げてみると、ただの布!
下半身に巻き付けると、ラップスカート。当たり前、ですかね。
ひょろひょろと垂れ下がるフリンジは、まるでマフラーのよう。
フロントの2連レザーベルトはいかにも(スコットランドの)キルト然としているけれど…。
広げてみると、ただの布!
広げてみると、ただの布!
下半身に巻き付けると、ラップスカート。当たり前、ですかね。
右腰に取り付けられた大き目のカーゴポケットは収納力も抜群で、「ミリタリーっぽい」とか、そんな小賢しい分析を赤いレザーグローブごとすっぽりとしまい込んでくれる優れもの。
総丈は70㎝以上もあるのに、柄のリピートが約1.3回しか収まらないほど大きな大きなチェック柄。これをパワーと呼ばずして何と呼ぶ。
それにしても、ホント、マフラーみたい。というか、実際にマフラーを腰に巻き付けているだけなんじゃない?というほどに、マフラーみたい。でも、これはスカートなんです。ラップスカートなんです。でも…これは…
布なんです!
ただの布なんです!
言葉いらずのパワフルチェック布なんです!
もちろんマフラーもキルトもスカートも、元を辿れば「ただの布」なんですけど、そういった理屈っぽい意味を超えて、この「WRAP KILT」はやっぱり布なんです。本当にただ布を腰に巻いただけの状態よりも、衣服(スカート)という形状を意識して作られている分だけ「布」としての純度・強度が高い。
「トマトをそのまま食べるよりも、塩をひとつまみ振りかけたトマトの方がよりトマトを感じる」的な?
つまり、腰に巻き付けるラップスカート状の衣服に作り上げる上で、如何にして「パワフルチェック布」の純度を落とさないでいられるか?という命題。このスカートからはそれを強く感じる。一般的には「山折りと谷折りを細かく繰り返したプリーツ入り」とイメージされる「スコットランドキルト」も、本来はタータン柄の大きな一枚の紡毛生地を腰に巻きつけ、ベルトで締めて着用したことが起源だという。ベルトで締め上げる際に生まれた「ひだ」がその後「プリーツ」に変化していったのだろうか?
ともかく、このラップスカートは「一枚の生地を腰に巻き付けただけの最も原始的な衣服」という形を取ることで、圧倒的に「布、してる」と思う。
ローデンクロスにも、パテントレザーにも、ブルーデニムにも負けない、パワフルチェック布。明らかに、そこには力がある。
ということで、昨日のゆうとに引き続き、今日は鶴田がパワー・オブ・チェックについて書きました。ゆうとと僕は生まれも育ちも性格も世代もブログの書き方も全然違うけれど、その二人が同時に感じたパワー・オブ・チェック。明らかに、そこには力がある。
布本来の力を殺すことなく(むしろ増幅させる形で)ファッションアイテムを作り上げるNICHOLASは、やっぱりチェックの魅力をよく分かっている。キルト/ラップスカートの形で出力するところも実に自然なんだよなぁ。
言葉いらずチェック話はまだまだ続きそうな予感を孕ませつつ…今日のところはこんな感じで。
(とはいえ)やっぱり、喋りすぎるんだよな…このチェックを前にすると。
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鶴田 啓
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