冬が見えてくる色合いですね
派手というわけじゃないのに、目を引く色って、ありますよね。
今日のニット : Tacuinum Pullover は、そういう色。
新鮮と言っては嘘になるような色合いですが、「う〜ん、いいなぁ」と安らかに再認識できるような。あ、色の前に、名前が目を引きますか、気になりますか。そうですよね、うんうん。Tacuinum。
タキュイヌム?
TENDERです。from イギリス。
謎のモデル名、Tacuinumは、どうやらアラビア語にちなんでいるらしい。‥‥以上です。
そして気になる色名。
赤は、LEVANT RED。緑は、CONNEMARA GREEN。無知のぼくには聞き馴染みのない単語。
LEVANTは地中海沿岸地方、CONNEMARAはアイルランド西部の採掘場を指すらしい‥
はい。そうです。前者はトルコで採れた赤白の大理石、後者はアイリッシュ緑白大理石をイメージしているらしいんです。よく分かりましたね。すごいです。
100% SHETLAND WOOL
シェットランドウールというのは、スコットランド北部のシェットランド諸島の羊の毛。
さぞかし寒くて厳しい冬なんでしょう
染色された毛と、天然色の毛で編まれています。
とってもほっこりしそうな色合いですが、ほっこりし過ぎない。
バランスが保たれている。
これはつまり、このニットは色だけじゃねえぞ、ってことでしょうか?
CONNEMARA GREEN
あら裾、くり〜ん
今日の降水確率は‥‥
これぞ、ガゼット。
脇下のマチ。団子屋の看板娘。
このニットのシルエット、よく見ると細長い。
お気づきでしたか?ぼくは途中まで気づきませんでした。バカすぎるのかなと頭を抱える寸前でしたが、このガゼットだったんですね。
腕も細身で、身幅も広くないのに、局所的にゆったり。
ガゼットがゲームチェンジャーでしたね。
ガゼットに引き続き。
ここにも、このニットの魅力がぎゅっと詰まっています。
リブ、クリンとなった袖口。リブ、クリンとなった裾。牧歌的かわいさ。
裾と裾が、パックリ。つまり、スリットが入っています。スリットの長さも、ちょうどいい。クリン。
子耳情報。
どうやら、さっきの深いガゼットとサイドスリットという要素が合わさると、
英国セーラーのガンジーセーターを彷彿とさせるらしい。
ぼくはまだ英国セーラーのガンジーに明るくないので、残念ながら彷彿とさせず。くやしい。
河上さんに「彷彿とさせますか?」と聞いたら「まあ、わからなくもないけどガンジーニットの重さが全くなくていいよな。わざわざ彷彿としなくてもいいと感じられる」と言っていました。
あのー、そこ‥
ガタっ
クリンクリンクリンクリンスパッ
座っちゃおうか‥な
やっぱりいい編み
首も、かわいい。
ふぅ〜
今日はたくさんTacuinumと向き合ったな。かーえろっ
” TENDER ” – TACUINUM PULLOVER –
Color : LEVANT RED / CONNEMARA GREEN
Size : 3 / 5
¥77,000- (tax included)
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吉田 悠人
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
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T : 03 4283 8892
10代の頃から適当な趣味として適当にやっていた海釣りをもうちょっと楽しんでみようかな、と思い立ち、最近定期的に夜釣りに出掛けています。(今のところ)アジとかメバルとかカサゴに遊んでもらう程度のライトで地味な感じですが、普段明るい場所でお客さんがいてもいなくても売り場に張り付いている僕からすると、真っ暗で静かな場所をワクワクしながら過ごすっていうのは当たり前のように違う時間が過ごせます。
この写真は先週、僕の釣りの師匠である20歳のトーヨー君が撮っていた星空。
今見るとディスプレイの埃にしか見えないけど、綺麗でした。
派手な光に塗りつぶされて見えない星も、場所を変えればちゃんと光っている。
というのは、今日のブログに繋げるためのこじつけですが、別に派手でパワフルなものを着こなすだけが楽しさではない、というのは常に思っています。今、自分がどこにいるか。
CLASSの中綿入り三つボタンジャケット:CCEA04UNI A。
形としては以前発売したこれの形に近いんですかね。
今回は綿100%の遠州木綿、の黒。
マットな黒に散りばめられる色とりどりのネップ糸。
で、ポリエステルの中綿入り。ライニングもコットン。
全体的に乾いたタッチのパフィージャケット、という地味に見かけないバランス。
腰のパッチポケットはやや後身ごろ寄りについています。
ので、腕を下げるとポケットがついていないように見えますね、地味に。
さて、地味地味繰り返している通り展示会で見たときは「地味だな」と思いました。
が、なんか気になるのでお店に並べることにしました。展示会とお店は違う場所。
で、半年後売り場に届いた時に改めて見たら、このジャケットは半年前ほど地味に見えなくなりました。やっぱり時間と場所が大事ですね。
そもそも黒の木綿のジャケットというだけで不思議な質感だし、ポケットの位置が変わるだけでジャケットという物自体の印象は変わりますね。
同じくマットでジャケットの中で沈んでいるカラーネップはウールの黒、スエードの黒など、違う黒を合わせると光って見える。し、自分が好きだったら別にみんなに光って見える必要なんてありません。
洋服の形の違いなんてほとんどない今、繊細な違いを繊細な違いとして、どう楽しめるか。
と、そんな小難しいことを考える必要がないくらい、形はばさっと羽織りやすい。
中綿入りのパフィージャケット。テーラードジャケットらしいコーディネートは潔く他の物に任せて、テーラードらしいテーラードでは出来ないかる〜いノリの着こなしも楽しんでみて下さい。
よく考えても楽しい、よく考えなくても楽しい。見方を変えれば派手で大胆、見方を変えれば地味で繊細。僕が思う、実にCLASSらしい洋服。
“CLASS” -CCEA04UNI A-
Size:2 Color:BLACK
¥140,800-(tax included)
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河上 尚哉
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ガチャピン meets ムック。
こんにちは、鶴田です。
これは何でしょうか?
洋服です。
ひらいています。
ひらいています。
ひらいていますが、留めてあります。
ポケット口もひらいています。
サン・ラ「スペース・イズ・ザ・プレイス」
ダーレン・アロノフスキー「π(パイ)」
J.D.サリンジャー「ライ麦畑で捕まえて」
田名網恵一「Gold Fish」
さくらももこ「コジコジ銀座」
ゆらゆら帝国「空洞です」
全部、ひらいています。
“ RANDY ”
– Spotted Garden Eel –
¥110,000- (tax included)
「ひらけ!ポンキッキ」はフジテレビ制作で(途中『ポンキッキーズ』などと名前を変えながらも)1973年から2018年まで続いた子供向け名物番組です。「ひらけ!ポンキッキ」のメインキャラクターであるガチャピン(緑ヌル)とムック(赤もじゃ)は現在もテレビで見かけるので、若い方でも彼らのことはなんとなく知っているはず。その「ひらけ!ポンキッキ」、肝心の番組内容はというと…
「自然・社会・言葉・数・しつけ・リズム・感覚の7つのカリキュラムで構成。『セサミストリート』と同様に物語性を重視せず、テンポの速いアニメーションや歌、踊り、人形や出演者の一人語り、対話、絵などを組み合わせながら、知らず知らずの内に教育効果を上げる目的で製作しており、カリキュラム作りには、大学教授を含む児童心理学や保育学などの専門家11人がブレーンとして参加。他にも、幼稚園の教師や学生、医者など50人が随時意見を述べながら、番組作りに参加していた」(Wikipediaより)
ってことらしいです。完全に幼児たちの何かを「ひらく」ために構成された「教育番組」だということが分かります。
ゆうと、街へ。
ひらかれています。
ひらかれています。
ひらかれています。
うう~ん、と背伸び。ひらかれている、証。
ひらかれている状態とは、つまり無敵状態のこと。
ちなみに、このアイテムの英語名「Spotted Garden Eel」とは「チンアナゴ」のこと。このアイテムのどこが「チンアナゴ」なのか、それについて意味を考え、読み取り、想像することに何の意義も感じない。あいかわくんにメッセージしてわざわざ訊いてみる気にもならない。でも、この上着の「ひらかれた存在感」と「Spotted Garden Eel」という名前は、これ以上ないくらいマッチしていると思う。
「ひらけ!ポンキッキ」という番組を「より、ひらかれた状態」にしているのは、間違いなく「ポンキッキ」という名前そのものだ。そして「ポンキッキ」という名前の由来は「当時のフジテレビ社長の浅野賢澄氏(元・郵政省事務次官)は小説を書くのが趣味で、自作の小説内に登場させた『ポンキッキ博士』の語呂が良かったので、そのまま番組名に採用した」ということらしい。
元・郵政事務次官が?ポンキッキ博士?
絶対に、確実に、ひらかれています。
ブログで洋服を紹介するとき、たまに「言語の限界」を感じることがあります。MANHOLEで取り扱う洋服は(実用性とか機能性というよりは)「毎日を楽しく過ごすための道具」としてあるので、機械の説明書のように意地でも言語化する必要なんてはなっからナイのですが、とはいえブログは、テキストを使ったフォーマットなので(書き手のサービス精神を含めて)あれやこれやと言葉を尽くすわけです。
で、「洋服という物質」に「言葉という抽象的なもの」を乗せてうまく紹介できることもあれば、「やっぱりこれは『カッコいい』の一言で終わりだよな、それ以上に言うことがない」ってときもある。逆に言えば「そもそもカッコよくない洋服」が「言葉の力でカッコよくなる」なんてこと、ほとんどありえないのです。ファッションの前で、言葉は無力である。
身も蓋もないことを言ってしまえば、究極的にそうなるわけです。
だからこそ、洋服屋は「言葉で語らずとも、そもそもカッコいい洋服」を頑張って探し、作り、仕入れるわけです。つまり、ブログで紡がれる言葉はオマケみたいなもんです。
しかし、稀にある。
さくらももこの漫画に「コジコジ銀座」というタイトルが添えられたとき、サリンジャーの小説が「ライ麦畑で捕まえて」と題されたとき。
絵画が音像に変わり、映像が植物に変わり、文脈がスピードに変わり、2Dが宇宙に変わる。
「ひらかれている」という状態を、「イカレてる」とか「ぶっ飛んでる」とかチープな言葉に置き換える必要はないけれど。この上着を見て「あ、ポンキッキだな」と思った僕が、タグをめくって「Spotted Garden Eel(チンアナゴ)」という品名を読んだとき。衣類と言葉が反応を起こして、ファッションに変わった。
あぁ、この上着はひらかれている。
ゆうと、ひらかれた状態で再び街へ消えていく。
いらっしゃいませ、こんにちは。むしろ、ようこそ、と言った方がいいのか。ガチャピンとムックは一体どこからやってきたんだろう?
RANDYの「Spotted Garden Eel」を、是非どうぞ。
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鶴田 啓
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デオキシリボブルゾン
今日は、3Dメガネが必要?
店内を見渡すと、何やら不思議な服が現れていました。
「現れた」感、分かりますよね?
得体の知れない生地 / 色。未知感。
RANDYから、ジップアップブルゾン : Heaven and Earthです。
名前に引っ張られているのかも知れませんが、
なんか、どっか違うところへ行っちゃうような感じがします。しますよね?
連れ去られる、というよりも、着たら、いつの間にか行っちゃう感じ。しますよね?
ヘヴン
アンド
ぼんやり掴めない生地かと思えば、近付いたらこう。
水色、オレンジ、紫‥‥なんかウネってるような気もするし。
図鑑で見る恐竜みたいな気もするし。
生地はPOLYPROPYLENE 100%
ポリプロピレン。
アース。
背中に飛び込んだら、別次元にニョーン
首、袖、裾のリブ。
ポリエステル&ポリウレタン。触ってみると、スポーティ。泳ぎたくなるような‥
でも、こう見るとなんかフューチャーですよね。
組み合わせのミョー
ダブルジップ。
尖った金ピカを上げたり下げたりして上げて下さい。
ボリューミーな腕
生地に気を取られて、今やっと気づけました。
ポチポチ未来と交信中
裏地もグー!
たぶん、信号を待っていて、青になったから歩き出しただけ。なんですが、
どっか行っちゃうような感じ、します。
みなさんにも、これ着てどっか行っちゃって欲しいです。
また、どっかでお会いしましょう
ランディ!
” RANDY “ – Heaven and Earth –
Size : 2/3
¥85,800- (tax included)
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吉田 悠人
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東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
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“TENDER Co.” – TACUINUM CARDIGAN –
Size:3,5 Color:LEVANT RED,CONNEMARA GREEN
¥85,800-(tax included)
去年と違ってちょうどいい〜タイミングで先日お店に届いたTENDER Co.のカーディガン。
カリカリでドライなタッチのシェットランドウール。で、かる〜いです。
軽くて嫌な暖かさを想像させない割に、何かの下に重ねれば暖かいし、何かの上から無造作にも羽織りやすい。し、TENDERのニットは相変わらずユニークな形をしています。脇下ガゼット、大きな身幅に細い腕。ユニークな形をしているのに、嫌な感じがしない。遊び方が上手い。
で、ここから怒涛のTENDERトークが繰り広げられる予定だったんですが、今日はなんだかあっという間の一日でした。TENDERトークは店頭で繰り広げることにして、、、まあ、着たら特に話すこともなさそうですが、それはそれでいい。色もいい。サイズ感もいい。TENDERは今年もちょうどいい。
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